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Aぇ! group、福本大晴と“決別”？　配信舞台でのエールに賛否両論

2024/02/20 12:43

サイゾーウーマン編集部

元メンバー・福本大晴（左端）と、大舞台でファンミを行う新生・Aぇ! group（写真：サイゾーウーマン）

　関西ジュニア内ユニット・Aぇ! groupが、2月18日にFAMILY CLUB onlineで生配信を実施。5年前の2019年に上演された舞台『僕らAぇ! groupって言いますねん』を新たな形に作り替えて披露した。劇中、昨年末にグループを脱退した元メンバー・福本大晴へのメッセージや、彼を連想させる演出も含まれていたが、ネット上では賛否両論が飛び交った。

Aぇ! group、福本大晴の脱退の経緯と舞台生配信実施に対するファンの複雑な声

　19年2月18日に結成されたAぇ! groupは、末澤誠也、草間リチャード敬太、正門良規、小島健、佐野晶哉、そして福本を含む6人組で活動を開始。近年はグループ人気が高まっていたほか、個人でもバラエティやドラマへの露出が増え、昨年は「CDデビュー間近」といった報道も一部で出ていた。

　しかし、昨年12月30日、SMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）公式サイトは福本に「コンプライアンス違反の疑いが発覚」（原文ママ、以下同）したと公表。「本日付けで弊社と福本のマネージメント契約を解除いたしました」と報告したが、“コンプライアンス違反”の詳細に関して、事務所側は「当該関係者の方々のプライバシーならびにご意向を尊重し、公表を控えさせていただきます」と、具体的な説明を避けた。

　こうして突如、福本がグループならびに事務所から去ったことでファンの動揺が広がる中、Aぇ! groupは2月6日、グループの結成日当日の同18日午後5時から舞台『僕らAぇ! groupって言いますねん』の生配信を行うと告知。今回も、前回同様にSUPER EIGHT（関ジャニ∞より改名）の横山裕が演出を手がけるとアナウンスした。

「生配信の告知はYouTubeチャンネル「ジュニアCHANNEL」の動画で行われました。ネット上では『僕らAぇ! groupって言いますねん』が新バージョンになると判明し、『6人の歴史が5人に塗り替えられてしまうのは嫌』『大晴くんをいなかったことにしようとしてるの？』と嘆く人も。Aぇ! groupは5人で再スタートを切りましたが、ネット上には福本不在の現体制を受け入れられないファンも多く、複雑な思いを抱える人もいるのでしょう」（ジャニーズに詳しい記者）

福本大晴と“決別”？　横山裕がエール送る演出に「美談にするな」と厳しい意見も

　今回の舞台は5年前の作品をブラッシュアップした形とあって、メンバーが福本の役回りを務めるなど、“6人時代”を想起させる場面も多々あったという。

「Aぇ! groupは歌とダンスのほか、バンドスタイルのパフォーマンスも得意としています。福本はベースを担当していたんですが、もともとサックスを担っていた草間がその役割を引き継ぐことに。短い準備期間の中、ベースの練習に励んだようで、SNS上のファンはその覚悟に感激しつつ、『サックスの音を聞けなくなるのは寂しい』『サックスも吹いてほしいな』と声を上げていました」（同）

　さらに、終盤には演出の横山がプロデューサー役として、声のみで舞台に参加。一人ひとりにメッセージを伝えるというシーンで、声を震わせながら「最後に、ここにいるはずだった福本大晴くん。ここにあなたがいないのが正直、悔しくて悲しいです。これは本当にみんなの思いです」などと率直な気持ちを吐露。続けて福本へエールを送り、横山の言葉を聞いたメンバーも涙を流していた。

「ラストは、5人で福本の持ちギャグだった『ワイパー』を披露し、本編を締めくくりました。今回、草間がベースを弾いたのは、“今後はこのスタイルで頑張っていく”という意思表示だと思いますし、5人で前に進んでいくための、ある意味、福本との“決別”の舞台だったのでしょう」（同）

　こうした演出について、「大晴へのメッセージがあって涙腺崩壊した」「『福本大晴』と名前を出してくれて本当にうれしかった。メンバーが6人だったことを大切に思ってくれてありがとう」「ずっと6人のAぇ! groupの思い出にすがりついていたけど、今回の配信を機に、前を向いていきたいと思えた」と感動している人たちは少なくない。

　しかし一方で、「公にできないような理由で辞めさせられた人をお涙頂戴の演出に使っちゃダメでしょ。迷惑をかけたメンバーのことを美談にするな」「コンプラ違反を犯してクビになった人の名前を出し、お涙頂戴の展開にしたところは興ざめだった」「お涙頂戴演出に使うのなら、解雇の理由を教えてほしい」と、厳しい意見も相次いだ。

Aぇ! group、ドームで「ファンミ」開催！　HiHi Jets＆美少年ファンから不満漏れる

　なお本編終了後、Aぇ! groupは3月16、17日に大阪・京セラドーム大阪で、単独イベント『Aぇ! group　Aッ倒的ファン大感謝祭 in 京セラドーム大阪～みんなホンマにありがとう～』を開催すると発表。メンバーの発言によれば、「ファンミーティング」（以下、ファンミ）形式のイベントになるとか。

　昨年7～8月には京セラドームと東京ドームで東西のジュニアが集結した合同コンサート『ALL Johnnys’ Jr. 2023わっしょいCAMP！ in Dome』を開催していたが、CDデビュー前のグループがドームクラスの会場で単独ファンミを行うのは異例といえるだろう。

　この情報を受け、主にほかのジュニアグループのファンは、この場でAぇ! groupがデビューを発表するのではないかと想像。「なんでAぇ! groupがドーム公演なの？　先にやれるジュニアがいるのでは？」「ずっとデビューを待ってるグループがいるのに」といった不満が漏れている。

「Aぇ! groupが台頭するまでは、15年結成のHiHi Jets、16年結成の美少年による『Hi美』（2組の総称）が次期デビュー候補とささやかれてきました。Hi美ファンが文句を言うのも仕方ないでしょう。ただ、Aぇ! groupファンもYouTube動画の再生回数で彼らがトップを走っている点などを引き合いに出し、『Hi美でドーム埋まるの？』などと反論。ネット上は殺伐としています（とか）」（同）

　ちなみに、奇しくもファンミと同じ3月16、17日は、美少年が愛知県のAichi Sky Expo（愛知県国際展示場）Aホールで単独コンサート『美少年 Arena Tour 2024 Gates＋』を実施する予定。「公演を純粋に楽しみたかったのに、“この裏でほかのグル―プのデビュー発表があるかもしれない”とか考えて見たくない」という嘆きも聞かれる。

　こうして、本番前から良くも悪くも注目度抜群の『Aぇ! group　Aッ倒的ファン大感謝祭 in 京セラドーム大阪～みんなホンマにありがとう～』。果たして、一体どんな内容になるのだろうか？