『厨房のありす』、韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』と酷似する5つの設定
日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で1月21日、新連続ドラマ『厨房のありす』がスタートする。門脇麦が主演を務め、King&Prince・永瀬廉が共演することでも注目の作品だが、一部ネット上で「設定が人気の韓国ドラマに似ている」とささやかれているようだ。
『厨房のありす』の主人公・八重森ありす(門脇)は、自閉スペクトラム症(ASD)の料理人。こだわりが強く、コミュニケーション能力に欠けるも、大学教授の父・心護(大森南朋)や幼なじみの三ツ沢和紗(前田敦子)らに見守られながら、自身の店「ありすのお勝手」を切り盛りしている。そこへ転がり込むフリーター・酒江倖生(永瀬)もまた、ありすの才能やひたむきさに惹かれ、彼女を支えるようになっていく……という内容だ。なお同作は、玉田真也氏が脚本を手掛ける、オリジナルストーリーとなっている。
しかしそんな『厨房のありす』だが、エンタメ誌記者いわく「韓国で2022年に放送され、社会現象化したほどの人気ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』と設定が酷似している」とのこと。以下、5つの類似点を挙げる。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』と『厨房のありす』5つの類似点
【1】主人公の自閉症女性が仕事で天才的な能力を発揮する
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の主人公ウ・ヨンウ(パク・ウンビン)とありすは、ともに自閉症の女性。ヨンウは法律事務所ハンバダの弁護士、ありすは「ありすのお勝手」の料理人として天才的な能力を発揮する点が一致している。なお、ヨンウは、クジラの話をしだすと止まらなくなり、一方のありすも、ひとたび料理の解説をし始めると延々しゃべり続けるというキャラクターだ。
【2】主人公がシングルファザーに育てられている
ヨンウは、ソウル大法学部卒のエリートながら、現在は専門職ではなくキンパ屋の店主として働く父・ビョンホ(チョン・ベス)に、ありすは、大学で有機化学を教える教授の父・心護に、男手ひとつで育てられた設定で、家庭環境も似ている。
【3】主人公の親友が元ヤンキー
ヨンウにとって唯一の友達であるトン・グラミ(チュ・ヒョニョン)は、素行不良の学生だったが、ありすの幼なじみで唯一の友達だという和紗もまた、地元では有名な元ヤン。ちなみに、グラミも和紗も、いじめられていた主人公を助ける心優しい性格の持ち主でもある。
【4】主人公の過去を知るキーパーソンが大手企業トップの娘
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では、大手法律事務所・テサン創立者の娘である弁護士テ・スミ(チン・ギョン)が、ヨンウの出生の秘密を知るキーパーソンとして登場。そもそもヨンウの父・ビョンホとスミは学生時代に恋人同士であり、2人の間に生まれたのがヨンウという展開だった。
一方、『ありすの厨房』にも、製薬会社CEOの娘で創薬化学者の五條蒔子(木村多江)が、ありすの過去を知る重要人物に位置付けられている。ありすの父・心護と蒔子は元同僚。心護はゲイで、ありすが3歳の時に引き取り育てているが、蒔子がありすの実母という可能性は低くないだろう。
【5】主人公と同僚が恋仲になる
ヨンウは、ハンバダの訟務チーム職員イ・ジュノ(カン・テオ)と恋仲になるが、一方でありすも、住み込みバイトの倖生と惹かれ合う関係になる模様。ジュノも倖生も、主人公の言動に戸惑いつつ、そのひたむきさや才能に惚れる……という点が一致している。
このように、あまりにも『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』と設定が酷似している『厨房のありす』。放送開始後は、本作ならではのストーリー展開を示して、視聴者を魅了できるだろうか。