【夏ドラマ視聴率】小池栄子『新宿野戦病院』7.1%にダウンも「名ゼリフ」賛辞相次ぐ
小池栄子と仲野太賀がダブル主演を務める『新宿野戦病院』(フジテレビ系/FOD)の第2話が7月10日に放送され、平均世帯視聴率7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人3.8%を記録。初回の世帯7.9%、個人4.5%からダウンした。
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『新宿野戦病院』第2話は飯テロ回?
同ドラマは、宮藤官九郎による完全オリジナル脚本。新宿・歌舞伎町の路地にひっそりと建つ「聖まごころ病院」を舞台に、小池演じるアメリカ国籍で元軍医のヨウコ・ニシ・フリーマンと、仲野演じる美容皮膚科医・高峰享が、“ワケあり”な登場人物たちに“命”の尊さを投げかける救急医療エンターテインメントとなっている。
※以下、『新宿野戦病院』第2話のネタバレを含みます。
第2話では、「聖まごころ病院」に鎮痛剤を過剰摂取した“トー横キッズ”の少女・マユ(伊東蒼)たちが搬送される中、ヨウコはスマホを充電するためにホストクラブへ入店。ホストのダイスケ・ダルメシアン三世(細貝圭)にシャンパンタワーを入れるが、その光景を見たダイスケの客・リリカ(寺本莉緒)が激昂し、ビルから飛び降りようとする。
ヨウコはリリカを思いとどませるため、ビルから飛び降りても簡単には死ねないことを説明。「死なん。なぜなら、ここにわしがおるからじゃ」と、どうしたって死ねないと説得し、リリカは落ち着いたものの、その場にいたダイスケが足を滑らせビルから落下してしまう。
ヨウコらの適切な処置により、足を切断する事態を免れたダイスケだが、ダイスケの事故を把握していたマユが彼の安否を確認すると、ヨウコは「あれぐらいじゃ死にはせん」「心が弱くても体は強い」「人間の生きようとする力、なめんな」と発言。
さらに、鎮痛剤を過剰摂取したことを謝罪するマユに、ヨウコは「おめえの勝手じゃ、好きにしたらええ。じゃがわしがおる限り、命は助ける。なんべん死のうとしてもぜってえ助ける。わしの勝手じゃ」と伝えるのだった――。
TVerでは『海のはじまり』『ブラックペアン』に次いで健闘
この放送後、SNS上では「ヨウコの言葉が刺さる」「名ぜりふが多かった」と賛辞が相次ぐ一方で、「ペヤング食べたくなった」と訴えるユーザーが続出。劇中でヨウコがおいしそうにペヤングを食べるシーンがあったことから、“飯テロ”だと感じた視聴者も少なくなかったようだ。
「カップ焼きそばは、クドカン作品との関連が深い商品で、2006年放送の『吾輩は主婦である』では、登場する主婦たちが『ペ・ヤングン』という韓流スターのファンという設定。00年放送の『池袋ウエストゲートパーク』(ともにTBS系)でも、長瀬智也演じる主人公の好物として焼きそばが何度も登場しました。そのため、今回の登場でクドカンファンを喜ばせたようです」(テレビ誌記者)
また、第1話放送後には、ヨウコが話すクセの強い英語が「面白い」「へた過ぎて不快」と賛否が分かれていたが、今回は「聞き慣れたら、かえってハマってきた」といった反応も目立った。
「民放公式動画配信サービス『TVer』では、お気に入り数が74.8万(今月12日現在、以下同)まで増加。これは、『海のはじまり』(フジテレビ系)、『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)に次いで多い数字です。コアなクドカンファンの間でも1月期の『不適切にもほどがある!』以上に『クドカンらしい』と評判ですし、今期の注目作といえます」(同)
テンポの良いストーリー展開が好評な『新宿野戦病院』。今後の視聴率にも注目したい。