松本人志の性加害疑惑、『おまかせ』陣内智則のコメントに芸人界隈注目のワケ
ダウンタウン・松本人志の一連の性加害疑惑報道を取り上げた、1月14日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系、以下『おまかせ』)。お笑い関係者の間でその発言が注目されていたのは、MCの和田アキ子ではなく、松本の後輩であるお笑い芸人・陣内智則だったという。現在メディアではさまざまな芸人が、この件について言及している状況だが、こと陣内に関しては「最も危険な“爆弾”を抱える一人と目されている」(お笑い芸人)という。
『おまかせ』放送同日は、松本の古巣番組である『ワイドナショー』(フジテレビ系)や、芸能界のご意見番的立ち位置の爆笑問題・太田光が総合司会を務める『サンデー・ジャポン』(TBS系、以下『サンジャポ』)も、「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた松本の性加害疑惑について扱った。
「全編にわたり松本擁護ムードだった『ワイドナショー』には、視聴者から批判の声が噴出。太田が、“芸人・松本”と被害を受けたと主張する女性それぞれに寄り添うスタンスを見せた『サンジャポ』のほうが、視聴者の共感を呼んでいた印象です。しかし、両番組以上に、一部関係者の間で話題になっていたのが『おまかせ』でした」(スポーツ紙記者)
陣内智則、松本人志の性加害疑惑に「すごいかわいがってもらってる後輩として」
和田は女性のアテンド役となったホリプロコム所属のスピードワゴン・小沢一敬について、事務所が活動継続を宣言した直後に、活動自粛を発表した件に言及。「全部確認してから発表してほしかった。どうもすみませんでした。ホリプロとして」と頭を下げた。
「事務所の不手際を謝罪した和田ですが、一方で報道の内容については松本の現在の心情を慮りながらも『プライベートの部分はわからないから』と、切り込むことはありませんでした。一方で、陣内は、プライベートで松本との飲み会に参加したことがあると告白。『すごい可愛がってもらってる後輩として、経験上の話をするなら』として、会には女性が参加する場面もあったものの、『文春』が報じたような“セックス上納システム”に関しては完全否定したんです」(同)
また、陣内は松本が「文春」を名誉毀損で提訴することにも触れ、「松本さんが(活動を)休止してまで裁判をする覚悟も伝わる。何が本当に真実なのか、待つしかない。密室の出来事がどこまで真実として明かされるのか」とコメント。これらの発言について、芸人界隈では「現段階で言及できるギリギリのラインに踏み込んでいた」と評価されているそうだ。
陣内智則も松本と飲み会の常連メンバーだった
「というのも、陣内さんは松本さんの飲み会の常連メンバーで、今後『文春』の記事に登場する可能性があるんです。当然、本人はそのことを理解し想定もしているでしょうし、かなりの覚悟を持って『おまかせ』であの発言をしたとみられます。ちなみに、飲み会に女性をアテンドしていたと同誌に報じられたたむらけんじさんは、自身のラジオで『そういう飲み会があったのは事実ですが、記事に書かれている内容を目的としたものでは決してなくて、僕の感覚では合コン。女性と一緒に飲む飲み会という感覚』などと、陣内さんのコメントと似通った釈明をしていました」(前出・お笑い芸人)
今後も、松本の性加害疑惑に関する続報が相次ぐとみられる中、「陣内さんの『おまかせ』での発言内容も、『文春』は切り込んでいくかもしれません」(同)という。
この状況下で、淡々と自身の役割を果たしていた陣内。「文春」の次なる矢は、松本だけでなく陣内にも放たれてしまうのだろうか。