映画『ハイキュー!!』音駒高校声優は「全体的に実力不足」だが……関係者が今後を期待する人物は？

　大ヒット上映中のアニメ映画『劇場版ハイキュー!!　ゴミ捨て場の決戦』。豪華声優陣が多数出演している同作だが、業界関係者からは「出演声優の“実力差”が激しい」と厳しい声が寄せられた。

目次

・『劇場版ハイキュー!!　ゴミ捨て場の決戦』の概要と反響
・烏野高校と音駒高校、声優の“スキル”に差アリ
・音駒高校キャストで、今後の活躍を期待できる声優は？

『劇場版ハイキュー!!　ゴミ捨て場の決戦』、累計興収51億円突破！

　同映画は、バレーボールに懸ける高校生たちの青春ドラマを描いた漫画家・古舘春一氏の人気コミック『ハイキュー!!』（集英社）を原作とした、劇場アニメ2部作の第1部。

　2020年10月期放送のテレビアニメ版第4期第2クールの続編として、原作でも人気の高い「全日本バレーボール高等学校選手権大会」3回戦のエピソードを展開。主人公・日向翔陽（村瀬歩）や影山飛雄（石川界人）ら烏野高校バレー部と、孤爪研磨（梶裕貴）や黒尾鉄朗（中村悠一）らが属する音駒高校バレー部が激闘を繰り広げる。

　2月16日に全国373の劇場で封切られると、初日から3日間で興行収入22億3000万円をあげ、同19日発表の全国週末興行成績ランキング（興行通信社調べ、以下同）で初登場1位を獲得。2週目も首位を守り、3週目は3月1日公開のアニメ作品『映画ドラえもん　のび太の地球交響楽』に首位を明け渡すこととなったが、累計興収は51億円を突破。依然として客足は衰えない。

『ハイキュー!!』烏野高校と音駒高校では、声優の“スキル”に差アリ

　『ハイキュー!!』には、さまざまな高校生キャラクターが登場し、声を当てている声優陣も新人から実力派まで、多彩なキャストがそろっている。メインの烏野高校バレー部と今回の映画でフィーチャーされている音駒高校バレー部の出演声優は以下の通りだ。

　この顔ぶれについて、制作会社関係者は「烏野高校と音駒高校では、声優のスキルの差が激しい」と厳しく指摘する。

「鳥野高校のキャストは、主人公・日向役の村瀬はもちろん、キャプテン・澤村役の日野や顧問・武田役の神谷といったベテラン勢をはじめ、入野、細谷、岡本ら、演技力に定評がある主役級の声優がそろっている。キャスティングにかなり力が入っていることがわかります」（同）

　対して、音駒高校のキャストは、「実力不足の声優が多い。全体的に“弱い”印象」（同）だという。

「夜久役の立花は、そこそこ場数を踏んでいるものの、個性が乏しく演技も頼りない。人気声優の梶、中村にも同じことがいえます。2人は良い役に恵まれて今の地位を獲得できたという印象が強いですね」（同）

音駒高校キャストで“将来性がある”声優は、灰羽役の石井マーク！

　しかし一方で、音駒高校のキャストには、今後の活躍が期待できる声優もいるとのこと。

「“将来性がある”といえるのは、灰羽役の石井マークでしょうか。ただ彼は、2019年12月に、適応障害による体調不良のため期限を設けず声優活動を休止すると発表すると同時に、当時所属していたジャストプロを退所。半年間の療養期間を経て仕事を再開し、現在は新たに『Mol+0』という事務所で活動を展開している。同社は設立されたばかりの会社とあって、仕事の幅が広がりにくいところが気になります」（同）

　『劇場版ハイキュー!!　ゴミ捨て場の決戦』がどこまで興行収入を伸ばすのか、石井の今後の活躍ぶりを含めて注目していきたい。