チャールズ国王、弟のアンドリュー王子に「援助打ち切る」警告! 強硬姿勢のワケ
チャールズ国王がアンドリュー王子に、ロイヤルロッジから退去しなければ「援助を打ち切ることも辞さない」とキツく警告していると英大手メディアが報道。ネット上には賛同のコメントが上がっている。
目次
・アンドリュー王子が住むロイヤルロッジとは?
・チャールズ国王が「今後の援助を打ち切る」可能性も
・引っ越し先はヘンリー王子夫妻が使っていた物件?
アンドリュー王子が住むロイヤルロッジとは?
エリザベス女王の両親、ジョージ6世とエリザベス王太后の長年の住まいだったロイヤルロッジ。広々とした応接間に東京ドーム8個分に相当する98エーカーの庭園を誇る大豪邸で、推定価格は4,000万ドル(約62億円)ともいわれている。
2002年に王太后が死去した後に大規模改修工事が行われ、アンドリュー王子は工事完了後の04年にユージェニー王女とベアトリス王女、1992年に別居し96年に正式に離婚した セーラ・ファーガソンと入居。2人の娘は結婚し独立したため、現在、王子はセーラ元妃と2人で大豪邸に住んでいる。
入居当時はエリザベス女王のお気に入りの息子であり、また将来、国王になるチャールズのスペアである立場にふさわしい物件だと世間は納得。しかし2010年、性的人身売買で有罪判決を受けたジェフリー・エプスタインと親しくしている姿が報じられてから、世間の風当たりが一気に強くなった。
チャールズ国王が「今後の援助を打ち切る」可能性も
そのジェフリーがニューヨークの拘置所で謎の死を遂げたことについて、王子は2019年11月に英BBCの単独インタビューを受けたが、性交渉を行ったとされる未成年女性への謝罪は一切なし。
世間から厳しい批判を浴びた王子は同月末「今後しばらく公務から退くことにした」と声明を発表、表舞台から姿を消した。
そんなアンドリュー王子だが、王室のスリム化を目指すチャールズ国王によって、ロイヤルロッジから退去するよう求められたと報道された。しかし、04年に入居してから賃貸料を払い続け、必要があれば修繕工事費用も出するなど大金をかけてきたアンドリュー王子は抵抗。
弟に甘い国王は強く言えず、昨年10月には「アンドリュー王子の粘り勝ち」で退去を免れたと報じられた。だが、ここにきて国王が「ロイヤルロッジから出ていかなければ、今後の援助を打ち切りも辞さない」とキツく告げたという。
引っ越し先はヘンリー王子夫妻が使っていた物件?
英紙「ザ・サン」によると、王子は03年に75年間の賃貸契約を締結したこと、これまでに750万ポンドの修繕費用を出してきたことなどを盾に退去を拒否しており、屋根の修繕費用は自分で払うと約束したという。
英『GBNews』は、「法的には、王子はロイヤルロッジに住み続ける権利がある」としながらも、「軍人年金しか収入のない王子が年間40万ポンドの維持費を支払うことは無理。国王の援助なしには生活ができないから、最終的には国王の命じる通りにしなければならなくなる」「そうでなければ、王子自身がつらい思いをすることになる」という見解を示した。
なお、王子の引っ越し先として命じられたフロッグモアは、ヘンリー王子とメーガン夫人が240万ポンド(約5億円)かけて改修した物件。ウィンザー城の領地内にあるため、余計なセキュリティ費用や維持費もかからず、国王にとってかなりのコストダウンになる。
次の君主となるウィリアム皇太子は、キャサリン妃と3人の子どもたちと、4部屋しかないアデレードコテージに住んでおり手狭なため、ロイヤルロッジに移ったほうがよいと世間からも同意を得ている。妃がゆっくりと療養するためにも、年内に移るべきだという声も多い。
ネット上では「犯罪者なんだから、王室から追放すべき」「早くウィリアム皇太子夫妻一家に住まわせろ」という声が高まっている。
今後、Amazonでもアンドリュー王子のロイヤルスキャンダルを題材にしたドラマが配信される予定であり、風当たりはますます強まることだろう。
「アンドリュー王子とセーラ 元妃を見ていると、ヘンリー王子夫妻のほうがまだマシなんじゃないかと思えてくる」とまで言われているアンドリュー王子だが、今後どう動くのか? 見守っていきたい