メーガン夫人、昨年より「好感度」ダウン! 69%獲得の支持率バツグン英王室メンバーは?
チャールズ国王の戴冠式1周年を迎えるにあたり行われた最新の世論調査で、低迷していた英国の君主制への支持が着実に上がっていることが明らかになった。
目次
・チャールズ国王の支持率アップ
・好感度バツグンのメンバーは?
・昨年から唯一下がったのはメーガン夫人
・王室を「信頼できない」との回答も
・「国王らしい」と評価の声
チャールズ国王の支持率アップ
チャールズ国王の戴冠式から5月6日で丸1年。エリザベス女王の死去に伴い2022年9月に即位した当初は、「ダイアナ元妃にひどいことをした2人が国王と王妃になるのは認められない」「エリザベス女王じゃなければ王室は成り立たない」などと叩く声が多かった。
戴冠式前に行われた世論調査でも、新国王の仕事ぶりを「良い」と評価する人は50%を切っており前途多難だといわれていた。
しかし、大手市場調査イプソスが英紙「メール・オン・サンデー」のために行った最新の世論調査によると、59%の人が国王の仕事をぶりを「良い」と評価。60%は君主制を維持すべきだと回答し、共和制にすべきだという28%を大幅に上回った。
国王は、今回の調査に参加した保守党支持者の73%、自由民主党支持者の68%、労働党の49%からの支持を得ており、幅広い思想の人から「国王として良い仕事ぶり」「国王としてふさわしい」と認められた形となった。
1年前には38%だったカミラ王妃の好感度も43%にアップ。病の国王を支え、人一倍全力を尽くしている彼女に対する世間の印象は、この1年で大きく変わったと伝えられた。
ただ彼女の「女王(クイーン)」という称号に違和感を感じる人は多いようで、 『王妃(クイーン・コンソート)』がふさわしいと感じる」という人の割合が10%ほど多かった。
好感度バツグンのメンバーは?
王族の中で最も好感度が高いのはウィリアム皇太子とキャサリン妃で、69%の支持を獲得。1年前、皇太子は59%、妃が61%だったことから、こちらも大幅アップとなった。
王室作家のマーガレット・ホールダーは「キャサリン妃の病気で皇太子夫妻が同情票を集めた可能性は否定できないが、それ以前から2人は常に安定した人気を得ていた」とし、「フォトジェニックなファミリーである皇太子一家」は、これからの王族の将来を担う存在として国民から愛されていくだろうと解説した。
誰よりも 多くの公務をこなしているアン王女も、59%から64%に好感度をアップ。ユージェニー王女とベアトリス王女も40%を少し超える好感度を得ており、マナーも学歴も申し分ない彼女たちに公務を 担わせるべきではないかという意見も少なくないと伝えられている。
昨年から唯一下がったのはメーガン夫人
アンドリュー王子と共に最下位グループ常連となっているメーガン夫人とヘンリー王子を「好き」だと答えた人は、それぞれ25%と31%。夫人は今回、唯一昨年と比べて好感度が下がったメンバーとなった。
世代別に見ると、55~75歳の年齢層のうちヘンリー王子に好意を持つのは、たったの18%。メーガン夫人を好きだと答えたとのは、わずか12%となった。18 ~34歳の若い層からは、王子は49%、夫人は42%と比較的高い支持を得たが、全体的に見ると王子夫妻に悪い印象を持つ人が多い結果となった
王室を「信頼できない」との回答も
今回の世論調査は良い結果ばかりでもなく、王室は国王の健康状態について十分な情報を公開していないと感じる人は70%もいたとのこと。
キャサリン妃の健康状態についても、65%が「公開されている情報が少ない」と感じているという結果となっており、国民はもっときちんと した説明を求めていることが明らかとなった。
また、18 ~34歳の回答者のうち44%が王室の発表する写真を「信頼できない」と回答。55 ~74歳の20%の倍以上となっており、キャサリン妃の画像加工騒動で下がってしまった国民の信頼を今後どう取り戻すのかが課題となりそうだ。
「国王らしい」と評価の声
国王については、前立腺肥大治療、がんを公表したことが評価されており、治療を受けながら公務復帰したことも高評価。王室のスリム化に向け、公務から離れたヘンリー王子やアンドリュー王子にそれなりの対応をしているのも「私情を挟まず国王らしい」と評価されている。
今回の世論調査では、メーガン夫人の不支持率があらわになった。英『GBニュース』は「メーガン夫人は国民の75%から嫌われている」と報道し、「ヘンリー王子と婚約した時、結婚した時、あれだけ国民から祝福され好感度をもたれていたのに」「この結果は彼女が招いたものだ。国民がどれだけ落胆し裏切られたと怒りを感じているかを、彼女は真摯に受け止めるべきだ」と厳しく報じている。