【ダイソー】110円「万能用ハケ」が黒カビ除去に最強! プロ直伝の掃除テクニック集
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級の資格を持つ「掃除をしながら片付ける」伊藤まきさんが、ダイソー商品を使ったプロ技を紹介していきます!
あっという間に、年末の大掃除の時期です。今回はダイソーとセリアの「刷毛」を使った掃除術を取り上げます。
写真上は、家具の塗装などでおなじみの「刷毛」。掃除のプロたちも、サッと出して使える道具として重宝しています。ホウキや掃除機よりもずっとコンパクトなので、場所をとらずに素早くホコリ払いができます。
目次
・【ダイソー】油性用ハケ、万能用ハケ110円
・【セリア】油性水性兼用刷毛、多用途刷毛110円
・ダイソー「黒い刷毛」使用法1:家電の「詰まり汚れ」落としに
・ダイソー「黒い刷毛」使用法2:空気清浄機の「排気口」のお手入れに
・ダイソー「黒い刷毛」使用法3:サッシの「普段のお手入れ用」に!
・ダイソー「黒い刷毛」使用法4:玄関と室内のドア「蝶番まわり」に
・ダイソー「黒い刷毛」使用法5:天井まわりの「目の届かない場所」に
・ダイソー「黒い刷毛」使用法6:車の中と外の、あらゆる隙間に!
・ダイソー・セリア「白い刷毛」使用法:黒カビ掃除に!
・【黒カビ除去掃除】Before
・【黒カビ除去掃除】step1:水200mLに対し漂白剤が10ml
・【黒カビ除去掃除】step2:白い刷毛で漂白剤を塗布
・【黒カビ除去掃除】step3:マイクロファイバータオルで水拭き
・【黒カビ除去掃除】After
・【黒カビ除去掃除】自力で作業するときの注意点
ダイソー・セリアの刷毛
【ダイソー】油性用ハケ、万能用ハケ110円
ダイソーとセリアDIYコーナーへ行くと、刷毛の横幅30〜70mmのサイズがそろいます。
ダイソーは黒(油性用ハケ)と白(万能用ハケ)の取り扱いで、セリアは白(兼用)。どちらもペイントが主な目的ですが、セリアだけ「多用途刷毛」があります。
【セリア】油性水性兼用刷毛、多用途刷毛110円
ダイソーのほうが毛量が多いので、小さなほうきのように「ほこり掃除」するのに万能です。セリアは毛量が少なく、毛先がそろうイメージで選び分けます。筆者的には、繊細なPCまわりのホコリ払いはセリアといった感じで、使い分けて選んでいます。なお、掃除に刷毛を使う前は必ず「手でしごいで抜け毛を取る」作業をしてから使います。
では、ダイソーの黒い刷毛を、小さなほうきのように使う「ほこり掃除」方法を紹介します。
ダイソー「黒い刷毛」使用法1:家電の「詰まり汚れ」落としに
掃除機や調理家電など、ホコリや食品カスが詰まりやすい部分に◎。ネジが多くて、通気口がある家電は「水や洗剤を使ったお手入れNG」なので乾いた布や刷毛を使います。凹凸の多いパーツは、布より「乾いた刷毛」のほうが、詰まった汚れを落とせます。
ダイソー「黒い刷毛」使用法2:空気清浄機の「排気口」のお手入れに
空気清浄機の「排気口」のホコリ取りも、掃除機に付属するブラシより良く取れます。でも、汚れが空中に舞うため掃除機でホコリを吸引しながら作業をする必要があります。
ダイソー「黒い刷毛」使用法3:サッシの「普段のお手入れ用」に!
