酒のおつまみ、プロが選ぶのはコレ! 二日酔いを防ぐ食材・調味料とおすすめレシピ
毎日、当たり前に食事や料理をしている中で浮かんだ食のお悩みについて、調味料ソムリエ・野菜ソムリエ、食養士のMICHIKOさんに解決策を教えてもらいます!
目次
・【相談】二日酔いを防ぐ常備菜レシピはありますか?
・お酒と楽しくお付き合いするための「食材」
・お酒と楽しくお付き合いするための「調味料」
・二日酔いを防ぐ常備菜、おすすめのレシピ
【相談】
二日酔いを防ぐ常備菜レシピはありますか?
お酒が好きで毎日晩酌しているけれど、毎日同じようなおつまみで、味付けも濃くなっているような気がします。塩分をはじめ、健康面が気になるのですが、かといって食べずに飲むと体に悪そうで……。酒好きに不足している栄養を補えるような常備菜があれば教えてください!
【アドバイス】
「空きっ腹」飲みは厳禁!
おつまみは食べずに「お酒だけあればいい」はNG! お酒ばかりを飲むと、アルコール処理の栄養も取れずに悪酔いしたり、二日酔いになったり、カラダに負担をかけることになりますよ。特に「空きっ腹」飲みは厳禁!!
飲酒の前や飲み初めに、牛乳やチーズなどの乳製品、とりあえず枝豆も一番のオススメです。揚げ物は高カロリーなのでなるべく控えるか、飲み初めに食べるようにしましょう。濃い味付けはどうしてもお酒の量が増えることになるので、薄味のものをチョイスするか、汁やたれはつけすぎないように!
お酒と楽しくお付き合いするための「食材」
お酒とおいしくお付き合いするためには、まずは肝臓の解毒力をアップする食材を選んで食べるようにしましょう。ポイントは、「低カロリー・高タンパク質」!
・【大豆製品】納豆や豆腐、味噌などの大豆製品
・【貝類】ホタテ貝(生)やタコ、イカ、しじみなどの貝類
・【良質なタンパク】質イワシやサンマ、サバなどの青魚類や肉類
・【海藻類】わかめや昆布、ひじきなど
・【ゴマやナッツ類】特に落花生・ピーナッツ
・【乳製品と卵】チーズやヨーグルト、牛乳など
・【香りの強い野菜類】ニラやにんにくなど
・【野菜類やアボカド】枝豆、玉ねぎ、ホウレンソウ、小松菜、ブロッコリー、トマトなど
・【キノコ類】マイタケなど
・【スパイス類】カレーに含まれるウコンなど
普段、穀菜食を中心に香味野菜などを加える食事をして、根本的に体質を改善しましょう。穀菜食とは、緑黄色野菜(ほうれん草や小松菜など)やきのこ類、海藻類(わかめ、昆布、ひじきなど)、大豆(納豆や豆腐、味噌など)、玄米(白米にキビやアワ、麦などの雑穀を加えても)などを中心とした食事のことです。
お酒を飲みながら、チェイサーを用意したり、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系を加えるといいですね。
寝る前には、コップ一杯のお水を忘れずに! 朝の目覚めには、コーヒーもおススメ! 楽しいお酒で、次の日の活力を!!
お酒と楽しくお付き合いするための「調味料」
酢は、酢酸菌で発酵させて作る発酵調味料です。この主成分である酢酸と豊富なアミノ酸が、肝臓の働きを助け、肝機能の維持につながると注目されています。ポイントは、酢を継続的にとること!
「mizkan いいこと酢」は、国内で製造された米酢と醸造酢と、昆布やあご、宗田鰹をなどでとっただしをブレンドしています。香りも、ほんのりとしただしの香りの中に、酢の香りが隠れているくらいです。
酢といえば、最初にグッと強い酸味がきますが、「いいこと酢」はそのままなめても、ツンとした酸っぱさはなく、やさしい甘みと旨味が口の中に広がります。酢の味わいを覆す、酸味が苦手な方も食べやすいおいしさです。いつもの料理にチョイ足ししたり、調理に加えたり、ドリンクにと、自由自在にアレンジすることができますよ。
酢酸をリッチに配合しているので少量使いで良く、手軽に健康対策ができる、機能性表示食品の酢です。
二日酔いを防ぐ常備菜、おすすめのレシピ
ホタテとアボカドの和風味噌マリネ
発酵食品の酢と味噌の風味がシンプルな味わいにぴったり!
【材料】 | (3~4人分) |
ホタテ(刺身用) | 4個(100g) |
アボカド | 1個 |
ミニトマト(赤・黄) | 各3個 |
赤玉ねぎ | 1/8個 |
わかめ(乾燥) | 大さじ1 |
ピーナッツ | 適量 |
マリネ液(A):いいこと酢 | 大さじ2 |
マリネ液(A):オリーブ油 | 大さじ2 |
マリネ液(A):味噌 | 大さじ1 |
【作り方】
①ホタテは厚みを半分に切る。アボカドは縦にぐるりと切り目を入れは半分に割り、種を取り、皮をむき、食べやすい大きさに切る。ミニトマトは半分に切り、赤玉ねぎは薄切り、わかめは水に浸けて戻し水気を絞る。
②ボウルに(A)を加えて混ぜ、①を加えてサッとあえる。
③器に盛り、粗く砕いたピーナッツをトッピングする。
*アボカドは切ったらすぐに、マリネ液に漬けると色が変わりにくい。
*ホタテは刺身用を使っているので、冷蔵庫保存で翌日までが目安。
ぶりとブロッコリーの酢パイス炒め
酢とカレー粉は青魚の臭みもなく、料理にコクと旨みを出す名コンビ!
【材料】 | (3~4人分) |
ぶり(生) | 2切れ |
ブロッコリー | 1/3個(100g) |
マイタケ | 1パック |
玉ねぎ | 1/2個 |
ニラ | 1/4束 |
塩、こしょう | 各少々 |
小麦粉 | 大さじ1 |
オリーブ油 | 大さじ1 |
いいこと酢 | 大さじ2 |
白ごま | 適量 |
A:醤油、みりん、水 | 各大さじ1 |
A:カレー粉 | 小さじ1 |
【作り方】
①ぶりは食べやすい大きさに切り、塩とこしょうを振り、小麦粉をまぶす。ブロッコリーとマイタケは小房に分ける。玉ねぎは縦に5㎜幅に切る。
②フライパンにオリーブ油を中火で熱し、①を入れて、時々返しながら炒め焼きにする。
③②に混ぜ合わせた(A)を加えて煮からめる。仕上げに、長さ1cmに切ったニラといいこと酢を加えてサッと炒め合わせる。
④器に盛り、白ごまをふる。
*冷蔵庫保存で2~3日が目安。