メーガン夫人、「アメリカの投票者を守る」キャンペーン参加で失笑買う! 英王族は投票できないが……
メーガン夫人とヘンリー王子のアーチウェル財団が、ハリウッドのパワープレイヤーたちと共に、超党派団体が主催する「生成AIを悪用した有害なディープフェイクや偽情報からアメリカの投票者を守る」キャンペーンに参加。ネット上で失笑されている。
目次
・ヘンリー王子夫妻、ハリウッドでコネ作り?
・ディープフェイクとヘンリー王子夫妻
・英王族は選挙で投票できないが……
・ヘンリー王子は当分イギリスに行かない?
ヘンリー王子夫妻、ハリウッドでコネ作り?
夫人は、前回の大統領選前に超党派団体が主催したオンラインイベントに“サセックス公爵夫人”として登場し、選挙権を持つすべての女性に向けて「投票により変革を」と呼びかけた。
今回は、同団体の主催する「生成AIを悪用した有害なディープフェイクや偽情報からアメリカの投票者を守る」キャンペーンにハリウッドのパワープレイヤーたちと共に参加、力を貸すという。
ネット上では、「ハリウッドの 有力者たちとのコネ作りと、イメージアップしたいという下心が見え見え」と失笑されている。
ディープフェイクとヘンリー王子夫妻
AIを用いて、人物の画像や音声などを人工的に合成する処理技術「ディープフェイク」。架空の写真や動画はアートやエンターテインメントとして楽しめる一方、国家規模の情報操作や人を騙して不安にさせたりパニックに陥らせるツールとして悪用されることも少なくない。
「ディープフェイク」は陰謀論者が好んで使う用語でもあり、先日も「キャサリン妃はすでに死んでいるか意識不明の重体で、がん告白映像はディープフェイク」だという臆測がネット上で広がり、騒動になったばかり。
2021年9月に発売された米誌「TIME」の表紙に登場したヘンリー王子夫妻も蝋人形のようだとして、ディープフェイク疑惑がネット上でささやかれたこともある。
ディープフェイクは今年11月5日に行われるアメリカ大統領選挙に向けたキャンペーンでもすでに使われており、投票者をミスリードするのではと大いに懸念されている。そこで、ネットの良さも悪さも身を持って知っている ヘンリー王子夫妻が「ディープフェイクや偽情報から投票者を守らなければ!」と立ち上がったのだ。
現地時間8日、米新興ネットメディア「アクシオス(AXIOS)」は、ヘンリー王子夫妻のアーチウェル財団が、超党派団体が主催する「AI + Election Security Coalition(AI + 選挙セキュリティ連携)」キャンペーンに、ハリウッドのパワープレイヤーたちと共に参加したと報道。
このキャンペーンは、「生成AIを悪用した有害なディープフェイクからアメリカの投票者を守る」ことを目的としたもの。
Google、Meta、 OpenAIが、「欺瞞的なAI選挙コンテンツ作成に対して対策をとる」と表明したことを受け、ボブ・ディランの息子で映画監督のジェシー・ディランが問題意識を高める広告をすでに2本制作しているが、アーチウェル財団は新しい広告コンテンツでブレーンストーミングの一員として参加すると伝えられている。
英王族は選挙で投票できないが……
英王族は政治において中立の立場をとることが慣例となっており、選挙には投票しないことで知られている。
しかし、メーガン夫人は、20年3月に王室を離脱した後、サセックス公爵夫人という称号を使い、選挙への投票を呼びかけるいくつかのキャンペーンに参加。 同年のアメリカ大統領選挙への投票を呼びかける超党派団体主催のオンラインイベント「Women All Women Vote」に、ミシェル・オバマの友人としてサプライズ出演したり、女性誌「マリ・クレール」のオンライン企画「影響力を持つ100人の女性が語る、私が20年選挙で投票するわけ」でも、オプラ・ウィンフリー、ヒラリー・クリントンらと共に熱く語るなどして注目を集めた。
ヘンリー王子も20年9月に夫人と共に米ABC局の特番に出演した際、「私は今回の米大統領選に投票することはできない。私はイギリスでも投票できなかったということを知る人は少ないだろう」と告白し、「(投票日が近づくにつれ)ヘイトスピーチ、誤った情報、オンライン上のネガティブなことを拒否するのが必須だ」と情報に慎重になるように呼びかけた。
これには、「まだ王室の称号をもっているのに、異国の政治に首を突っ込むようなことをしているのはいかがなものか」と論議を醸した。
メーガン夫人も、「離脱したとはいえ王族が投票するだなんて」と叩かれたが、夫人は22年の中間選挙でも投票したことを、アーチウェル財団の公式サイトで発表するなど、信念に基づき行動してきた。
夫人自身が大統領選挙に出馬するといううわさも流れたが、今回はハリウッドのパワープレイヤーたちと裏方に回り、投票者が嘘情報に惑わされず正しい判断を下せるよう、導くことにしたのだろう。
今回の報道に、ネット上では「ハリウッドの有力者たちとのコネが欲しいからやってるだけでしょ」「政治に関わるなら称号を返還すべき」「称号なしでは利用価値ないしね」「誤った情報に惑わされるな、とかよく言えるよね」「アメリカ人から『国に帰れ』とか言われてるのに、よくやるね」などと失笑を買っている。
ヘンリー王子は当分イギリスに行かない?
ヘンリー王子は来月、インビクタス・ゲーム10周年の礼拝に出席するため、イギリスに帰国する予定。チャールズ国王から、夏のバケーションをスコットランドのバルラモラル城で一緒に過ごそうと招待されているようだとも報じられていたが、これからメーガン夫人は11月の大統領選挙に向け大忙しになるため、夫人と子供たちは当分イギリスには行かないだろうとネット上で推測されている。
メーガン夫人だが、今後、投票を呼びかけるイベントにサプライズ出演したり、メディアのインタビューをたくさん受けるだろうとみられており、その言動に注目が集まっている。