海外

ナイジェリア、メーガン夫人に「アフリカのプリンセス」の称号贈呈! “王族待遇”した軍に批判も

2024/05/18 12:00
堀川樹里(ライター)
2020年、ロンドンでの夫妻(C)GettyImages

 ヘンリー王子の妻メーガン夫人が、ナイジェリアでプリンセスに値する「アダ・マジ」の栄誉が贈られたと、欧米のメディアが大々的に報道。ネット上は大炎上している。

目次

メーガン夫人に「アフリカのプリンセス」の称号
ネット上は興奮と批判が入り乱れる
ナイジェリア軍を批判する意見も

メーガン夫人に「アフリカのプリンセス」の称号

 今回のナイジェリア訪問中、ナイジェリア軍からロイヤル待遇を受け、行く先々で歓迎され敬われ、たくさんのプレゼントをもらい、終始笑顔だったメーガン夫人。

 中でも一番のイベントは「自分から客人に会いに行くことはない」というナイジェリアの3人の王が、夫人を祝福するために集結し「アフリカのプリンセス」という意味の称号を贈呈したことだろうと、欧米の主要メディアが報じている。

 メーガン夫人は現地時間5月12日、ナイジェリア最大の都市ラゴスで同国の3人の王(伝統的君主)と面会。オニッチャ王、ワニ王、イウォ王が「祖国におかえりなさい、娘よ」「あなたはこの地の王族だ、愛される存在だ」と口々に祝福し、プリンセスに値する「アダ・マジ(イボ族王宮の祖先)」「アデトクボ(海を超えたロイヤリティ)」という名前を贈る、いわゆる称号贈呈セレモニーが行われた。

 アロクチュク古代王国の高級王族、プリンセスだと認める伝統的なショールをプレゼントされたメーガン夫人は、感激のあまり潤んだ目に。この祝福はメーガン夫人だけが受けたもので、ヘンリー王子は完全にかやの外だった。

 多国籍国家のナイジェリアには100を超える伝統的君主がおり、今回夫人を祝福したオニッチャ王やワ二王は最も影響力のある君主トップ10にも選出されている。トップ5に入る王が来なかったとはいえ、「自分から客人に会いに行くことはない」という王が3人も会いに来たということは、それだけに夫人が大切に思われている証拠。ちなみに英王室のプリンセス称号とは違い、アフリカのプリンセスという称号は永遠に夫人のもので、誰も取り上げることはできないとのことだ。

ネット上は興奮と批判が入り乱れる

 欧米のメディアは、メーガン夫人がアフリカのプリンセス認定されたことを大きく取り上げ報道。今回の公式訪問が大成功だったとたたえるメディアも多く、米『CNN』は「公爵夫人として入国し、アフリカのプリンセスとして出国した」という見出しをつけた。

 ネット上でもこの話で持ちきりとなっており、夫人のファンは「尊い!」「英王室にプリンセスの称号を取り上げられたメーガン夫人がアフリカのプリンセスになった!」などと大興奮。

 この時、夫人が着ていたキャロリーナ・ヘレラのイエロードレスはアーチー王子の1歳の誕生日、リリベット王女を妊娠中にも着ていたドレスだったため、「プリンセスの称号を子どもたちも一緒に受け取った気持ちになっていたのだろう」と 、うっとりする夫人の気持ちを代弁するような声も上がっている。

 対するアンチは、「彼女がナイジェリアのために一体何をしたというの?」「ただのアメリカの元三流女優だよ?」「DNA検査でナイジェリア人の血が半分入っていると判明したら誰でももらえるものなの?」「ますますツケ上がるね」と批判。

 「プリンセスという名前以外にもたくさん贈り物を受け取ったようだけど、それはまだ王族のメンバーだからでしょ。アフリカのプリンスセス称号も、英王族でなければもらえなかったもの。勘違いしないでほしい」「嫌いなイギリスのサセックスの称号なんて捨てて、これからはアフリカのプリンセスで売っていけば?」などと辛辣な意見も多く出ている、

ナイジェリア軍を批判する意見も

 サセックス公爵夫妻としての公式訪問だった今回のツアーを「大成功」と喜ぶファンも多く、「これから海外訪問が増えるのでは」「今回のように夫人のファッションが楽しめる機会が増えてほしい」と期待する声も上がっている。

 しかし、プライベート訪問としながらもサセックス公爵夫妻として王族同等の扱いを受ける一方、離脱したからと大量のプレゼントを受け取るなどやりたい放題しているヘンリー王子とメーガン夫人をよく思わない人も多い。

 事前に、ナイジェリアの英高等弁務官(特命全権大使)が「公式のロイヤルツアーではない」と念を押したのに、歓迎式典を開催し英国歌を流すなど“高級王族待遇”で出迎えたナイジェリア軍を批判する意見も少なくない。 

 ネット上では「もう手遅れだけど、王室は今すぐに2人の称号を剥奪すべき」だという声が続出している。

 「アフリカのプリンセス」だけでなく「悪魔のプリンセス」とも囁かれているメーガン夫人。もうすぐドイツで放送される新作ドキュメンタリーで、ヘンリー王子 夫妻の“世間に知られたくない、とんでもない話”が暴露されるといううわさもあり、今後もますます2人から目が離せなくなりそうだ。

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2024/05/18 12:00
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