黒字回復した【牛角】ランチ「2,178円食べ放題」は【焼肉きんぐ】より断然、「上」と言えるワケ
今日は昼からガツンといきたい気分……そんなときに食べたくなるのが“焼肉ランチ”ですよね。焼肉チェーン「牛角」が全国展開する「牛角食べ放題専門店」では平日ランチタイム限定のお得な食べ放題があると耳にしたので、早速足を運んでみました!
※2024年5月14日公開の記事を再編集しています。
※価格はすべて税込。
※価格やメニューは2024年5月10日時点の情報です。
※店舗によって価格やメニューおよびシステムが異なることがあります。
※最新の情報は公式サイトや公式SNSをご確認ください。
目次
・牛角、売上高で焼肉きんぐに惨敗
・2,178円「ランチ50品コース」を注文
・牛カルビなど肉を次々と注文!
・ドライフルーツかけ放題に感動
・ランチタイムなのに客1人
・焼肉きんぐより味は上か
【牛角】店舗数1位も……売上高シェアで2位に転落
店舗数日本一を誇る牛角が展開する牛角食べ放題専門店は、平日ランチタイム限定(今回訪れた店舗は午前11時~午後3時)の食べ放題コースを提供しています。
平日ランチ限定の食べ放題コースは、以下の2種類。
・「ランチ50品コース」2,178円
※小学生未満は無料、小学生と60歳以上は550円引き
・「ランチお気軽コース」2,728円
※小学生未満は無料、小学生は半額、60歳以上は550円引き
どちらも牛・豚・鳥の焼肉やサイドメニューが食べ放題なだけでなく、「ドリンク&パフェバー」(一部店舗ではドリンク&ソフトクリームバー)も付いています。
なお、2023年版「焼肉チェーンの店舗数ランキング」(22年7月~23年7月、日本ソフト調べ)によれば、店舗数1位は571店舗の牛角で、2位が焼肉きんぐの306店舗。
以前は売上高シェアで業界トップをひた走っていた牛角ですが、「焼肉チェーン店売上高シェアランキング」(富士経済「外食産業マーケティング便覧2023」より)では2位に転落。昨年は焼肉チェーン業界において焼肉きんぐの独り勝ち状態が目立ち、牛角は一時600店舗以上あった店舗数も近年、減少傾向にあるようです。
しかし、牛角や大戸屋などを運営する株式会社コロワイドの2024年3月期連結決算(国際会計基準)は、最終損益が29億円の黒字(前の期は68億円の赤字)に。赤字から黒字に回復しました。
熾烈な競争が繰り広げられている同業界ですが、牛角の今を調査するため、早速店舗へ向かいます。
【牛角食べ放題専門店】2,178円「ランチ50品コース」を注文
開店直後の午前11時頃にお店に着くと、まだお客さんはいない様子。すぐにほかのお客さんが来ると思いますが、こういう状況って、1人でお店を独占するようで少しワクワクしません?
今回は、卓上のタブレットから2,178円の「ランチ50品コース」を注文。この店舗はスープバーも付いているため、早速スープとドリンクを取りに行きます。
お肉を頼む前に、「焼肉屋さんのキャベツサラダ」と「パリシャキ梅しそじゃこサラダ」を注文。今回は肉をたくさん食べて元を取りたいので、あえてごはんは頼まず、肉と野菜で攻める作戦をとります。
ちなみに、「パリシャキ梅しそじゃこサラダ」は牛角公式サイトに掲載されている「ランチ50品コース」の一覧に見当たらないので、ほかの店舗でも頼めるかどうかは不明。
キムチも頼みましたが、量が多くてびっくり!
これを見てフラッシュバックしたのが、先日筆者が訪れた「牛角焼肉食堂」のキムチです。
「牛角焼肉食堂」は牛角がプロデュースしているフードコート専門店なのですが、ここで「牛カルビ焼き定食」(1,012円)を頼んだところキムチが一切れしかついておらず、「メニュー写真と違う」と涙を飲んだばかり。
同じ牛角系でも、お店によってここまで“キムチの盛り”が違うとは……。
【牛角食べ放題専門店】いよいよ肉を注文!
