【メイソンジャー】万能容器はこう使って! プロも驚いた収納&活用アイデア6
整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが、片付けに悩む読者の自宅を使いやすく生まれ変わらせる連載シリーズ【「煩悩部屋」ビフォーアフター】。
連載企画『ビフォーアフター』新シーズンです。第9回目の片付けモニターは、港区・3LDKのマンションで暮らす4人家族のGさん(40歳)。今回は、汚部屋の片付けではなく、収納グッズを買わないで「賃貸暮らし」のキッチンを使いやすく手直しする特別編です。
目次
・メイソンジャーの魅力
・メイソンジャーの使い方1 食品の保存容器
・メイソンジャーの使い方2 オイルポットなどの「道具」
・メイソンジャーの使い方3 多目的スタンド
・メイソンジャーの使い方4 見える小物入れ
・メイソンジャーの使い方5 ゴミ箱や「見せる収納」
・メイソンジャーの使い方6 横置き&スタッキング
・メイソンジャーの選び方 本家「Ball社」を選んで!
・メイソンジャーの特徴1&2
・【まとめ】「エコ収納」を楽しもう!
アメリカ製の万能保存容器「メイソンジャー」の魅力
クライアントプロフィール
・Gさん(40歳)
・4人家族
・3LDK
・賃貸マンション
・東京都港区在住
前回、前々回とGさん宅のキッチン収納を手直ししてきました。最終回である今回は「脱プラスチック」が叶う、アメリカ製の万能保存容器「メイソンジャー」の魅力をGさんにヒアリング! キッチンからインテリアまで、さまざまな場面での使い方をご紹介していきます。
【メイソンジャーとは?】繰り返し使える「環境に優しい」保存容器
アメリカ生まれのガラス製保存容器「メイソンジャー」。頑丈で密閉性が高いため、食材を入れたままでもパッキングOK! 海外赴任による引越しが多いGさん宅で重宝しているアイテムだそうです。
メイソンジャーのスペック
(素材)ガラス製
(耐熱)食洗機/煮沸消毒(100℃)対応
(形状)円筒形で、口が広いので洗いやすい
(サイズ)小さいものから大きいものまで、さまざまなサイズがある
(エコ)繰り返し使えて環境に優しい(ふただけ交換可能)
【メイソンジャーの使い方1】食品の「保存容器」に最適!
密閉性が高いので「食品の保存容器」にぴったり! お酢などを使ったアルカリ性食品を入れる場合はふたにサビがつきやすいので、オプションで購入できるプラスチック製のふたに交換すると良いそう。
世界中の保存容器を試したGさんですが、メイソンジャーがいちばん使いやすく、食材の日持ちも良かったそうです。
食品保存容器としての使い方
(冷蔵食品)ジャム、ピクルス、果物など、さまざまな食品の保存に
(乾燥食品)パスタ、海苔、調味料などの保存に
(ドリンク)ジュース、スムージーやカクテルなどシェイクドリンク作りに
(テイクアウト)ジャーサラダやスープ、ケーキなどの持ち運びに
【メイソンジャーの使い方2】オイルポットなどの「道具」に変身!
「保存」だけではなく、「道具」として便利に使える点も魅力。写真はGさんが「オイルポット」として使っている遮光タイプのメイソンジャーです。ほかにも「シェーカー」や「粉ふるい」としても活躍! ヨーグルトメーカーやブレンダーといった家電に対応しているサイズもあります。
【メイソンジャーの使い方3】「多目的スタンド」としても便利!
頑丈でずっしりしているので、文房具、キッチンツール、カトラリー、ヘアブラシ、花瓶などの「スタンド」として活用しても便利です。
ほかには、水を入れて「しゃもじ立て」、「筆洗い」にするなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができるのが魅力です。
【メイソンジャーの使い方4】透明だから「見える小物入れ」に◎
中身が見える透明の瓶なので「小物ケース」としても優秀! アクセサリー、雑貨、裁縫道具、化粧品などの収納にも向いています。
写真のように「逆さま」にすることで、引き出しの中でも取り出しやすく、スタッキングもOK! スペースも無駄にしません。
【メイソンジャーの使い方5】ゴミ箱や「見せる収納」にも使える
「見せる収納」として、おしゃれに使える点も◎。Gさん宅では、食卓テーブルと洗面台で「ゴミ箱」として活用しているそう。
ほかにも、テイッシュケース、オイルランプ、熱帯魚(ベタ)の飼育など、機能性とインテリア性を両立させた使い方ができます
【メイソンジャーの使い方6】横置き&スタッキングもOK!
横置きしても水漏れしない、スタッキングしても割れにくいという特徴があるので「横置き」「積み重ね」にも対応できます。
収納グッズは「同じサイズを揃える」ほど使い勝手が良くなりますが、「筒状のケース」を使うなら、メイソンジャーが圧倒的におすすめ!
次からは、Gさんにうかがった「選び方のポイントと特徴」をご紹介します。
【メイソンジャーの選び方】本家の「Ball社」ブランドを選んで!
メイソンジャーは、アメリカの「Ball社」が開発したガラス瓶が起源。同社の模倣品が多く出回っていますが、ふたの閉まりが弱く、錆びやすいので注意するようにしましょう。本家の「Ball社」の商品を選ぶと安心です。
【メイソンジャーの特徴1】口径サイズは「ワイドとレギュラー」の2種類
Ball社ブランドの基本的な口径サイズは、ワイドマウス(約75mm)とレギュラーマウス(約60mm)の2種類。ふたはステンレス以外にも、プラスチックや木製に変えて使うこともできます。
また、ふたには以下のようなバリエーションも!
メイソンジャーのふたの種類
(ストロー)水筒に
(ピッチャー)麦茶入れなどに
(ポンプ)ディスペンサーに
(メッシュ)水耕栽培に
用途やシーンに合わせて選ぶと良いですね。
【メイソンジャーの特徴2】寸胴型なので「洗いやすい」!
ワイドマウス(約75mm)とレギュラーマウス(約60mm)いずれも洗いやすいので、「ボトル用ブラシ」を持つ必要もありません。
水筒のように細かいパーツを分解して洗浄する必要もナシ! 寸胴なデザインを選ぶほどお手入れが簡単です。
【まとめ】少しづつ「エコ収納」へシフトして楽しもう!
とにかく「万能」な使い道と「頑丈」な造り、インテリアとして飾ることもできる「メイソンジャー」。アメリカでは2ドル程度ですが、日本で購入すると若干高額となります。
代替品を選ぶなら、食品保存用なら100均より「ホームセンター」がおすすめ! インテリア用ならプラスチック製にはなりますが、「セリア」にデザインがそっくりの商品があります。