【春ドラマ視聴率】『アクマゲーム』、日テレ「日曜ドラマ」枠で歴代最低へ――原作者が“ダメ出し連発”
6月9日放送の第10話で最終回を迎える間宮祥太朗主演ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系、日曜午後10時30分~、以下『アクマゲーム』)。2日には第9話が放送され、平均世帯視聴率3.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人1.7%を記録した。
目次
・『アクマゲーム』第9話あらすじ
・『アクマゲーム』視聴率推移は?
・原作者・メーブ氏がダメ出し連発
『ACMA:GAME アクマゲーム』第9話のあらすじ
同ドラマは、原作・原案などをメーブ氏、作画を恵広史氏が手掛ける人気コミック『ACMA:GAME』(講談社)が原作。主人公・織田照朝(間宮)が「悪魔の鍵」に翻弄された人間たちと命懸けの「アクマゲーム」に挑むサバイバル・エンターテインメントだ。
前回、謎の組織「グングニル」のトップ・ガイドの正体が、照朝の死んだはずの父・織田清司(吉川晃司)であることが発覚。第9話では、ガイドが13年前、欲望が渦巻く世界に終止符を打つため、冷酷無情な計画を遂行したことを照朝に語る。
その後、照朝はガイドの前に立ち塞がり、悪魔・ガド(cv・諏訪部順一)を召喚。相手が任意に選んだ3つの単語を当てる究極の心理戦『三単究明~Word Investigation~』で戦うが、完全無欠なガイドを前に、照朝は手も足も出ないのだった――。
『ACMA:GAME アクマゲーム』視聴率推移は?
同ドラマの平均世帯視聴率は、初回から5.7%と不調だったが、第2話で3%台までダウン。第7話では2.9%まで落ち込み、第8話以降は3%台が続いている。
「同作が放送されている『日曜ドラマ』枠は、午後10時30分~11時30分という深めの放送枠でありながら、高視聴率が狙える枠。過去には、原田知世と田中圭がダブル主演を務めた『あなたの番です』(2019年4~9月放送)の最終回が19.4%をマークしたり、菅田将暉主演『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(同1月期)の最終回が15.4%を記録しています。今期も日テレは『アクマゲーム』のヒットを期待していたようですが、数字は爆死状態。最終回で多少上昇したとしても、全話平均視聴率において同枠の歴代最低視聴率となりそうです」(テレビ誌記者)
『ACMA:GAME アクマゲーム』原作者がダメ出し連発
また、原作者のメーブ氏は各話放送後にXでドラマ版の感想を投稿しているが、回によってダメ出しや辛らつな言葉が並んでいると話題に。
特に第7話放送後には、「ううーん…ちょっと流石に不明なこと、はっきりしないことが増えすぎて、7話は楽しめなかった…」「結局このトーナメントは何のためにやっているの? 優勝したらどうなるの? 逆に優勝できなかった人はどうなるの? そのあたりがはっきりしないから、どんな気持ちで勝負を見守ったらいいのかわからない。命懸けなのに、1回戦で負けた人もみんな平気な顔してるし、みんな何考えてるの?」「今回のゲーム…とうとう何を賭けるのかも言わなくなっちゃったね…勝っても負けてもどうなるかわかんなくて、『?』状態で見ることに…」などとダメ出しを連発。
そして、「漫画と設定を変えてもいいんだけど、それで矛盾が発生して、その矛盾がキャラの心情すらもわからなくさせてしまっている気がします」などと、ドラマ版の問題点を指摘していた。
「メーブ氏はXで『誰だって自由にドラマの感想を話していい。これは僕の漫画についても同じ』とのスタンスを明確にしており、それはクリエイターとして正論といえるでしょう。しかし、原作者が公の場でドラマ版にダメ出しをすることで、それを見た人が安易に『ドラマは駄作』と決めつけかねないのも事実。こうした評判が視聴率を左右する可能性も否めないため、日テレだけでなく同ドラマのスポンサーも『原作者にお墨付きを頂きたい』というのが本音では?」(同)
子ども向けにも思える内容のせいか、苦戦が続いている『アクマゲーム』。原作者のツッコミに、間宮らキャストの心境も気になるところだ。