海外

メーガン夫人、3年ぶり独占インタビューに登場も……大炎上中の発言とは?

2024/08/07 11:50
堀川樹里(ライター)
2021年、オプラのインタビューに出演時

 ヘンリー王子とメーガン夫人が、2021年の『オプラ・ウィンフリー』以来初となる夫婦そろっての独占インタビューに応じ、新プロジェクト「ペアレンツ・ネットワーク」にかける意気込みを語った。しかし、ネット上では批判が噴出して、お祭り騒ぎとなっている。

目次

メーガン夫人の誕生日に独占インタビュー放送
メーガン夫人の発言が大炎上
ヘンリー王子夫妻の「ペアレンツ・ネットワーク」、懸念の声

メーガン夫人の誕生日に独占インタビュー放送

 メーガン夫人の43歳の誕生日である8月4日に米CBS局の『CBSニュース サンデーモーニング』で放送されたサセックス公爵夫妻の独占インタビュー。ヘンリー王子とメーガン夫人が立ち上げた新プロジェクト「ペアレンツ・ネットワーク」に関する内容だった。

 同プロジェクトは、オンライン上のいじめやSNSの有害なコンテンツに影響されて突発的に自殺してしまった子どもたちを持つ親をサポートし、子どもたちに危険を及ぼすコンテンツについて啓発する活動を展開している。

 今年3月、「妊娠中に憎悪に満ちた残酷なネットいじめを受けた」と告白した夫人は、今回のインタビューでも「子どもたちをただただ守りたい思っている親として、オンライン上にはやらなければならないことが山盛りだとわかる」と悲しげな表情を見せ、「変化を起こすために関わっていきたい」と語った。

 3年前のオプラの独占インタビューで、「王室時代に抱いた自殺願望をシニアスタッフに相談したけど、相手にされなかった」と王室を非難していたメーガン夫人は、今回のインタビューでも「(自殺したいという思いを)信じてもらえないなんてことはあってはならない」とチクリと述べた上で、「私が(自殺願望を)克服したことを伝えることにより、誰かの救いになり、励みになったらと思う」「問題なさそうに見えるから大丈夫だと決めつけることなく、気遣えるきっかけとなれるのなら、私は喜んで矢面に立ちます」と気丈に発言していた。

 インタビューの聞き手を務めたベテランジャーナリスト、ジェーン・ポーリーが「そうですね。子どもたちが助けを求めてきたら、手を差し伸べる人がいてほしいですもの」と相づちを打つと、王子は「助け方を知っていたら、の話ですよ」と間髪入れずに主張。

 親は子どもたちにとって”救急隊員的存在”だと比喩し、「世界一有能な救急隊員であっても自殺の兆候を見抜くのは難しい。これはそれほど恐ろしく深刻な問題なのです」「今は同じ屋根の下にいたら安心という時代ではない。同じ家の中にいても隣の部屋でタブレットやスマホを見て底なし沼にハマり、24時間以内に自ら命を断つということが起きているのです」と固い表情で語っていた。

メーガン夫人の発言が大炎上

 この王子夫妻の発言は、ネット上は大炎上。

 特に「オンライン上にはやらなければならないことが山盛りだとわかる」という夫人の発言に対しては、「そんなのとっくの昔から問題になっており、たくさんのNGO団体が取り組んでいる。彼らが役に立たないから私がやってあげましょう、とでも言いたいのか」「なんでもかんでも“パイオニア”になりたいんでしょ」といった批判が続出。

 「ネットいじめを受けた」という言葉には、「自分はバッキンガム宮殿のスタッフをいじめてきたくせに?」「妊娠中のキャサリン妃のことを『ホルモンのせいで赤ちゃん脳になってる』といじめたくせに。いじめっ子が『いじめはいけない』と説教するのか!」などと批判が上がった。

 王子の「世界一有能な救急隊員であっても自殺の兆候を見抜くのは難しい」という発言も、救急ヘリ操縦士であるウィリアム皇太子を意識したものだと勘繰る声が多く、「兄は大したことないってディスってるんだろうね」という批判のほか、「救急隊員らはリスクを負いながら他人の命を救うために日々頑張っているのに、何様?」「救急隊員のイメージが悪くなるようなことを平気で言う神経を疑う」と反感を買っている。

 また、マスコミからも批判的な指摘が出ている。英『GBニュース』は、「オンラインいじめをどうにかしたいのなら、闘病中のキャサリン妃に対するすさまじいオンラインいじめを展開している自分のファン層に対してなんとかすべきではないか」という王室専門家の意見を紹介し、たくさんの賛同を得ている。

ヘンリー王子夫妻の「ペアレンツ・ネットワーク」、懸念の声

 新ポッドキャスト、Netflix新シリーズは来年まで延期、新ブランドも動きはなく「何がしたいのかよくわからない」「何をやっても中途半端」だと失笑されているメーガン夫人。

 ヘンリー王子は、夫人と手がけるNetflixのドキュメンタリー『ハート・オブ・インビクタス -負傷戦士と不屈の魂-』がエミー賞にノミネートされず、ESPY「パット・ティルマン功労賞」も非難されながら受賞。ナイジェリアでの外遊はいわくつきとなった。

 「ペアレンツ・ネットワーク」もコンセプトがいまいち微妙という声も上がっており、途中でフェードアウトするのではないかと懸念する声が上がっている。

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2024/08/07 11:50
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