【春ドラマ視聴率】松本まりか『ミス・ターゲット』、初回3.6%で前クール福士蒼汰下回る! 『やまとなでしこ』ソックリ?
女優・松本まりかが主演を務める連続ドラマ『ミス・ターゲット』(テレビ朝日系、毎週日曜午後10時台)が、4月21日にスタートした。松本にとっては、全国ネットの地上波連ドラ初主演という記念作だが、初回放送を見た視聴者の中には、かつての大ヒットドラマを連想した人も多かったようだ。
目次
・『ミス・ターゲット』松本まりかは「ハマリ役」?
・『やまとなでしこ』と共通点も設定に大きな違い
ドラマ『ミス・ターゲット』、主演・松本まりかが「ハマリ役」と好評
『ミス・ターゲット』は、政池洋佑氏のオリジナル脚本によるドラマ。自らの美貌と巧みなテクニックでさまざまな男を手玉に取ってきた結婚詐欺師・朝倉すみれ(松本)が、本気の“婚活”に乗り出すというエンタメラブストーリーだ。松本、上杉のほかには鈴木愛理、八嶋智人、沢村一樹らがキャストに名を連ねている。
※以下、ネタバレを含みます。
第1話では、すみれがひょんなことから出会った村松宗春(上杉柊平)をお金持ちだと思い込み、結婚相手として狙いを定めるも、後日出かけたデートで宗春はごく普通の和菓子職人だと判明。
『幸せはお金で買える』『お金がない人生は絶対に嫌』と断言するすみれとは対照的に、宗春は『お金がなくたって幸せになれる』という庶民的な感覚の持ち主で、金銭感覚の違いが明白になるも、その後に起きたある出来事をきっかけに、すみれが宗春に興味を抱く……といった展開だった。
「なお、1話の冒頭ではウェディングドレスを着たすみれが手錠をかけられ、パトカーで連行されるという衝撃的なシーンからスタート。どういった経緯があったのか、今後の物語でその過程が描かれていくのでしょう」(芸能ライター)
そんな同作について、ネットユーザーの間では「松本まりか、適役だと思う。たまたま見てたけど、引き込まれて最後まで見た」「松本まりか、ただかわいいだけの役じゃないからハマリ役では?」「面白かったし、ストーリーが気になるから来週も見る」と好意的な感想が上がっている。
ドラマ『ミス・ターゲット』、『やまとなでしこ』と共通点も設定に大きな違い
一方で、女優・松嶋菜々子がフジテレビの「月9」枠で単独初主演を飾った名作『やまとなでしこ』(2000年10月期放送)を思い出したという声も続出。
「同作で松嶋が演じたのは、類いまれなる美貌を持つキャビンアテンダント・神野桜子。一見、非の打ちどころのない女性に見えるも、実は幼い頃に貧乏生活を経験し、『世の中で一番大切なものはお金』というこだわりを持つキャラクターでした。合コンを繰り返し、玉の輿を狙う彼女が出会ったのは、実家の魚屋を切り盛りする中原欧介(堤真一)。彼をお金持ちの馬主と勘違いしてしまったところから物語が始まるロマンチック・ラブコメディーです」(前出・同)
当時の全話平均視聴率は26.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、最終話は自己最高の34.2%をマーク。MISIAが歌う主題歌「Everything」(00年10月)も100万枚以上を売り上げるなど、“伝説のドラマ”と言われるように。
20年7月には連ドラを2時間スペシャルに再編集した『やまとなでしこ 20周年特別編』(超解像リマスター版)が2週連続でオンエアされたほどの人気作だ。
「『ミス・ターゲット』の第1話でも、すみれが幼少期に金銭的余裕のない暮らしをしていた回想シーンがあったため、今作と『やまとなでしこ』は主人公の過去に共通点が。当初、相手役の男性を「お金持ち」と間違えたことも踏まえて、視聴者からは『結局は真実の愛に目覚めて貧乏人と結婚しちゃうって話? 『やまとなでしこ』のような……』『このドラマ、『やまとなでしこ』のパクリ?」「『やまとなでしこ』の二番煎じっぽい」といったコメントが相次いでいます」(同)
とはいえ、「上昇志向の強い桜子とは違って、こっちは結婚詐欺師が主人公」「『やまとなでしこ』と決定的に違うのは、主人公のすみれが結婚詐欺師ということ」との指摘の通り、設定には大きな違いもある。
「この先、物語がどう展開するのか、『やまとなでしこ』のように大団円を迎えるのか見ものですね。なお、同枠の1月期は福士蒼汰が主演を務め、遊川和彦氏が脚本を手がけたラブストーリー『アイのない恋人たち』が放送されていました。初回の世帯平均視聴率は『ミス・ターゲット』のほうが約1%低い3.6%でスタートを切っています」(同)
初回放送の時点で、「『やまとなでしこ』ソックリ」という指摘が相次いだ『ミス・ターゲット』。松本の代表作になるだろうか?