日曜劇場『アンチヒーロー』初回11.5%、『VIVANT』と同率スタート! 前クール『さよならマエストロ』上回る
長谷川博己が主演を務める日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)が4月14日にスタート。ネット上の視聴者から「面白い!」と賛辞が相次ぐ中、事前情報が少ないためか、一話完結ストーリーではないことに驚いた人も多かったようだ。
目次
・『VIVANT』を彷彿とさせるPR
・『アンチヒーロー』第1話のあらすじ
・初回視聴率は11.5%
『アンチヒーロー』、『VIVANT』を彷彿とさせるプロモーション
同ドラマは、有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判において、被疑者である証拠が完全に揃っていても無罪を獲得する弁護士の姿を描く逆転パラドックスエンターテインメント。
キャストには長谷川、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、野村萬斎らが名を連ね、第1話は“25分拡大”で放送された。
また、放送直前まで登場人物の関係性やあらすじなど、多くの情報が伏せられていたが、現在、公式サイトの相関図ページには役者48人と犬1匹の写真がずらり。一気に情報を解禁して世間の興味を引くやり方は、同枠で大ヒットした堺雅人主演『VIVANT』を彷彿とさせる。
「『アンチヒーロー』の脚本や演出は、同枠で過去に放送された『VIVANT』や『陸王』、『半沢直樹』といった大ヒットドラマを手掛けたスタッフが複数参加しており、業界内でもヒットが期待されています。また、今期のテレ朝の目玉である木村拓哉主演『Believe-君にかける橋』(テレビ朝日系/25日スタート)との視聴率争いも注目されそうですね」(テレビ誌記者)
『アンチヒーロー』第1話のあらすじは? 岩田剛典が被疑者役
※以下、『アンチヒーロー』第1話のネタバレを含みます
第1話では、弁護士・明墨正樹(長谷川)が町工場で起きた社長殺害事件の被疑者・緋山啓太(三代目 J SOUL BROTHERS・岩田剛典)を担当することに。
どんな手を使ってでも勝利を勝ち取りたい明墨は、殺された羽木朝雄(山本浩司)の5歳の息子・羽木湊(北尾いくと)に法廷で証言させる。
さらに、事件現場にいた工場従業員・尾形仁史(一ノ瀬ワタル)に金を渡し、接近。強引なやり方で、職を転々としていた理由を突き止めるのだった――。
第1話では、事件発生当時を再現した音声が法廷で流れるシーンで、声をアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)でゾロ役を演じる中井和哉とサンジ役の平田広明が演じていたことから、SNS上では「ゾロとサンジ」がトレンド入りした。
『アンチヒーロー』初回視聴率は、『VIVANT』と同率!
ネット上では、「長谷川さんがかっこ良い! これまで見たリーガルドラマで一番面白いかも!」「弁護士ドラマって強引な展開に萎えることも多いけど、これは丁寧な脚本」などと賛辞が続出している。
一方、町工場のストーリーが第1話で完結しなかったため、「え、一話完結じゃないの? 岩ちゃんの事件、いつまで続くの!?」「このドラマって前後編パターンなの?」などと戸惑うような声も目立つ。
なお、第1話の世帯平均視聴率は11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人は7.0%。同枠で前クールに放送された『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』の初回11.4%をわずかに上回った。
「『アンチヒーロー』の11.5%は、昨年7月期の『VIVANT』の第1話と同率。『VIVANT』は第2話で11.9%、第3話で13.8%と視聴率がアップし、最終回では自己最高の19.6%まで上昇しましたから、『アンチヒーロー』も同様の推移に期待したいところです」(同)
ひとまず好スタートとなった『アンチヒーロー』。春ドラマの大ヒット作となるだろうか。