サイゼリヤの白くなったイカ墨パスタ、口周りが汚れにくいのは本当か検証【ビフォーアフター写真あり】
安くておいしいと人気のイタリアンワイン&カフェレストラン“サイゼリヤ”。数あるパスタメニューの中でも“隠れた名品”といわれてきたのが、「イカの墨入りスパゲッティ」(500円)です。
口周りを汚しながら食べるのが、「醍醐味」とも「デメリット」ともいえるメニューですが、先日、「口周りが汚れにくいセピア色」にリニューアルすることが発表になると、一部ネットユーザーが反応。
SNS上では「口が汚れないなら食べてみたい!」「セピア色とかどうでもいいから、真っ黒なイカ墨パスタ食べさせてくれ!」と賛否を呼び、ちょっとした騒ぎになっていたんです。
なお、この反響は21日放送の『イット!』(フジテレビ系)でも取り上げられ、「黒からセピアへ。色の変化で食べることへの抵抗感も薄まっていくのだろうか」と締めくくられていました。
そこで「サイゾーウーマン」では、リニューアル前日の2月20日と、リニューアル日である21日にサイゼリヤへ行き、両日のイカ墨スパゲッティを食べ比べることに。商品の変化はもちろん、口周りの汚れ具合もしっかり検証していきます!
※価格はすべて税込。
※価格や商品は2024年2月21日時点の情報です。
※価格や商品は店舗によって異なる場合があります。詳細は公式サイトをご覧ください。
目次
・リニューアル前のイカ墨パスタを実食!
・リニューアル前「口周りの汚れ」具合は?
・リニューアル後のイカ墨パスタを実食!
・リニューアル後「口周りの汚れ」具合は?
・【結論】口周りは本当に汚れにくい!
【サイゼリヤ】リニューアル前の「イカの墨入りスパゲッティ」500円を実食! イカに写真詐欺?
まず、リニューアル前の20日に最寄りのサイゼへ。メニュー表には、おなじみの真っ黒い「イカの墨入りスパゲッティ」が載っており、「30年続くこだわりメニュー。濃厚イカ墨ソースがやみつきに」という歴史を感じさせるキャッチコピーが躍っています。
「なぜリニューアルするんだろう……」などと想像を膨らませているうちに、注文した「イカの墨入りスパゲッティ」が到着しました。
当然ながら、黒い! 筆者はサイゼで何度も食べたことがありますが、見るたびに「黒いな~」って思ってしまいます。
黒いのでわかりにくいのですが、トッピングのイカは5切れほどでしょうか。メニュー写真に写る大きなイカと比べると小ぶりで、「写真詐欺では?」と疑わずにはいられません。
パスタを口に運ぶと、ほどよい塩気と魚介の芳醇な旨味、そしてイカ墨入りソースのもったりとした口当たりが相まって、おいしい!一方、具のイカは風味が薄めかな……。味よりも弾力ある食感を楽しむメニューなのかもしれません。
何はともあれ、この本格的な味がワンコインで食べられるなんて、うれしい限りです。
「イカの墨入りスパゲッティ」リニューアル前の「口周りの汚れ」具合は?
気になる口周りの汚れ具合ですが、あえて水を飲まずにガシガシと口に運び、半分ほど食べたところで写真をパシャリ。すると、口も歯もしっかり黒くなっていました。
ただ、水を飲んだり、テーブルにある紙ナプキンで一拭きすれば、すぐにきれいになります。
リニューアル後の「イカの墨入りセピアソース」500円を実食!
翌日も元気にサイゼへ! メニューを開くと、「イカの墨入りスパゲッティ」から「イカの墨入りセピアソース」に名前が変わり、明らかに黒さが薄れたイカ墨パスタの写真が掲載されていました。
さらに、「魚介の旨味を楽しめるソースです。お口周りが汚れにくいセピア色に仕上げました」という謳い文句でリニューアルをアピールしています。
写真を見る限り、のっているイカの個数が増えているように見えますが、過度な期待はせずに注文します。
まもなくして「イカの墨入りセピアソース」が運ばれてきましたが、メニュー写真以上に白っぽい印象。麺が若干太くなったような……(目の錯覚か?)。
黒さが薄れたことと同様に衝撃だったのが、イカの量! 数えてみたところ、前日の2倍にあたる10切れも入っていました。
イカの個数、大きさともにメニュー写真とほぼ同じなので、前日疑ったような写真詐欺はありません!
味のほうは、リニューアル前とかなり近いです。油っこさが薄れたせいか、若干、リニューアル後のほうが、魚介の旨味をダイレクトに感じられる気もしました。
ただ、ソースのとろっとした感じはなくなり、サラサラとして水っぽいので、スパゲッティの下にソースが溜まりやすいです。
リニューアル前のもったり感が好きだった人は、ちょっと違和感を覚えるかも? ただ、味自体は落ちていません。スパゲッティは、前日よりも柔らかかったです。
「イカの墨入りスパゲッティ」リニューアル後の「口周りの汚れ」具合は?
口周りの汚れ具合ですが、ほぼ汚れない! 前日同様に、あえて水を飲まずに半分ほど食べた後、間髪入れずに写真を撮りましたが、口や歯に黒く汚れた部分はほぼありませんでした。
まあ、ソースがこれだけサラサラなら、汚れにくいのは当然かも?
【結論】味は落ちずにイカ増量、口周りは本当に汚れにくい!
今回はリニューアル前と後のイカ墨パスタを比較しましたが、ソースの濃度に変化はあるものの、おいしさはそのままで、本当に口周りが汚れにくく改良されていました。
これまでは、初デートで頼むには勇気がいるメニューでしたが、リニューアル後ならどんなシーンでも頼めそうです。
なお、サイゼリヤでは21日より、「イタリア野菜のトマトスパゲッティ」(540円)や「きのことほうれん草のクリームスパゲッティ」(600円)のほか、全粒粉ペンネを使用したパスタ料理が新登場。イカ墨パスタと併せて、こちらもぜひチェックしてみては?