Snow Man「6P+5P」流出資料も話題に……『それスノ』増員話にファンは複雑なワケ
7月5日午後6時30分から放送される『「二宮孝太郎」×「それSnow Manにやらせて下さい」合体SP』(TBS系、以下『それスノ』)内で、嵐・二宮和也とSnow Manメンバーが“本音トーク”を展開。Snow Manのメンバー増員や、名づけ親である滝沢秀明氏の事務所退社に触れる場面もあり、6月28日の放送で予告が流れた時点で、SNS上のファンの間では大きな話題に。
この記事では、メンバー増員をめぐる当時の出来事を振り返りっていきます。
目次
・Snow Man、メンバー5人増員説浮上の過去
・メンバー候補とされたジュニア5人とは?
・正門良規、「加入の話を断った」説浮上
・『それスノ』メンバー加入話にファンは複雑なワケ
Snow Man、“内部資料”流出でメンバー5人増員説浮上の過去
5日放送の『それスノ』では、ドラマ『ブラックペアン シーズン2』(同)で共演する二宮と小泉孝太郎によるロケバラエティ番組『二宮孝太郎』とコラボ。午後8時半からの『それスノSP』に二宮がゲスト出演し、かつて放送されていた『ひみつの嵐ちゃん!』の人気コーナー「ランキングダービー」が復活するほか、「二宮和也×Snow Man『今だから話したい事』」として、スタッフ抜きの空間で本音トークを繰り広げるそう。
予告映像では、渡辺翔太が「初めてなんですけど、この話」として、「3人だけじゃなかったんですよ。最終的に、10何人とかになる予定だったんですよ」とメンバー増員の裏側について言及。また、「滝沢くんが行くんだったら、俺たちも行くのかな」と、22年10月末に旧ジャニーズ事務所を退所した滝沢氏の名前を出すシーンが。これを受け、SNS上では、かつて流出した増員に関する“内部資料”の画像が再度注目を集めることに。
それは、2018年12月6日の夜頃にネット上で出回った、ジュニアの育成・プロデュースを行うジャニーズアイランド(現Annex)社の「2018/9/5」付の資料。ジュニア(当時はジャニーズJr.)全体や各グループ別に18年10月~19年12月までの年間スケジュールが書かれており、ところどころ黒塗りで内容が隠されていました。
Snow Manファンの間では、グループ名の下に記載された「6P+5P」という表記に注目が集まり、ほかのグループの欄から、数字はメンバーの人数、「P」は“Person”の頭文字であると考えられ、「+5P」はメンバー5人の増員を差しているのではないかと臆測を呼んだんです。
Snow Manのメンバー候補とされた5名のジュニアとは?
当時、Snow Manをめぐっては同年11月、翌年19年2月に京都・南座、4月から5月にかけて東京・新橋演舞場で舞台『滝沢歌舞伎ZERO』を上演するとの発表があったばかり。
出演者には岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介のオリジナルメンバー6人に加え、当時、関西ジャニーズJr.として活動していた向井康二と正門良規、Jr.内ユニット・宇宙Sixのメンバーだった目黒蓮、ジャニーズJr.の影山拓也、田中誠治がメインキャストとして名を連ねていました。
そのため、流出資料にあった「+5P」は、この5人のことで間違いないと見られていたワケです。彼らは年明け1月8日に行われた『滝沢歌舞伎ZERO』の制作発表会見&囲み取材にも、Snow Manと共に登壇しています。
しかし、約1週間後の17日、増員が正式に発表された際、メンバーとしてお披露目されたのは向井、目黒、そして少年忍者として活動していたラウールの3人でした。
特に、ラウールは当時15歳と一際若く、経験も浅かったことから、先輩たちから“職人集団”と称されていたSnow Man加入は、まさに寝耳に水。あのときの大きな衝撃はいまだによく覚えています。
正門良規「Snow Manへの加入の話を断った」説も浮上しファン混乱
なお、Snow Man増員発表の翌日、4~5月の『滝沢歌舞伎ZERO』東京公演にラウールと林翔太が出演すると発表され、同時に正門と田中は京都公演のみの出演となることが明らかに。
正門は同年2月に結成された「Aぇ! group」のメンバーに選ばれ、4月に東京・グローブ座にて舞台『僕らAぇ! groupって言いますねん』の上演も決まったことから、タッキー、そして横山裕、大倉忠義と話し合いのもと、グループ活動を優先するために、『滝沢歌舞伎ZERO』東京公演には出演しなかったと、のちに雑誌のインタビューで明かされました。
しかし、発表当時は、「Snow Manへの加入の話を断ったから舞台から下ろされた」という説も浮上するなど、ファンは混乱。
また、加入組へのバッシングも日々加熱し、アンチによって舞台ポスターの向井と目黒の顔に×印がつけられるという事件も発生。目黒がJohnny’s web(現・FAMILY CLUB web)内のブログで「駄々こねてる子猫ちゃんたち」「爪そこで研ぐな!!笑」と冗談めかしつつ苦言を呈したことも。この、「子猫ちゃんブログ」は「ファンをバカにしている」と批判を呼び、後日、深澤がブログでフォローするという出来事もありました。
それでも3人に対する心無い声はやまず、グループのセンターに抜てきされたラウールも、今では考えられないほど理不尽な叩かれ方をして、SNSは罵詈雑言であふれていたのを覚えています。
『それスノ』SPでのメンバー加入話にファンが複雑な想いを抱えるワケ
このように、Snow Manのメンバー増員をめぐっては、ファンにとっても苦い思い出が残っているだけに、今回、『それスノ』で当時のことが本人たちの口から語られるのは正直怖いところもあります。
新メンバー候補とされていた田中は、23年3月に導入されたジャニーズJr.を対象とする「22歳定年制度」始動前の同年1月に事務所を退所したものの、正門は今年5月15日にめでたくCDデビューを果たしました。
影山も、20年10月に結成された「IMPACTors」の一員として活動後、昨年7月にタッキーの新会社・TOBEへと移籍し、「IMP.」としてかつてのメンバーと再始動。7~8月には初主演舞台『星列車で行こう』が京都・南座、愛知・御園座にて上演されるなど、順調に活動を展開中です。
Snow Manの躍進ぶりはご存じの通りですから、それぞれが活躍している今、わざわざ振り返らなくても……とも思うんですよ。5人増員説は前述の通り、当時大きな話題になりましたし、SNS上のファンも今回番組で語られることをあまり喜んでいない印象です。
もともと台本が用意されていたのか、スタッフもいないクローズドな空間で、大先輩のニノと貴重な時間を過ごせるという“特別感”からポロっと話してしまったのか、放送を見ないとなんとも言えないところではありますが、今この話をしておいしいのって、視聴率が期待できそうなTBSぐらいでは……?
当時、猛烈な批判を受けてつらい思いをしたのは本人たちでしょうから、彼らが進んで話せるくらいに傷が癒えたということであれば、オタクが心配することでもないのでしょうが、正直、美談として語られることには複雑な気持ちもあります。一方、放送でどこまで明らかにされるのか、怖いもの見たさな自分もいます(笑)。
なお、7月22日発売のアイドル誌「Myojo」(集英社)では、デビュー組恒例企画「10000字ロングインタビュー」のAぇ! group編として、正門のインタビューが掲載されるようですから、『滝沢歌舞伎ZERO』出演に関する裏話も飛び出すのか、こちらにも注目したいところです。