サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ2023年のクスリ押収量は過去2番目! イーロン・マスクのドラッグ使用疑惑を解説 コラム 知られざる女子刑務所ライフ189 2023年のクスリ押収量は過去2番目! イーロン・マスクのドラッグ使用疑惑を解説 2024/02/18 17:00 中野瑠美改め瑠壬(作家) 知られざる女子刑務所ライフ 写真ACより 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける瑠壬(るみ)さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。 クスリをカラダに入れて運ぶ「ボディパッキング」は健在 2023年の覚醒剤などクスリ(=違法薬物)の押収量が過去2番目やったそうですね。日本全体では2番目ですが、大阪税関と成田空港は過去10年で最高で、横浜税関は統計開始の1985年から過去最高やそうです。 これまでの過去最高は2019年で、その後はコロナやから減ってただけですかね。去年は、摘発件数自体は2割減ってて、1回の押収量が多かったそうです。 最近は観光客を装って少しずつ何回も運ぶ「ショットガン方式」が多いと聞いてましたが、やっぱり同じ運ぶならドーンと、なんでしょうか。 昔ながらのカラダに入れて運ぶのは、失敗したら普通に死ぬんで、もうあんまりないかと思てたら、まだありました。いわゆる「ボディパッキング」ですね。自分の「ボディ」で「パッキング」するんです。 1月2日、フランスから来たイスラエル人は、覚醒剤とコカイン合計約1キロをのみ込んでて、羽田空港に着いた途端に体調を崩して亡くなってましたね。ラップみたいのに包まれたクスリが肛門(!)からも出てきたそうですが、ラップは破れてなくて、どっかからクスリ成分が漏れたらしいです。 胃じゃなくて服に仕込むのもあるんですが、これも失敗が多いですね。1月末に羽田空港でパクられた(逮捕された)メキシコ人は、覚醒剤約5.4キロを下着のポケットに入れて入国しようとしてました。末端価格は約3億4000万円。このメキシコ人さんは「たまたま」パクられただけで、毎日いろんな人が密輸してるんです。 もちろんクスリを運ぶのに「確実な方法」はないんで、いろいろ試行錯誤してるんですが、昔ながらのボディパッキング方式も健在でした。密輸量が増えるのは、日本で売れるからです。使う人は増えてるんですね。 イーロン・マスクのドラッグ使用疑惑 まあ瑠壬も偉そうなことは言われへんのですが、海外ではセレブのドラッグ問題は、よく報道されてますよね。たとえばあのテスラのCEOのイーロン・マスクさん。2020年にテレビの収録中にマリファナを吸ってた動画とか出回って、ドラッグ使用疑惑で毎日叩かれてますね。 瑠壬はEVはぜんぜんアリやと思うんですが、何なんですかね。やっぱりTwitterを「X」とかにして、ヒンシュクを買ったからなんでしょうか。もう報道も遠慮なくて、「テスラの役員はみんな(マスクのクスリ使用を)知ってる」「役員も使ってる」とか、めちゃくちゃ書かれてますね。 覚醒剤だけやなくて「コカインやLSD、エクスタシー(MDMA)、ケタミンも使ってる」「こんなんで旧ツイッターの運営は大丈夫か」みたいになってるんです。ちなみにケタミンてご存じです? 全身麻酔とか抗うつ剤としても使われる合法薬ですが、麻薬及び向精神薬取締法で麻薬指定されてるんで、処方箋がないと買えませんが、「娯楽用」もあるらしく、マスクさんは「娯楽用」を鼻スプレーで吸引してたそうです。 まあ、なんか日本と違うて、欧米はクスリにやさしいんですよね。むしろ酔っ払いには冷たいそうです。 マスクさんはみんなに批判されるのを面白がってる感じもあります。「薬物を使用することで自身の生産性が向上するなら、迷うことなく薬物を使用します」と今年の初めにのたまったそうで、そんなのネタにされるだけと思いますが、わざとやってますかね。 依存症は一生、誘惑の悪魔と戦っていく 確かに大きな会社を率いるのはプレッシャーもありますし、クスリに手を出すのはプレッシャーから、とゆう人は多いですよね。 マーシーこと田代まさしさんも、最初は「毎日おもしろいことを言わなくちゃいけないプレッシャー」からクスリを使いだしたそうです。田代さんの肩には天使と悪魔が出てくるそうで、悪魔に「3年間、よく頑張りましたね。ちょっと休憩しましょうか?」とささやかれて、また手を出してしまったと、依存症専門ネットニュースの「アディクション・リポート」でお話しされてました。 ほんまにそうゆうことで、ちょっと油断したら悪魔につけ入られるんです、依存症は。瑠壬はもうずっと使てませんが、一生この悪魔と戦っていくんです。 田代まさしの「おくすり手帳」と八代亜紀さんの刑務所慰問――元女囚が語る更生に必要なこと 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける瑠壬(るみ)さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女...サイゾーウーマン2024.01.21 家族旅行で“18億円”覚醒剤密輸! 元女囚が解説する、カタギが「運び屋」になる理由 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所...サイゾーウーマン2018.04.29 中野瑠美改め瑠壬(作家) 1972年大阪・堺市生まれ。覚せい剤取締法違反で4回逮捕され、合計12年の懲役を経験。出所後は、刑事収容施設への差し入れ代行業や収容者と家族の相談窓口などを行う。現在は堺市内で「Night Space祭」を経営。著書『女子刑務所ライフ』(イースト・プレス)がある。 記事一覧 Instagram:@rumichibi1209 瑠壬公式YouTube 最終更新:2024/02/18 17:00 関連記事 刑務所が避難所に!? 近所にあったら困る「迷惑施設」から変わる実態田代まさしの「おくすり手帳」と八代亜紀さんの刑務所慰問――元女囚が語る更生に必要なこと刑務所での「いじめ」手口とは? ぶっちゃけ、どついたろかと思うのが大半です 【ジャニーズ情報専用】Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン! 楽天 女子刑務所ライフ! 次の記事 ロエベのバッグ、伊勢丹の表記に目が点 >