月9『君が心をくれたから』視聴率推移は? 5%台続きもTVerではお気に入り100万突破!
永野芽郁主演の月9ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)が、2月5日までに民放公式動画サービス・TVerのお気に入り登録数で100万を突破した。
同ドラマは、小説家で脚本家の宇山佳佑氏が手掛けるファンタジーラブストーリーで、宇多田ヒカルが主題歌を担当。
幼少期に母親から虐待を受けたことで自信が持てずにいる逢原雨(永野)が、交通事故に遭った老舗煙火店の跡取り息子・朝野太陽(山田裕貴)の命を助けるため、過酷な奇跡を提示するあの世からの案内人・日下(斎藤工)に“心(五感)”を差し出す物語だ。
放送中の民放連続ドラマにおいては、嵐・櫻井翔主演『新空港占拠』(日本テレビ系)が1月29日までに最速で“TVerお気に入り数100万突破”を達成していたが、これに『君が心をくれたから』が続いた形。
このTVerでの好調ぶりを受け、ドラマ公式Xでは5日、キャストの永野と山田裕貴が「お気に入り登録数100万突破~」「いえ~い、ありがとうございますー」「うれしいですねえ」と喜んでいる動画を公開した。
「『君が心をくれたから』は、日下が“五感を奪う理由”がまるっと描かれていない点をはじめ、初回からツッコミどころも多く、かなり大雑把なストーリー構成にも見えます。そのため、一部ネットユーザーからは『「新空港占拠」を超えるネタドラマ』なんて指摘もあるようですが、それ以上にピュアで儚げなラブストーリー要素に魅了される視聴者は多いようです」(テレビ誌記者)
月9『君が心をくれたから』視聴率5%台続きだが……
3カ月かけて五感を一つずつ奪われていくヒロイン・雨の様子が描かれる同作。すでに第2話で“味覚”、第4話で“嗅覚”と2週に1つのペースで感覚を失っている。
さらに、5日放送の第5話では、次に失う感覚が“触覚”であることが判明し、多くのネットユーザーから「太陽くんを触っても何も感じなくなっちゃうの!?」と悲鳴が上がっているようだ。
そんなネット上で話題の同作だが、平均世帯視聴率は第1話7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話5.8%、第3話5.6%、第4話5.4%、第5話5.3%を記録。フジが誇るブランド枠・月9としては物足りない数字だ。
「今期のGP帯の連ドラは、月9枠に限らず、恋愛ドラマがことごとく視聴率で苦戦しているんです。近年、ピュアなラブストーリーはTVerなどのネット視聴でヒットしやすい傾向がある一方、電波放送で高視聴率を獲得できないのが悩みどころといえそう」(同)
第5話でようやく互いの思いが通じ合った雨と太陽。雨は今後、触覚、聴覚、視覚を失う展開が予想されるだけに、視聴者からどんな反響が寄せられるか気になるところだ。