筆者宅では、「サッシ用の小さなホウキ」としてベランダに常備しています。普段から、サッと砂ホコリを落とせるので汚れがたまるのを阻止できます。
ダイソー「黒い刷毛」使用法4:玄関と室内のドア「蝶番まわり」に
室内と玄関ドアの「蝶番まわり」をはじめ、ドア枠の凹凸部分は「見落としがちな汚れ」がたまっています。おしゃれな「格子デザイン」の扉や引き戸も、ホコリがいっぱいです。
ダイソー「黒い刷毛」使用法5:天井まわりの「目の届かない場所」に
部屋の四隅や煙探知機、ブレーカー、ダウンライトなど手が届きにくい「天井まわり」は、汚れも目に見えにくい場所です。ほんのり蜘蛛の巣や黒ずみ汚れがあったりします。もちろん、モップのほうが吸着力が強くホコリを落とさずに済みますが、コスパ面は刷毛が勝ちです。
ダイソー「黒い刷毛」使用法6:車の中と外の、あらゆる隙間に!
車内の細かいパーツ掃除はもちろん、ホイールやロゴなどの汚れ洗浄も柔らかい刷毛があると便利。本格的な「洗車ブラシ」という商品もありますが、低予算で済ませたいなら100均の刷毛が便利。
次は、ダイソーとセリアの白い刷毛の使用法を紹介します。
ダイソー・セリア「白い刷毛」使用法:黒カビ掃除に!
「白い刷毛」なら、壁の黒カビが落とせます。漂白剤を使う黒カビ掃除は、黒いハケを使うと色落ちや抜け毛が目立つため、白い刷毛がふさわしいのです。
自力で黒カビの掃除が可能なのは、水を弾く壁紙の場合。用意するのは、白い刷毛、キッチン用の漂白剤、漂白剤を薄める器です。最後に水拭きを繰り返すための、新しいマイクロファイバータオルも数枚必要です。
真っ黒な壁が白く変わった、ビフォーアフター写真で紹介していきます!
【黒カビ除去掃除】Before
片付けモニター宅で大きな家具をどかすと、壁紙に「黒カビ」がありました。写真上の住宅の場合、水を弾くビニールクロス素材なので「漂白剤」を使ったカビ取り掃除が可能です。水が染み込みやすい壁紙の場合は、壁紙用の専用洗剤が必要です。
【黒カビ除去掃除】step1:水200mLに対し漂白剤が10ml
水200mLに対して、キッチンブリーチを10ml(キャップの半分)の濃度まで薄めます。室内で漂白剤を使うときは「窓を全開」にして、換気をしておきます。作業中は、ゴム手袋、マスク、長袖の服も忘れずに!
【黒カビ除去掃除】step2:白い刷毛で漂白剤を塗布
白い刷毛に薄めた漂白剤をつけて、壁紙に薄く塗り広げるように散布していきます。プロは、霧吹きボトルを使いますが「刷毛」のほうが飛び散り(目や髪に付くリスク)が少なく扱いやすいです。ただし、床まで洗剤が垂れやすいので、古いバスタオルや養生テープでガードをする必要があります。
【黒カビ除去掃除】step3:マイクロファイバータオルで水拭き
刷毛で塗り広げると、瞬く間に「黒カビ」が消えていきました。水で濡らして硬く絞ったマイクロファイバータオルで、水拭きを繰り返します。巾木と壁紙の隙間に入らないように、素早く作業しましょう。
【黒カビ除去掃除】After
腰より下の小範囲の汚れで、ビニールクロスの白壁なら自力でも写真のようにキレイになります。改めて、ズームアップで【黒カビ除去】のビフォーアフター写真を比較してみましょう。
黒カビを自力で落とせるレベル(状態)だったので、わずかな時間で簡単に落とすことができました。自力で落とす場合は、プロが発信する動画で清掃手順を確認してからの作業をおすすめします。
【黒カビ除去掃除】自力で作業するときの注意点
自力で黒カビを除去できるのは腰より下の小範囲に限ります。腰よりも高い天井や複数箇所にカビが発生している場合、壁紙がめくれたり膨らんでいる場合、窓枠が傷み湿った状態などは、壁の内側からの判断が必要なので内装業やカビの専門会社に相談しましょう。
一家に1本あると便利「刷毛」で大掃除
年末の大掃除、時間と気力が無くても「玄関周り」だけは、縁起担ぎのために頑張りたいですよね。玄関は、ホコリや壁紙にたたきの汚れが多い場所です。例えば、玄関のドアまわりの凹凸に「黒い刷毛」を。たたきの汚れに「白い刷毛」を使うのもおすすめです。