TOKIO・松岡昌宏、「何を言ってるんだ、ハタチの若者が」とリスナーを叱咤のワケ
TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)。1月7日放送回では、“働き方”に関するリスナーの相談に対し、真剣に回答する場面があった。
この日、20歳のリスナーから「この先の人生を考えたとき、やりたくないけど安定している仕事か、やりたいけど給料がよくない仕事か、どちらにいくべきか迷っています」という内容のメールが到着。松岡は「俺の考え方ですよ?」と前置きした上で、「まず、何を言ってるんだ、え? ハタチの若者が」と叱咤。「もちろん慎重になる気持ちもよくわかる」と寄り添いつつも、「俺はね、やりたくないことはやるべきではないと思います」と断言した。
さらに、「まず、自分のやりたいことをしっかりと探して、それでいつかちゃんと、給料はよくないかもしれないけど“好きこそものの上手なれ”とは言ったもんでさ。そのやりたくない仕事じゃなく、やりたいことに情熱を注いで、それで少しずつ生活できるように持ってくっていうふうにしないと」とアドバイス。
「意外に人生はあっという間だから、そんなおもしろくないことをしてもしょうがない気がする」「興味のないこと、やりたくないことは、やらないに越したことはない」と持論を述べた。
また松岡は、「その仕事をしてる人にも失礼になるし。自分がやりたくない(ことをしている)のにお給料がいいからやってるって姿勢は絶対よくない」と断言。
TOKIO・松岡昌宏、「お金に支配されちゃダメ」と熱弁
そして、まだ若いリスナーに「いやいやいや、まだやるべきこといっぱいあるぞって、そしてやりたいことやりなさいっていうふうに思いますね」と進言したあと、お金問題についても言及。
「世の中、綺麗ごとは言ってらんないのよ。そりゃお金は大事よ」と言いながら、「でも支配されちゃダメなのよ」としみじみコメント。「すごいありがたいものでもあり、とっても怖いものだから」「ちょっと依存性があるじゃない?」と話し、お金に支配されると「自分の人生がすっげーつまんないものになってしまう」と熱弁した。
加えて、自身が好きだというウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ氏の「貧しい人っていうのは、物を少ししか持っていない人のことをいうのでなくて、無限の欲があるがゆえに、いくらあっても足りないって満足しない人が、本当に貧しい人なんだ」という言葉を紹介。
その上で、「これっていまの『お金に支配される』ってことに近い気がする」「お金は大事だけど、自分が生きていくのに何が楽しいか、何が一番大事かっていうものを自分の中で見極めて、『ちょっとお金(給料が)いいからって嫌なことしよう』ってほうには行かないほうが俺はいいと思う」と話した。
そして「人生、ダメもとよ。俺の一番好きな言葉は本来、『無一物』ですからね。もともと何も持っていない、だからビビる必要はない」と自らのポリシーを明かしながら、「守らなくていい。まだまだ攻めの体勢でいきましょう」「そしてお金に支配されないように、うまくコントロール自分をしながらやってみてはいかがでしょうか?」と提案したのだった。
なお、今回紹介読み上げた質問は、いったん持ち帰り、時間をかけて回答を考えたと明かし、「ありがたいことに、この〇〇(リスナー名)のメッセージのおかげで、このことを考えるきっかけを自分ももらって。今、自分で言いながら、半分、松岡昌宏本人に言い聞かせてる」とぶっちゃけ。
最後に、「お互いに頑張っていきましょう。より良い楽しい人生。自分の力で、自分の足で歩いて作っていってください。応援してます!」と、あらためてリスナーに激励の言葉を送っていた。
この日の放送を受け、ネット上には「頑張ろう。やる気を出させてくれてありがとう」と感謝したり、「お金に支配された人のニュースを見ても幸せそうに思えないもんね」と松岡の意見に同調する声、「おお、いったんお持ち帰りのお便りでしたか それだけたっぷり考えてもらえるって素敵」と、リスナーの相談にきちんと向き合う松岡を称賛する声が上がっていた。