松本人志、孤立からの引退説――飲み会参加の中堅芸人が明かす“胸の内”は?
「週刊文春」(文藝春秋)が報じた一連の性加害疑惑を受け、現在、芸能活動を休止しているダウンタウン・松本人志。「文春」に対する訴訟に集中するための活動休止だというが、決着には数年単位で時間がかかってしまうこと、また、世論次第で「勝訴しても、汚名返上できるとは限らない」(放送作家)ことから、テレビ局関係者の間では「このまま引退する可能性も視野に入ってきた」とささやかれているようだ。
松本所属の吉本興業は、「文春」第一報とほぼ同時に「当該事実は一切ない」として、法的措置を検討していることを公表。ところがその後、裁判は松本個人で行い、吉本はあくまで側面支援に徹する形を取ることが明らかになった。
「こうした経緯から、業界内外では松本が吉本に『見放されつつあるのでは』という見る向きもあります。さらに所属事務所に加えて、松本を慕っている多くの後輩芸人たちが、この件に関して、情報番組出演など必要に迫られた場合でない限りは沈黙に徹していることから、彼が“孤立”している印象がますます強まっているんです」(同)
今田耕司は昨年12月29日放送の『ワイドナショー年末3時間生放送SP』(フジテレビ系)で「僕が知ってる松本さん、小沢(一敬)くんが(記事に書かれていることを)とても言うとは思えないですし、僕は聞いたことがない」と強めに発言するなど“擁護モード”だったが、ネット上では猛批判を浴びた。
「それでも、立川志らくやMY FIRST STORY・Hiroらは自身のX(旧Twitter)やYouTube動画内で真正面から松本擁護を繰り広げていますが、いずれにしても彼らの熱心なファン以外からの賛同はほぼ得られていない様子。こうした状況を見た後輩芸人たちは、『ヘタに擁護してもかえって傷口が広がってしまうだけだ』と思っているようで、貝になるしかない状況に陥っています」(同)
「私自身は、松本さんを慕っている」が……飲み会参加芸人の本音
ある中堅芸人は、松本が中心の飲み会に何度も参加しているというが、今の世論の中では「自分の見た限りでは、やましいことはなかった」という経験上の事実を発信したくても「とても無理」と、苦しい胸の内を明かす。
「自分が参加させてもらっている会は、女性の参加者すらおらず、ただ松本さんが気に入った若手芸人と交流を深めたいだけの集いなのですが、これでさえ『女性の調達係になってくれる後輩を探すための会』と疑われかねません。私自身は、松本さんを慕っているし、同業者の中には『今後も芸能界の第一線で活躍してほしい』と言っている人がたくさんいます。でも、一歩間違えばこちらに火の粉が飛んでくる危険性もあるので、何も言えない。この状況に歯がゆい思いをしている芸人は少なくありません」(前出・中堅芸人)
その結果、今の松本には「孤立」のイメージがつきまとい、引退説まで浮上している状況のようだ。もはや裁判の勝敗以前に“負け戦”ムードが漂っているが、果たしてここからの起死回生はあり得るのだろうか。