「やっとここから離れられる」旧ジャニーズ関係者が、本社移転に安堵するワケ
社名を「SMILE-UP.」に変更し、所属タレントのマネジメント業務などを行う新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の始動、並びに、実業家・福田淳氏の代表就任を発表した旧ジャニーズ事務所。創業者・ジャニー喜多川氏(2019年7月に死去)の性加害問題が取り沙汰された今年、同社は組織をゼロから作り直すことになったが、来春には本社社屋を移転すると伝えられている。その背景には「スピリチュアルな意味合いがある」(スポーツ紙記者)とうわさされているというが……。
「現在の本社は18年に買収した東京・港区の旧SME(ソニー・ミュージックエンタテインメント)乃木坂ビル。所属タレントたちはこれまで、社員食堂が2つあることやサウナ完備のジムが置かれているなどと、社内の様子をメディアでたびたびネタにしていました。しかし、ここに移転してからの同社は災難続き。まず、翌19年にジャニー氏が死去。当時、代表取締役会長だった姉のメリー喜多川氏もこの時期からほとんど出社しなくなり、世代交代も相まってタレントの退所に歯止めが掛からなくなっていったんです」(芸能プロ関係者)
21年にはメリー氏もこの世を去り、22年には副社長を務めていた滝沢秀明氏も電撃退社した。
「そして今年はジャニー氏の性加害問題が国内外で糾弾され、ついには『ジャニーズ』の名前すら消滅した。被害者のことを思えば、これは当然の報いであり、“災難――不意に起こる不幸事”とは決して言えないものの、同社に大打撃を与えたことは間違いありません」(同)
藤島ジュリー景子氏は、スピリチュアルに傾倒している?
そんな同社は来春、社屋を都内別所に移転するとのこと。業界内では「風水学に則った決断ではないか」(同)とうわさされている。
「9月にジャニーズ事務所社長を辞任し、現在はSMILE-UP.の代表取締役を務める藤島ジュリー景子氏は、スピリチュアルに傾倒していることがまことしやかにささやかれている。現在の本社ビルは『緩やかながら坂の下に位置していて、敷地の形状や方位を見ても風水学的にあまりよくない立地』と、一部業界内で話題になっていただけに、同社は心機一転、移転を決めたのではないかといわれているんです」(同)
ちなみに、ソニーのほうは現在の東京・千代田区のビルに移転してからずっと業績は右肩上がりで、いまや国内レコード会社のトップに。風水だけで商売がうまくいくわけではないものの、「両社の現状にはとてつもない差がついてしまった」(同)という。
旧ジャニーズの本社ビル、移転先は?
「今年10月5日、本社ビルから『Johnny&Associates』の看板が撤去される際には、“駆けつけたファンが涙を見せていた”という報道もありました。しかし、一部のジャニーズ関係者は、看板撤去を本社移転の第一歩として、『やっとここから離れられる』と安堵していたとか。移転先には、“以前のビルに戻る案”も検討されているというものの、手狭になってしまうため、まったくの新天地で再スタートを切る可能性が高いようです」(前出・スポーツ紙記者)
同社が「SMILE-UP.」という新たな社名を発表した10月17日は、最強開運日とされる「天赦日」だったが、本社の移転先を決めるにあたっても、スピリチュアル好きというジュリー氏の知見が生かされるだろうか。