V2『名探偵コナン』“バケモノ級”興収、初登場3位の実写化映画は? 映画興行成績ランキング【2024年4月19~21日】
最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、4月19~21日)が4月22日に発表され、アニメーション映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がV2を獲得した。
目次
・『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』“バケモノ級”のV2
・山崎賢人主演『陰陽師0』は初登場3位
・全国映画動員ランキングトップ10(2024年4月19~21日、興行通信社調べ)
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』“バケモノ級”のV2
4月12日公開のアニメーション映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が、同22日発表の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、4月19~21日)で1位を獲得。初登場から2週連続で首位をマークした。
漫画家・青山剛昌氏が「週刊少年サンデー」(小学館)で連載している人気作『名探偵コナン』のアニメ映画シリーズは、近年、大ヒットを連発。最新作の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は公開から10日間で累計興行収入65億円を突破し、余裕で“V2”を飾った。今後、ゴールデンウィーク中にも数字を伸ばすとみられる。
今回のランキングで2位につけたのは、初登場のアニメ映画『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』(4月19日公開)。こちらは「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の『ブルーロック』(原作・金城宗幸氏、作画・ノ村優介氏)が原作となっている。
原作漫画にも、2022年10月~23年3月までテレビ朝日系で放送されたアニメ版にもファンが多く、『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の“2位発進”も喜ばしい。ただ、上映開始から3日間の興収は4億6300万円という成績で、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の初動33億5200万円が“バケモノ級”であったことが強調されたようにみえる。
山崎賢人主演『陰陽師0』は初登場3位
そんな『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』と同日に封切られた実写映画『陰陽師0』は初登場3位。平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明の伝奇小説『陰陽師』シリーズ(文藝春秋)の原作者・夢枕獏氏が全面協力し、完全オリジナルストーリーで実写化した同映画では、山崎賢人が“若き日の晴明”役で主演。そのほか源博雅役に染谷将太、徽子女王役に奈緒などが起用されている。
呪術の才能を持ちながら陰陽師になる気もなく過ごしていた晴明が、貴族である博雅から怪奇現象の解明を頼まれた後、当時の行政機関でもあった「陰陽寮」の陰謀に巻き込まれていく……というストーリー。
公開初日から3日間の興収は2億5500万円。全国341館で上映スタートした『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』に対し、『陰陽師0』はさらに多い全国362館で上映されたことを踏まえても、物足りない初動となった。
なお、『陰陽師0』の鑑賞を終えたネットユーザーの間では、「思ってたより面白かった!」「晴明と博雅のコンビが良い」「バディもの好きな人にオススメしたい!」などポジティブな声もある一方、かつて野村萬斎が晴明を演じた『陰陽師』(01年10月公開)と『陰陽師II』(03年10月公開)を支持するファンの中には「やっぱり萬斎さんは越えられない」といった意見も。
そのような先入観から「『陰陽師0』見に行くか迷う」「萬斎さんのイメージで固定されてるからな~」などと腰が上がらない層もいるようだ。
全国映画動員ランキングトップ10(2024年4月19~21日、興行通信社調べ)
1位:『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
2位:『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』
3位:『陰陽師0』
4位:『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
5位:『変な家』
6位:『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』
7位:『オッペンハイマー』
8位:『四月になれば彼女は』
9位:『ゴジラ-1.0』
10位:『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』