サッカー日本代表・伊東純也、性加害疑惑「時系列まとめ」――女性側に2億円訴訟、本人から初コメントも【2024年3月4日最新】
サッカー日本代表で、フランス1部リーグのスタッド・ランスでプレーする伊東純也が、女性の同意なく性行為に及んだとして刑事告訴されたと、1月31日配信のニュースサイト「デイリー新潮」、2月1日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じた。既婚者である伊東のまさかの性加害疑惑とあって、世間には大きな衝撃が走っている。この記事では、騒動を時系列順に紹介していく。
サッカー日本代表・伊東純也、性加害刑事告訴問題【時系列まとめ】
1月31日
「デイリー新潮」が、サッカー日本代表・伊東純也の性加害疑惑を報道。昨年6月、大阪・パナソニックスタジアム吹田で行われた日本代表 VS ペルー代表戦の後、伊東はAさんを含む2人の女性とともにホテルで飲酒し、その後、彼女たちに性的同意を得ないまま行為に及んだ疑惑が持たれているという。また大阪府警が、Aさんらからの刑事告訴を受理したことも伝えた。
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2月1日
事件当日の詳細を掲載した「新潮」が発売。ホテルの飲み会には、伊東、専属トレーナーの男性、X氏(Aさんが契約している事務所社長の知人)、女性Aさん、Bさんが参加。AさんとBさんは、伊東とトレーナーから同意のない性行為をされたと伝えた。
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伊東の代理人弁護士が、性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出し、受理されたことを報告。弁護士はメディアの取材に対し、「まったくのでっちあげ。まさに記事にするために行った虚偽の告訴と考えているので、非常に悪質性が高いんじゃないかと考えています」と述べ、現在開催中の『AFCアジアカップカタール2023』大会にも影響が出ていることを指摘。虚偽告訴である客観的な証拠を持っていることも明らかにした。
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日本サッカー協会は、アジア杯カタール大会に出場する日本代表から伊東が離脱することを発表。「報道されている事実関係の内容について当事者の主張が異なっていると理解しており、慎重な対応が求められると考えています」としながらも、「伊東選手本人の心身のコンディションを考慮した結果、伊東選手が本日付でチームを離れることを決定」と報告した。
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伊東が所属するスタッド・ランスは、「伊東純也選手に関して、今週水曜日に日本のメディアが報じた内容と、同選手が起こした名誉毀損の告訴状を注目し、留意しています」と声明を発表。
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2月2日
日本サッカー協会が一転して、伊東の離脱を「保留」とし、再協議することを発表。他選手に状況を説明したところ、今後も一緒に大会を戦いたいとの声が上がったため、「残す方向で調整することになった」とのこと。
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しかし、当初の決定は覆らず、同協会は正式に伊東の離脱を発表。「サッカーに集中できる環境をしっかりつくっていく必要があり、伊東選手のコンディションも含めて考えた上で総合的に判断した」。また、スポンサーの意向についても「まったくゼロではない」と説明。
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「新潮」編集部が、「本誌は取材の結果、被害女性たちの訴えを真実と確信しております。彼女たちが受けた心身の傷は極めて甚大です」と声明を発表。「今後も週刊新潮は本件について取材を続けて参ります」と宣言した。
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2月3日
アジア杯決勝トーナメント準々決勝で、日本代表はイラン代表と対決し、1-2で敗れた。3大会ぶり5度目の優勝を狙ったが、ベスト4に進出できず。
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2月4日
ニュースサイト「FLASH」が、伊東の “潔白”を 証明する「LINE」と「動画」の存在について報道。伊東の代理弁護士いわく、「新潮」記事内では、B子さんが性加害を受けた際、「身につけていたワンピースもたくし上げられて、胸まではだけている状態だった」と伝えられたが、A子さんもB子さんも、ホテル到着後、自らジャージに着替えていたといい、伊東の部屋で“ジャージ姿”で眠るB子さんの姿を収めた動画もあるとのこと。また、A子さんが所属事務所社長に対し、伊東と性行為をすることは最初から理解していたと読めるようなメッセージを送っていたことを、LINEのスクリーンショットとともに報じている。
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2月19日
伊東側が、女性2人に2億円の損害賠償を求める訴えを大阪地方裁判所に起こす。代理人弁護士はマスコミに対し「客観的な証拠に基づかない虚偽の告訴で、性加害の事実がないことを明らかにしたい」とコメント。
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3月4日
ニュースサイト「現代ビジネス」に、騒動勃発後、代理人弁護士を通じ、初めて伊東本人のコメントが掲載される。「こんなことは、自分でもう最後にしたいんです」「身に覚えのないことを言われてアジアカップも離脱となってしまい、本当に無念でした」と語るとともに、女性側に対する2億円訴訟に踏み切った理由について「今後、同じようなことが起きるのを防ぎたいという思い」と明かした。
伊東の抜けた日本代表がイランに惜敗したこともあり、現在ネット上では、AさんとBさんや「新潮」に対する極めて攻撃的な書き込みが多発している状況。真っ向から対立する双方の主張は、果たしてどちらが正しいのか。今後の展開に注視したい。