KinKi Kids・堂本光一に謝罪させたジュニア、会見での発言が物議醸す
STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)でジュニアとして活動するHiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者らの出演舞台『Act ONE』が、1月1日に東京・帝国劇場で幕を開けた。同公演は全キャストが演出を手掛けており、KinKi Kids・堂本光一も「スーパーバイザー」として携わっているが、公演に向けて準備を進める中、ある出演ジュニアに“説教”を食らったという。
「帝劇2024年新春公演」と銘打った同作は、1月1~27日まで帝国劇場で上演される。まだCDデビューしていないジュニアたちが演出を務めるという、異例の舞台だ。情報誌「日経エンタテインメント!」24年2月号(日経BP)内のコラム「エンタテイナーの条件」では、スーパーバイザーの堂本がその裏側に言及している。
「この回の連載タイトルは、ズバリ『「ベテラン光一、ジュニアに怒られる」の巻』。昨年1月に帝劇劇場で上演されたジュニア主演舞台『JOHNNYS’ World Next Stage』では、20th Century・井ノ原快彦、少年隊・東山紀之と共に演出を手掛けていた堂本ですが、今作はスケジュールの都合でガッツリと関われないため、スーパーバイザーの肩書でサポートすることになったとか」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな『Act ONE』のコンセプトは「各グループのやりたいこと」を見せるというもの。自身主演の『Endless SHOCK』シリーズをはじめ、舞台経験が豊富な堂本は後輩の思いを尊重しつつ、調整していく役目を担っていたようだ。
同誌の取材は昨年11月下旬とのことで、この段階では「なるべく先輩のカバー曲は使わず構成するように」(原文ママ、以下同)など、客観的なアドバイスを送っていたという。
こうして、後輩への助言の内容や“演出論”を語る中、堂本は「猪狩(蒼弥・HiHi Jets)からは説教食らいましたよ。アハハ!(いとも愉快そうな笑い)」「猪狩は自分ですごく考える子だから、HiHi Jetsのコーナーだけじゃなく、全体オープニングの演出案までプロットにまとめてきたんですよ」と明かした。
「堂本は猪狩の前のめりな姿勢を評価しながらも、『しかし…ここで僕の考えと猪狩の意見がぶつかってしまったわけです(笑)』とポロリ。堂本いわく、猪狩は『最初にちびっこジュニアたちを起用する』といったアイデアを提案してきたそう。これを受け、堂本は“対比”を見せるためにもHiHi Jetsらベテランジュニアは『重みを持って大人っぽく歌いながらシンプルに登場してはどうか?』と返したといいます」(同)
ほかにも堂本なりの主張をぶつけたというが、「『光一さん。正直言って今この状況で、後輩の面倒を見て大人っぽくしてる余裕なんて俺たちにもないんすよ!』つって怒られました(笑)」と告白した。
旧ジャニーズ事務所は昨年、創業者・ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題の影響によりSMILE-UP.に社名変更を行い、被害者への補償業務を行うための会社へと生まれ変わった。そして新たにタレントのマネジメントなどを担う新会社・STARTO ENTERTAINMENTが誕生したばかり。『Act ONE』はジュニア自らが演出を行う作品だけあって、「余裕がない」という言葉は、猪狩をはじめ、タレントたちの本心なのかもしれない。
堂本は猪狩の言葉を思い返し、「ゴメンなさいでした。彼らも必死なのは分かってんだけど(笑)」と、謝罪していたのだった。
HiHi Jets・猪狩蒼弥、少年忍者への「15人くらいに選抜して」発言が物議醸す
先輩にも臆せず意見する猪狩だが、一方で、事務所最大の21人グループ・少年忍者をめぐる発言が、ファンの間で物議を醸している。1月2日の『Act ONE』昼公演ではステージ上で公開記者会見が開かれ、観客も見守る中でトークやフォトセッション(マスコミ陣による写真撮影)を実施した。
その場に居合わせたSNS上のファンのレポートによれば、フォトセッションの際に猪狩は大所帯の少年忍者に向けて「15人くらいに選抜して」などと、冗談交じりに言い放ったとか。すると、少年忍者のリーダー・川崎皇輝が「全員で忍者なので」と反論したそうだ。
「少年忍者は21人いるため、メディア露出に差が出るなど、どうしても“グループ内格差”があるように見えてしまいます。一部のジュニアファンですらも、『21人でのデビューは難しいのではないか』と憂慮しているほどで、ネット上では、グループ解散のうわさも定期的に浮上しているんです」(同)
そのため、前述の猪狩のコメントが広まると、「少年忍者は毎年、グループ解体とかネタでも言ってほしくなかった」「少年忍者側からしたら、人数の話はかなりデリケートな問題。冗談でも言っちゃダメだよね」「猪狩は好きだけど、少年忍者に対する発言は許せない」「ガリさん、今回の発言は言い過ぎ」と、否定的な反応が上がった。
対照的に、「猪狩にとって、少年忍者は“21人いて当たり前”だからこそ出た冗談なのかも」「猪狩の発言はツッコミ待ちだったんでしょ。悪意はないと思う」「猪狩は冗談のつもりで言っただけなのに、ムキになって批判しないで。少年忍者が人数多いのは事実でしょ」と、猪狩を擁護する声も見受けられた。
“歩く国語辞典”というキャッチフレーズもついているなど、口達者で知られている猪狩。事務所を取り巻く状況も不安定な時期だからこそ、仲間にも思いやりをもって接してほしいものだ。