いよいよ本日のメインであるお肉を頼んでいきます。
「ランチ50品コース」で頼める牛カルビは主に「厚切りとろカルビ」など3種類。このほかに、さまざまな味付けの豚肉や鶏肉、牛ホルモンや牛レバーがあります。
ここからは、バシバシ頼んで、一心不乱に焼いていきます!
まず、「厚切りとろカルビ」「チキンバジル」「はちみつ黒胡椒焼き」を注文。
「厚切りとろカルビ」は焼いたらハサミでカットし、「焼肉屋さんのキャベツサラダ」を巻いていただきました。
ごはんもいいですが、瑞々しいサラダと食べるとお肉の味が引き立っておいしい!
「はちみつ黒胡椒焼き」は、はちみつの味がしっかりと感じられ、黒胡椒の風味が良いアクセントになっていました。
「チキンバジル」はただやわらかいだけでなく、適度な弾力が心地良い! 牛角が新鮮な鶏肉を提供していることがよくわかります。バジルの香りもおしゃれ。
続いて、「マジ辛とろカルビ」「ケイジャンポーク」「ブラックガーリックカルビ【豚】」の豚3種を注文。
しっかりと焼き、「パリシャキ梅しそじゃこサラダ」を巻いていただきます。豚肉と梅が合う!
豚肉は味付けの種類が豊富なので、食べ続けてもまったく飽きません。「ケイジャンポーク」は独特な香りがあり、新鮮な味でした。
次に、牛ホルモンをいただきます。脂たっぷりで、網に乗せるとファイヤー!! カットが大きく、食べ応えがありました。
【牛角食べ放題専門店】パフェバーのドライフルーツかけ放題に感動
パフェバーに行くと、ソフトクリームマシーンの横に、クッキーやチョコソース、カラースプレーなどが置かれたトッピングコーナーが設けられていました。
特に、ドライフルーツがかけ放題である点に感動! ドライフルーツって買うと結構高いイメージがあるので、これが食べ放題なのはうれしいです。
最後にソフトクリームとホットココアをいただきます。
ソフトクリームはジェラートに近いさっぱり系。ドライフルーツと相性抜群でした。
【牛角食べ放題専門店】ランチタイムなのに客1人……
おなかも心も満たされ、正午頃にレジに向かった筆者。ここで「はた」と気づいてしまったんです……この日、開店から1時間にわたって客が自分だけだったことに……。
もちろん筆者が帰った後に大勢の客が押し寄せたかもしれませんし、そもそも平日の午前中なんてこんなもんなのかもしれません。ただ、このガラガラぶりは、さすがに心配になってしまいました。
【牛角食べ放題専門店】“味”は焼肉きんぐより「断然、上」
今回、「ランチ50品コース」を食べて筆者が感じたことは、主に3つです。
(1)とにかく焼肉がちゃんとおいしい!
(2)頼めるメニューが多く、太っ腹!
(3)ランチタイムなのにガラガラ(たまたまかも)
牛角の公式サイトには「ランチ50品コース」で注文できるメニューが掲載されているのですが、実際はこれよりもかなり種類が多かったんです。これには「2,178円でこんなに頼めていいの?」と戸惑ってしまうほどの充実感がありました。
また、先日焼肉きんぐへ行き、今回と同額である「ランチコース(主に週末限定)」を食べてきた筆者。
今回の内容と比較すると、焼肉きんぐの同コースは、「豚タン」が頼めたり、そもそも週末限定だったり、ドリンクを注文すると店員さんが運んできてくれたり……と内容の違いはあれど、個人的には「味では牛角が断然、上」と感じました。
それだけに、今回、店内がガラガラだったのは悔しい気持ちでいっぱい(たまたまかもしれませんが)。
「ランチ50品コース」が控えめに言って最高だっただけに、この地域の人たちにもっと魅力が広まってほしいと説に願うばかりです。
なお、牛角では6月30日まで『鬼滅の刃』とのコラボメニューを頼むと、オリジナルグッズがもらえるキャンペーンを実施中(一部店舗は対象外、牛角食べ放題専門店ではドリンクのみ販売)。気になる人はチェックしてみては?