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業績好調【ベルク】レジ袋なぜ無料? 社長に直撃「袋が5円もするわけないですから」

2024/06/11 17:01
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 

ベルク店舗の外観(写真:サイゾーウーマン)

 関東地方を中心に140店舗以上(2024年6月現在・クルベ含む)を展開するスーパーマーケットチェーン「ベルク」。イオングループでありながら店内は“ベルクらしさ”を全面に押し出しており、業績は“33期連続増収”という抜群の安定感を誇っています。

 競合ひしめくスーパー業界において、ベルクが人気な理由を探るべく、今回は埼玉県鶴ヶ島市にある本社におじゃまし、原島一誠(はらしま・いっせい)社長を直撃!

 前編ではプライベートブランド「くらしにベルク」についてお話いただきましたが、後編ではサービスやユニークな販促、新業態の「クルベ」についてうかがいました!

▼インタビュー前編はこちら▼

目次

・ベルクのレジ袋、なぜ無料?
・レジに椅子を設置したワケ
・アニメやアイドルとコラボ
・新業態「クルベ」とは?

※2024年5月時点の情報です。

【ベルク】はレジ袋が無料……意外な理由!

2020年に4代目の社長に就任した原島社長(写真提供:ベルク)

――ベルクはレジ袋がいまだに無料。しかも「袋不要」のカードをレジで渡すと、会計から2円引いてくれるサービスを行っていますね。

原島一誠社長(以下、原島社長) だってレジ袋分もらったら、儲かっちゃいますから(笑)。1枚5円とかに設定しているスーパーマーケットもありますけど、袋が5円もするわけないですから。あれは儲かっちゃいますよ。

――今、レジ袋が無料のスーパーって貴重ですよね。

原島社長 絶滅危惧種ですよね(笑)。やっぱり自分がお客さまだったら、買い物してレジ袋が付いてないのは嫌だなって思うので、突っぱねてます。

――ベルクのサービスでいえば、レジで主要な決済がほぼ全部使えるのはうれしいです。

原島社長 お客さまを待たせないように、どれだけレジ作業を早く流せるかっていうところに命をかけてるので。従業員の確保も今大きな問題になっていますし。

レジカウンター内に椅子を設置

――ベルクは昨年9月、従業員の「髪色・髪型自由」「ピアス・ネイルの制限緩和」との方針を発表。時代に合った対応と話題になりました。

原島社長 従業員の働きやすさは考えないといけないので、採用に関しては身だしなみを自由にして、金髪もOKにしました。

本社の一角。従業員の多様性を尊重している(写真:サイゾーウーマン)

――従業員が座ったままレジ打ち作業ができるように、23年12月より一部店舗のレジカウンター内に椅子を設置したそうですね。

原島社長 ベルクで何十年も働いているスタッフもいるんですが、やっぱり立ちっぱなしは非常につらそうで……。海外のスーパーマーケットでは座っている光景が当たり前ですし。これからピッチを上げて導入店舗を増やしていこうと思っています。

「ほかがやっていない販促」をやるワケ

――前編で「ほかのスーパーマーケットがやっていない販促」に取り組んでいるとおっしゃっていたとおり、「新日本プロレス」や「東京スポーツ」、映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』とコラボしたユニークなキャンペーンや広告を打ち出したり、アイドルのラジオ番組のスポンサーになったりと、あらゆる層へ向けてアプローチしていますね。

『翔んで埼玉』とのコラボ広告。地域別に7種類制作し、ほかに栃木版もある(画像提供:ベルク)

原島社長 最近では、埼玉を拠点に活動しているプロゲーミングチーム「FAV gaming」の冠スポンサーになりました。「主婦に響かないマーケティングはやるな」みたいなのがスーパーマーケットの伝統だったんですが、それだけじゃ面白くないので、あえてタブーにも切り込んでいます。

 また、昨年には宝塚歌劇の公演を貸し切って1,000組にペアチケットが当たるキャンペーンを行ったり、人気占い師のシークエンスはやともさんに来てもらってお客さまを占ってもらったり……そういう体験型のイベントでも、あらゆるファンを巻き込もうと考えています。

本社の一角。乃木坂46、日向坂46のラジオ番組のスポンサーとなっている(写真:サイゾーウーマン)

――現在、人気アニメ『ゆるキャン△』とコラボしたキャンペーンも行っていますね。

原島社長 自分が推してるものがベルクとコラボしていれば、それがきっかけで1回店舗に行ってみて、「意外といいじゃないか」とリピーターになってくれるんじゃないかと。どうしてもスーパーマーケットって女性のお客さまのイメージがあるのですが、若い方や男性にも来ていただきたい。もっと言えば、“コンビニのお客さん”を奪っていきたいですね。

【ベルク】の新業態【クルベ】とは?

――23年7月にディスカウント業態の「クルベ」1号店を群馬県で開業。24年2月には2号店もオープンしました。ネット上でも「安い」と評判ですが、なぜ新業態に挑戦しようと思ったんですか?

原島社長 型が決まっていると、お店は次々と出しやすいんです。ただ従業員の成長のためには、やっぱりゼロから作って刺激を入れたほうがいいなと。そこで「うちが嫌がる店」を作ってみようというのをコンセプトにして、ネーミングも「反対から読んじゃえ」みたいな(笑)。ベルク潰しというわけではないんですけど、まったく違うものを作ってみようと思いました。

――“公式ライバル”みたいな存在ですね!

原島社長 クルベの価格は「これ以上安くしたらまずい」というギリギリのところを狙ってます。「サービスを排除してでも、値段に添加してほしい」というお客さまは一定数いらっしゃるので、クルベではベルクでやってるサービスを全部やめちゃったんです。決算は現金払いにして、ポイントカードをやめて、レジ袋も有料にして……。若い社員が力を発揮できる場でもあるので、今後増やしていく予定です。

最終更新:2024/06/11 17:01
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