映画『名探偵コナン』山口勝平の子どもが出演! 2世声優にスタッフが「大成しない」と本音
現在大ヒット公開中のアニメ映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』。メインキャスト声優の子どもたちも登場しているといい、アニメファン・声優ファンの間で注目を集めているようだ。
目次
・映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』歴代最高のスタート!
・声優・山口勝平、息子と娘が映画出演
・実力や素質は「妹のほうが数段上」!?
映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』歴代最高のロケットスタート!
劇場版27作目となる今作の舞台は、北海道・函館。斧江財閥の収蔵庫に、“月下の奇術師”の異名を持つ怪盗キッドこと黒羽快斗から、新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うとの予告状が届く。
犯行予告当日、同地で開催される剣道大会のために同地を訪れていた主人公・江戸川コナンと西の名探偵・服部平次は、キッドの変装を見破り追い詰めるも、刀に関係する殺人事件やキッドの命を狙う謎の剣士の影が迫る――という物語だ。
怪盗キッドと服部平次というシリーズ屈指の人気キャラクターが激突するだけに、公開前から大きな注目を集めていた同作は、4月12日に封切られると初日3日間で興行収入33億5200万円を記録。
シリーズ最高興収となる約138億円8,000万円を記録した昨年公開の第26弾『名探偵コナン 黒鉄の魚影』との対比で約106.5%となり、歴代最高のロケットスタートを切った。
工藤新一&怪盗キッド役声優・山口勝平、息子と娘が映画出演で「父親に声が似てる」!
今作の鍵を握る怪盗キッドといえば、体が小さくなる前の工藤新一と瓜二つの容姿を持ち、声優・山口勝平が一人二役で演じていることで知られるが、映画には、山口の実の息子と娘も出演しているそう。13日に都内で行われた舞台あいさつに登壇した山口は、怪盗キッドによる配送員や運転手、警察官役といった変装時の姿は息子・竜之介が声優を担当していると告白。また、娘の茜も受付の役を務めているとのこと。
ネット上では特に竜之介について、「父親に声が似てる」「てっきり勝平さんが声色変えて演技してるのかと思ってた」「まさか息子とは」と驚きの声が上がっている。
山口家のように、親子2代で活動している声優はほかにも多数存在するが、業界内ではどのようにみられているのだろうか。
「親が声優であるという事実は持って生まれたもの。台本や資料VTRが自宅にあり、翌日のアフレコに向けて練習している親の姿を日常的に目にしているわけですし、一番身近に感じる職業でもあるのため、将来を考えたときに声優の道を選ぶのは自然なことでしょう」(制作会社関係者)
また、2世は「一般的に声優を志す人と比較すると、業界内注目度は天と地ほどの差がある」とのこと。実力がある売れっ子声優たちの芝居を間近で見聞きしているスタッフは、「“誰々の息子、娘”というだけで興味を引かれる」(同)のが本音のようだ。
「ですから、彼らはこれから先多くのチャンスを得られると思います。しかし、良くも悪くも2世は目立つ。実力が伴わないのに役に恵まれたり、現場で態度が悪かったりすると『これだから2世は』と貶される場合もあります。芸能界の2世タレントたちと同じですね」(同)
声優・山口勝平の息子と娘、実力や素質は「妹のほうが数段上」!?
活躍している2世の代表例としては、故・大塚周夫さんの息子であるベテラン声優・大塚明夫の名前がまず挙がった。また、“野島兄弟”としておなじみの野島裕史・健児の父親は野島昭生で、「ちなみに健児の息子・透也も声優として活動していますから、野島家は3代にわたる声優一家」(同)とのこと。
なお、今回の映画に出演した山口の2人の子どもたちについては、以下のような厳しい評価が聞かれた。
「兄・竜之介は父の力で『アトミックモンキー』という大手事務所に入り、『コナン』という大作に出演できたものの、これから先は実力次第。2世が多く出てきたことから、起用する側も厳しく力量をチェックするでしょう。ちなみに山口兄妹は、実力、素質共に妹の茜のほうが数段上。売り出し方がうまくいけば、業界で生き残れると思います。竜之介は、勝平の芝居をトレースしているだけなので、父の真似から脱却してオリジナルの芝居を身につけない限り大成しないでしょう」(同)
兄・竜之介は自分らしい演技や、それを生かせる役と出会えるのか――妹・茜の活躍を含め、今後も注目だ。