［編集部コラム］

JO1・金城碧海の“クセ強”ナルシストキャラの虜に！　高橋文哉主演ドラマ『伝説の頭翔』で引き込まれた！

2024/08/01 21:00

サイゾーウーマン編集部

　毎週金曜午後11時15分からテレビ朝日系で放送中の高橋文哉主演ドラマ『伝説の頭翔』。『クロサギ』シリーズ（TBS系）や『正直不動産』シリーズ（NHK）など、人気ドラマの原案で知られる夏原武氏の同名漫画を元にした作品ですが、みなさんチェック済みでしょうか？　この記事では、アイドルオタクの編集部Mが、ドラマの注目ポイントを紹介していきます。

高橋文哉主演ドラマ『伝説の頭翔』、つんく♂プロデュース曲にハロオタ感激

　『伝説の頭翔』は、「週刊少年マガジン」（講談社）で連載された、原作・夏原武氏、漫画・刃森尊氏によるヤンキー漫画をもとにした青春コメディドラマ。いじめにより不登校になった高校2年生の山田達人と、道路に飛び出した彼を避けてバイクで転倒し、大けがを負ったヤンキーチームの頭・伊集院翔が主人公となっています。

　病院に入院することとなった翔は、容姿が瓜二つな達人に、ヤンキーが異常発生する「危多漢闘」の均衡を保つためにも、ヤンキーチーム「グランドクロス」のトップである自分のフリをして過ごすよう命令。達人は「バレたら一巻の終わり」という危機感を抱きながら、ケンカ三昧のヤンキーの世界に身を投じていく――という物語です。

　今注目の若手俳優・高橋文哉が達人と翔を一人二役で演じると知り、もともと放送前から気になっていたんですが、達人が推しているアイドルグループとして登場する「古くさい街角のスケ番ズ」（以下、街スケ）の楽曲「バッキャロー！LOVE」をつんく♂がプロデュースするとの発表もあり、俄然興味をそそられ視聴することに決定。

　7月19日放送の1話を見た感想としては、高橋文哉はなんといっても顔がきれいですし、細身なのでケンカが圧倒的に強い伝説のヤンキーには見えませんが、陰キャのオタクっぷりはとってもキュート。

　また、「バッキャロー！LOVE」も“古くさい”グループのコンセプトに合った、一昔前のハロー！プロジェクトを思わせるサウンドで、ハロオタならみんな好きであろう良曲。YouTubeで公開されているミュージックビデオを見たところ、街スケメンバーの1人・辻沢京子役で出演している元テレビ東京のフリーアナウンサー・森香澄の歌い方がモロ“ハロプロ歌唱”で感激しましたよ。

JO1・金城碧海演じるライバル・瀬山大護のクセ強キャラの虜に

“総長”の自己肯定感が限界突破すぎ…？！
「俺ってさあ…どっからどう見ても美しいよね…」

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— ABEMA(アベマ) (@ABEMA) July 31, 2024

　7月26日放送の第2話では、翔が率いるグランドクロスと敵対する「北総愚連隊」と「ブラッドマフィア」というライバルチームが登場。北総愚連隊のリーダー・瀬山大護は、11人組グローバルボーイズグループ・JO1の金城碧海さんが演じているんですが、あまりのクセの強さに、登場シーンから一気に引き込まれ、一瞬にして虜になってしまいました。

　瀬山は美しいものが大好きな、ナルシストなキャラ。北総愚連隊のアジトにある瀬山の席の前には大きな鏡が置かれ、「俺ってさあ、美しいよねぇ？」「どっからどう見ても美しいよねぇ？」と自画自賛し、手下が真顔で「はい」と答えれば、「ウフッ（ハート）ウフフフッ（ハート）」と笑みをこぼして満足げ。鏡を見ることを邪魔されると冷静ではいられなくなり、たとえ実弟・新二でも「ぶち殺すぞコラァ」とブチギレして拳を一発食らわせます。

　そして、「かわいい弟が～」と媚びる新二を殴り飛ばし、「テメエは俺と違ってかわいくもねぇし、美しくもねえだろうがよ」「たとえ俺の弟でもテメエは美しくねぇから」と突き放すなど容赦なし。

　美の定義はあくまで自分で、この世で一番美しいのも自分。次に美しいのは「俺がボコボコにして血だるまになった人間」だそう。

　美しいものが好きなら、ケガや流血はつきものなケンカなんて嫌いそうなもんですが……どうやら彼なりの美学があるようです。

JO1・金城碧海扮する瀬山大護、原作とは正反対でも……キャラの “改変”は正解!?

　金城さんは、そんな情緒不安定な強烈なキャラ・瀬山をとっても自然に演じきっているんですよ。クセが強い役を振り切って演じることって一番やりやすいと思うんですが、彼の場合、仰々しさをそこまで感じないのでくどく感じないというか……。

　ねっとりしたしゃべり方でナルシストモードからブチ切れモードへのスイッチの切り替え方とか、目の奥が笑ってない感じとか、妖艶さと狂気を感じさせる演技が刺さりまくりました。

　ちなみに、原作の瀬山はドレッドヘアにコワモテな大男。美へのこだわりはなく、ドラマとは正反対なキャラのようです。瀬山以外にも、今回のドラマは設定やストーリー展開が原作と違う部分が多いようで、原作ファンからすると文句を言いたいところでしょうが、私のようにドラマを楽しんでいる人は少なからずいるはず。個人的に、瀬山の “改変”は正解だったのではと思います。

　そして、このドラマがきっかけで金城さんが気になり始めた私。ドラマ公式TikTokでは、達人／翔役の文哉くんが「バッキャロー！LOVE」を踊っているのですが、瀬山ver.も見たい！　きっとキレッキレのダンスを見せてくれるに違いありませんから、早いとこ公開してくれないかなと心待ちにしているところです。

　また、金城さんは昨年6～8月にWOWWOWで放送されたドラマ『ドロップ』や、11月公開の映画『OUT』、今年7月に公開された『逃走中 THE MOVIE:TOKYO MISSION』などにも出演されているようなので、これから順番にチェックしていきたいところ。今後、このコラムでJO1を取り上げる機会が増えたら、JAM（JO1ファンの総称）になったとお察しください（笑）。