買ってはいけない「100均」グッズ! 片付かない家にある「靴収納グッズ」3つとは?
整理収納アドバイザー・伊藤まきさんがサイゾーウーマンで連載中の「『お片付けSOS』相談!」。今回は「買ってはいけない」靴の収納グッズを取り上げた記事を再掲。片付けができないお宅で、ほぼ必ず見つかる「玄関先の100均グッズ」とは……? ぜひ参考にしてみてください。
※2019年12月2日掲載の記事を再編集したものです。
買ってはいけない、100均「靴収納グッズ」
[1]シューズホルダー
まずはシューズホルダーです。下駄箱の収納力アップで知られる名品ですが、出した後に元に戻すという作業が面倒のため長く続きません。また、高さを奪うので棚板を2段にするのと変わりません。なにより100円でも個数を揃えると、予算はUPしてしまいます。
[2]引き出し型のシューズケース
衣替えの靴を保管するには便利ですが、こちらも箱に戻す作業があるため持続できません。
[3]コの字ラック
最後は、キッチンコーナーで販売されている[3]コの字ラックです。子ども靴の収納アイデア記事で知られますが、強度が弱く変形するため処分するケースが目立ちます。
このように、100均グッズで収納を増そうとすると、いずれ処分することになりがち。これらの経験から、持ち家なら「棚増し」、賃貸なら「突っ張り棒」をオススメしています。
100均「靴収納グッズ」より「板増し」!
【Before】
【After】
余白が目立っていた下駄箱の収納力をアップするため、合計3枚を「板増し」。子どもが成長しても融通が効くのが魅力で、小さな収納グッズを揃えるよりコスパ◎です。外玄関に「出しっぱなし」だった外遊び用のおもちゃも入ります。また、置き場に困っていた子ども用の帽子も「使う場所」にスタンバイできました。
マイホームなら、備え付け家具の説明書があるので問い合わせ先に確認してみましょう。Kさん宅の場合は、1枚800円で揃えることができました。
子どもの靴は「一列収納」で、スッキリ入ります!
[Before:下段]
↓[After]↓
大人の靴が少なめだったのも、下駄箱をフル活用できた理由のひとつです。使用頻度の低い子ども靴は、100均の引き出し収納ケースに保管しました。よく履く靴と保管する靴を分けるのもスッキリポイントです。
下駄箱の奥行きは、成人男性のサイズ。子どもの靴では、余白が目立ちます。Kさん宅でも、2足揃えた上に重ね置きしていました。写真上のように、靴を「一列収納」にすれば8足も収まります。
「息子が2人なので、この量でちょうどよい」とKさん。将来的には、1人3段ずつで定数管理できるようにしたいとも。家族の共有スペースだからこそ、ルールを決める! これぞ、大切なモノを管理する能力が育つ仕組みです。