大谷翔平、結婚相手の素性とは? 報道自粛ムードに反して妻の情報を伝える女性週刊誌
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
有吉弘行&夏目三久夫妻に第一子が誕生していたことを有吉自身が明かして話題に。おめでたい話題だが、やはりあのことを思い出さずにはいられない。2016年に日刊スポーツが報じた有吉・夏目の妊娠という“幻のスクープ”。当時このスクープは“虚報”扱いされ大騒動になったが、結婚・出産と、時を経てある意味正しかったことに。いろんな意味ですごいニュースだ。
目次
・今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
・大谷翔平の結婚について報道自粛を呼びかけるマスコミ
・女性週刊誌が報じる「大谷翔平の結婚相手」
・東出昌大に文才? 「週刊女性」にエッセイを寄稿
・4年半も地上波ドラマに出られなかった錦戸亮
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
第688回(2/29〜3/5発売号より)
1位「大谷翔平を射止めた“献身新妻”の純朴素顔」(「週刊女性」3月19日号)
同「大谷翔平 新妻を待ち受けるドジャーズ夫人会の試練」(「女性自身」3月19日号)
2位「東出昌大 本人寄稿エッセイ 僕のともだち パパラッチの“ナベちゃん”」(「週刊女性」3月19日号)
3位「錦戸亮 退所から4年半 ついに返り咲きの『内幕』」(「週刊女性」3月19日号)
※「女性セブン」は合併号休み
大谷翔平の結婚について報道自粛を呼びかけるマスコミ
日本中、いや世界も驚いた。大谷翔平の電撃結婚発表に。これまでウワサされた女性はいたが、しかし、ほとんど信ぴょう性も薄く、単なる臆測の域を出るものではなかった。さらに日本でもアメリカでもマスコミの注目度は高い中、交際情報や密会情報もなかった。品行方正を絵にかいたような大金持ちの二刀流スーパーマン。それが大谷だった。そんな大谷が突如、結婚を発表したのだから。
この祝報にワイドショーも軒並み大きく報じていたが、その報道は違和感だらけのものだった。大谷自身「日本人の方ですね。いたって普通の人」とお相手は“一般人”だとして、「今後も両親族を含め無許可での取材等はお控えいただきますよう宜しくお願い申し上げます」と呼びかけたが、これを受けて、ワイドショーMCやコメンテーターも“静かに見守りましょう”などと報道自粛を訴えていたから。
ネットなども“妻の素性暴きはけしからん!”といったムードが強いが、いやいや違うでしょう。連日のように大谷を大々的に取り上げているワイドショーだからこそ、“スーパースターの結婚相手がどんな人なのか“という国民的興味に対して、知る権利を代弁すべきではないのか。羽生結弦ケースの反省はないのか。今後の取材拒否が怖いのだろうが、マスコミ自身が報道自粛を呼びかけるなんてどうかしている。
女性週刊誌が報じる「大谷翔平の結婚相手」
ということで女性週刊誌である。今回は残念ながら合併号でお休み中の「女性セブン」だが、ニュースサイト「NEWポストセブン」で、いち早くお相手の素性をスクープしている。
「元女子バスケットボール選手のA子さんです。小学校から運動をはじめ、中学からバスケを始めたという筋金入りのスポーツ女子で、身長180センチ台の名門私立大学出身。世界を舞台に活躍した経験もあり、モデルのような活動したこともあります。大谷選手が語ってきた好きなタイプにぴったり一致します」(現地の野球記者のコメント)
そして、この報道を受け「週刊女性」はA子さんの経歴を紹介、さらには大学時代の知人、小学生時代の知人を突き止め、こんなコメントをもらっている。
「大谷選手とA子さんは2年ほど前から密かに付き合っていたと聞きました」
「おっとりしておとなしい子で、小学校のときは、空手をやっていました」
さすが、である。一方、「女性自身」も元女子バスケットボール選手のA子さんがお相手だとして、その根拠やプロフィールを紹介している。A子さんは昨春、所属していた実業団を退団、今年2月上旬から大谷と一緒に暮らしている、A子さんは大谷の結婚相手の理想条件にすべて当てはまる、などなど。だが、それ以上に強調されるのが、“メジャーリーガーの伴侶“としての役目だ。
記事によると、メジャーリーグには妻たちが集まってチャリティなど催す「夫人会」がある。またオールスターなどのイベントは妻子など家族参加が原則、つまり妻も表舞台に立つ必要と義務があるということだ。大谷の意志はどうであれ、これだけのスーパースター、大選手だからこそ、社会的責務もある。妻を世間から隠し通すことはできない。妻も大リーガーの妻であるという意識を高く持っている。それがアメリカであり、大リーグということだ。そして「自身」は、こうした情報を掲載することで、妻の情報を伝える必要性を訴えているように見える。もちろん、その姿勢は同感である。
夏のオールスターゲームの前日イベントで、レッドカーペットを歩く大谷夫妻を見ることができるかもしれない。
東出昌大に文才あり? 「週刊女性」にエッセイを寄稿
不倫の末、杏と離婚し、芸能界から離れていた東出昌大。最近になって田舎の山での自給自足生活が話題になるなど、少しずつ表舞台に復帰しているが、その自給自足生活を何度も報じてきたのが「週刊女性」だった。そんな「週女」に東出がエッセイを寄稿しているのだが、なかなか面白い。そこには「週女」のカメラマン・ナベちゃんが東出を山で直撃取材し、その後芽生えた奇妙な友情、そして東出の“週刊誌論”などが記されているから。
文才があるかも、東出!
4年半も地上波ドラマに出られなかった錦戸亮
ジャニー喜多川氏の性加害が表面化し、大きな社会問題となってから、まだ1年しかたっていない。だが、その1年は芸能史にとっても激動の年だった。なにしろジャニーズ事務所がなくなり、ジャニーズという言葉も葬り去られようとしているのだから。
そんな中、元ジャニーズ・錦戸亮の記事を見て、ある感慨に襲われた。2019年に退所した錦戸だが、記事によると、それから現在までの4年半の間、地上波ドラマに出ていなかったらしい。そして退所して初の地上波ドラマ出演が『不適切にもほどがある!』(TBS系)のゲスト出演。ほかにも4月からのフジテレビドラマへのレギュラー出演も発表されるなど、俳優として“返り咲き”しているという。
性加害問題が表面化しなかったら、錦戸の『不適切にもほどがある!』出演もなかったのだろうか。4年半地上波ドラマに出られなかった錦戸の“時間”を考えると、改めてジャニーズ体質の悪弊、そしてテレビ局の悪弊を思い知らされる。