『変な家』V4、『劇場版ハイキュー!!』“ゴ決”を阻止するのは? 映画興行成績ランキング【2024年4月5~7日】
最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、4月5~7日)が4月1日に発表され、間宮祥太朗と佐藤二朗のダブル主演映画『変な家』(3月15日公開)が1位を獲得し、V4を達成した。
目次
・『変な家』V4、『ゴールデンカムイ』超え
・『劇場版ハイキュー!!』“ゴ決”を阻止するのは?
・ホラー映画『オーメン ザ・ファースト』初登場8位
・全国映画動員ランキングトップ10(2024年4月5~7日、興行通信社調べ)
『変な家』V4、『ゴールデンカムイ』超え
間宮祥太朗と佐藤二朗のダブル主演で3月15日に公開された映画『変な家』が、4月8日発表の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、4月5~7日)で1位を獲得。これで上映初週末からV4となり、累計興行収入は34億5900万円を突破した。
映画の原作はYouTuber・雨穴氏が手がけた同題小説(飛鳥新社)。小説のベースも同氏がウェブメディア「オモコロ」で公開した記事「【不動産ミステリー】変な家」とそのYouTube版で、もともとネット上で支持を集めていた作品だが、実写版も好成績を記録中。
今年公開された実写邦画では、山崎賢人主演の『ゴールデンカムイ』(1月19日公開)が注目作となっていたものの、こちらはまだ興収30億円に到達しておらず、勢いのある『変な家』が追い抜いた。
『劇場版ハイキュー!!』“ゴ決”を阻止するのは?
一方、アニメーション映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2月16日公開)の勢いも止まらない。
漫画家・古舘春一氏が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載していた『ハイキュー!!』を原作とする同映画は、前回のランキングから順位を1つ下げて今回3位となったが、上映開始から8週で累計興収92億6700万円を突破。ネット上のファンも「ゴ決(“ゴミ捨て場の決戦”の略)100億超えまであと少し!」などと盛り上がっている。
なお、昨年の上映中に興収100億円超えを達成したアニメ映画は『THE FIRST SLAM DUNK』、(2022年12月3日公開/158.7億円)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23年4月28日公開/140.2億円)、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(同4月14日公開/138.8億円)。
今年はまず『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』がどこまで数字を伸ばせるかに期待が寄せられるが、4月12日に上映を開始する『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』も近年の“コナン映画”の例を踏まえるとロケットスタートを切りそう。“ゴ決”のV5を阻止するのか。
ホラー映画『オーメン ザ・ファースト』初登場8位
そのほか、今回はアメリカのホラー映画『オーメン ザ・ファースト』(4月5日公開)が初登場8位にランクイン。1976年に公開された『オーメン』の前日譚にあたる作品で、イタリア・ローマの教会で奉仕活動をする主人公・マーガレット(ネル・タイガー・フリー)が教会の恐ろしい陰謀を知り、巻き込まれていく……という内容だ。
鑑賞済みのネットユーザーからは「予想してたよりも面白かった」「今さら前日譚? と思ったけどオリジナルへのリスペクトを感じられる」といった感想も出ている一方、「グロシーンのモザイクがデカい」「大きすぎるモザイクに笑ってしまった」「ストーリーは悪くないのに、モザイクで興ざめしてしまい残念」という指摘も。ポジティブな口コミが拡散され、次回ランキングでもトップ10に留まれるといいが、果たして?
全国映画動員ランキングトップ10(2024年4月5~7日、興行通信社調べ)
1位:『変な家』
2位:『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』
3位:『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
4位:『オッペンハイマー』
5位:『四月になれば彼女は』
6位:『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』
7位:『ゴジラ-1.0』
8位:『オーメン ザ・ファースト』
9位:『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
10位:『恋わずらいのエリー』