歴代最強だと思うM-1王者ランキング! “史上最高得点”ミルクボーイを抑えた第1位は?
第2位は、知名度ゼロから『M-1』の優勝を手にした「ミルクボーイ」。審査員の松本人志が“史上最高”と評したハイレベルな19年大会を、史上最高得点の681点で制しました。彼らは07年のコンビを結成後、11年に賞レースで敢闘賞を受賞したものの、その後の受賞歴ナシ。19年に突如『M-1』優勝を果たしたダークホースでした。
近年は漫才の中でコントを演じる「漫才コント」のスタイルが多く見られますが、ミルクボーイのネタは王道のしゃべくり漫才。ボケの駒場孝の“おかん”が忘れた「物の名前」を、「おかんが言うには……」というヒントを元にして、ツッコミの内海崇が否定と肯定を繰り返しながら、その正体を探っていくというフォーマットになっています。松本はこのスタイルを「行ったり来たり漫才」と名づけ、「これぞ漫才、というものを久しぶりに見せてもらった」と絶賛していました。
10年に『M-1』が一旦終了してから数年間、コンビらしい活動をストップしていたものの、15年に『M-1』が復活し、17年からあらためて漫才と真剣に向き合うようになったというミルクボーイ。その結果、結成当初からフォーマットを変えていないネタで栄光を勝ち取ったとあって、2人は“努力のコンビ”といえるのではないでしょうか。
歴代最強だと思うM-1王者
第3位:中川家(01年) 8%
第3位にランクインしたのは、1992年に結成した兄弟コンビ「中川家」。01年大会の出場資格は「結成から10年未満」だったため、中川家はこの大会が最初で最後の挑戦となりました。第1回大会のトップバッターというプレッシャーのかかる大役を務めながらも初代王者に輝いたのですから、本当にシビれますよね。
当時の『M-1』は現在とは違い、ネタ披露後の審査員と出場者の掛け合いはありませんでした。その影響か、中川家が優勝を決めた直後、審査員から「最初のとこのあれ、間違ったん?」「あれはちょっと変えたほうがええわ」と手厳しく注意を受けたそうです。しかもダメ出しを受けたのは、優勝した中川家だけ。この愛のムチは「優勝者にのみ与えられた特権」だったのかもしれません。
優勝後の活躍を見ると順風満帆かのように思えますが、兄・剛は97年頃からパニック障害を患っていました。弟・礼二は、人混みがダメな兄の電車移動の際、30分で行ける距離を各停で4時間かけて一緒に移動したり、兄が舞台に出られなかった時は1人で劇場出番をこなしたりと、兄を支え続けていたとのこと。彼らは30周年を迎えてもなおYouTubeチャンネルで定期的にネタ動画をアップするなど、精力的な活動を続けています。
歴代最強だと思うM-1王者
【それぞれの投票コメント】
1位:2007年 サンドウィッチマン 51%
◎敗者復活からの優勝は本当にドラマチックだった。サンドウィッチマンの強さを見た。
◎誰も傷つけないというより、誰のことも尊重しているという感じですね
◎敗者復活で優勝したときの勢いがすばらしかった。今も冠番組やレギュラーを数多く抱えていて安定感がある。
◎漫才が素晴らしいのはもちろんM-1後の売れ方が1番凄まじい芸人
◎敗者復活戦からの劇的な優勝はわすれることができません ずっと応援します
2位:2019年 ミルクボーイ 14%
◎エムワンは最高得点!! この形を作り出し、数年間食べてもなかったコーンフレークが食べたくなった(笑)
◎あのシステムが素晴らしいし、ネタ全部が面白い。そして2人とも滑舌がよく聞き取りやすいし、声の質もちょうど良い。
◎衝撃的に面白かった
3位:2001年 中川家 8%
◎今もって安定の面白さを保っているのはすごいです
◎長く活躍している