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東宝、『名探偵コナン』歴代1位更新も……興収は昨年比「大幅ダウン」! 映画興行成績ランキング【2024年6月14~16日】

2024/06/19 15:30
サイゾーウーマン編集部
写真AC

 最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、14~16日)で、6月14日に公開された大泉洋主演の実写映画『ディア・ファミリー』が初登場1位を獲得した。

目次

大泉洋『ディア・ファミリー』1位、ミセス主題歌も称賛集まる
絶好調『名探偵コナン』の東宝、興収は昨年比「大幅減」!
10位にキスマイ・宮田が声優『ブルー きみは大丈夫』
全国映画動員ランキングトップ10(2024年6月14~16日、興行通信社調べ)

大泉洋『ディア・ファミリー』、ミセス主題歌も称賛集まる

 6月17日発表の全国週末興行成績ランキングで首位に立った『ディア・ファミリー』。ノンフィクション作家・清武英利氏の『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』(文春文庫)が原作となっている。

 日本初のIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを開発した東海メディカルプロダクツ会長・筒井宣政氏とその家族がモデルとなっている物語で、主人公・坪井宣政(大泉)が心臓病を患って余命10年の宣告を受けた次女・佳美(福本莉子)を救うために自ら人工心臓を作ることを決意し、奔走するというストーリー。

 宣政の妻・陽子役で菅野美穂、長女・奈美役で川栄李奈、三女・寿美役で新井美羽が出演するほか、上杉柊平、徳永えり、満島真之介、戸田菜穂、有村架純、SixTONES・松村北斗、光石研など豪華キャストが勢ぞろい。主題歌にはMrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)の「Dear」(5月20日リリース)が起用されている。

 全国354スクリーンで公開され、初日から3日間で興行収入2億5600万円を上げて1位発進。鑑賞済みのネットユーザーからも「よくある“泣ける映画”と思いきや、丁寧に作られた映画で本当に素晴らしい」「大泉さんのエネルギーがすごい」「出演している役者陣がそれぞれ良い演技をしてる」などと好評だ。

 また、「ミセスの曲にも泣かされた」「ずっと泣いてたけど『Dear』が流れてきてさらに号泣」「映画観た後に歌詞を読むとまた感動する」というように、主題歌を称賛する声も。

 ミセスといえば、今月12日に配信リリースした新曲「コロンブス」のミュージックビデオをめぐって「差別的な表現ではないか」などと物議を醸していたが、「Dear」は映画とともに評価されているようだ。

絶好調『名探偵コナン』の東宝、興収は昨年比「大幅減」!

 一方、前回のランキングと同様に今回も2位はアニメーション映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(4月12日公開)、3位は舘ひろしと柴田恭兵のダブル主演映画『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開)となっている。

 上映開始から10週目を迎えた『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、累計成績148億8000万円を記録。漫画家・青山剛昌氏が「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中の『名探偵コナン』の劇場版シリーズの興収ではすでに歴代1位となっており、まだまだ記録を伸ばして絶好調だが、配給元の東宝は、意外にも苦境に立たされている。

 東宝の映画興行部門の5月の興収は前年5月比40.2%減の48億6000万円。4月も前年4月比13.5%減と、2カ月連続で大幅ダウン。さらに、1~5月の累計でも前年同期比6.7%減と伝えられている。

 今回のランキングで、東宝作品は『ディア・ファミリー』と『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』のほか、5位のアニメ映画『劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」』(5月24日公開)、7位の永野芽郁主演『映画 からかい上手の高木さん』(5月31日公開)、9位のアニメ映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2月16日公開)と、計5作品がトップ10入り。

 公開18週目を迎えた『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は累計成績110億円を突破したことも伝えられているが、東宝の6月前年比はいかに。

10位にキスマイ・宮田が声優『ブルー きみは大丈夫』

 そのほか、いずれも6月14日に公開されたファンタジー映画『ブルー きみは大丈夫』とアニメ映画『「ツキウタ。」劇場版 RABBITS KINGDOM THE MOVIE』が、それぞれ初登場8位と10位にランクイン。

 実写とアニメーションが混在する『ブルー きみは大丈夫』はジョン・クラシンスキー監督・脚本のアメリカ映画で、主人公のビー(ケイリー・フレミング)の吹き替えを子役の稲垣来泉、もふもふとした紫色の生き物(IF)・ブルー(声の出演:スティーヴ・カレル)の吹き替えをKis-My-Ft2・宮田俊哉が担当。

 母親を亡くした少女・ビーがもうすぐ消えてしまうというブルーと出会い、冒険に出るといったストーリーの同作は、ネットユーザーの間で「かわいくて癒やされる映画」「家族で楽しめる」などと評価されているが、「思ったより良い作品なのに客席ガラガラだった」「プロモーションがイマイチだったのかも」との指摘も寄せられている。

全国映画動員ランキングトップ10(2024年6月14~16日、興行通信社調べ)

1位:『ディア・ファミリー』
2位:『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
3位:『帰ってきた あぶない刑事』
4位:『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』
5位:『劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」』
6位:『マッドマックス:フュリオサ』
7位:『映画 からかい上手の高木さん』
8位:『ブルー きみは大丈夫』
9位:『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
10位:『「ツキウタ。」劇場版 RABBITS KINGDOM THE MOVIE』

サイゾーウーマン編集部

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最終更新:2024/06/19 15:30
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