福田淳氏、取材での「ファン」発言が賛否! 嵐・大野智に関する発言には怒りの声も
12月8日、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)の代表取締役 CEOに就任したことを発表した福田淳氏。翌日には報道陣の囲み取材に応じたが、その受け答えをめぐって賛否両論が噴出している。
旧ジャニーズ事務所は、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題を受けて、新体制へと移行。同社は10月17日付で「SMILE-UP.」に社名変更を行い、被害者の救済や補償に専念する会社となった。
そして、このほどタレントと契約を交わすための新会社「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」が誕生。代表にはエージェント契約に詳しいコンサルティング会社「株式会社スピーディ」の社長・福田氏が就任した。
「世間的に公式発表される前に、福田社長はファンクラブ会員向けの動画(12月8日アップ)に登場。取締役COO・井ノ原快彦に紹介されながら、ファンにあいさつしました。そして翌日、福田社長は一部報道陣が集まる中で囲み取材に応じ、その様子はテレビの情報番組などで取り上げられました」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな中、SNS上の一部ファンらが注目したのは、被害者やSMILE-UP.に関するコメントだ。オンラインメディア「Arc Times」の尾形聡彦編集長が、ファンクラブ動画内で被害者や補償を求めている人たちへの言葉がなかったと指摘すると、福田氏は「個人的に思うことはありますけれど」と前置きした上で、「この会社ができた経緯は、世の中や産業界から『補償と分離した会社を作れ』と。そして、僕もそれが必要だろうと思ってこの船に乗ったので。そこでSMILE-UP.がやるべき仕事のことを僕がコメントするのは、おかしいだろうということで、申し上げるコメントはなかったということです」と返答した。
「続けて、NHKの記者が『現在の補償の状況のあり方』に対して見解を尋ねるも、『僕、全然詳細わからないんで、それはSMILE-UP.さんに聞いてください』と話すに留めました。別の記者からは『答える必要はないってことですか?』との声も飛びましたが、福田社長は『次の質問でお願いします』と発言して回答をスルー。すると、仕切り役の報道陣が『「サンジャポ」さんがそこで構えてますけど』と促し、その流れで、爆笑問題がMCを務める情報バラエティ『サンデー・ジャポン』(TBS系、「以下「サンジャポ」)の取材班を見つけた福田社長が、『あっ、来ていただいたんですね~。ファンです(笑)』と、一転してにこやかに対応する一幕もありました」(同)
福田淳氏、被害者やSMILE-UP.に触れず……『サンジャポ』取材班に「ファン」発言で賛否
なお、今年11月には「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属していた男性が死亡していたことが明らかに。10月中旬に大阪府箕面市の山中で首をつり、自殺を図ったとみられ、SNSでの誹謗中傷が原因ではないかという報道もあった。
こうした状況も踏まえて、今回の囲み取材の様子を目にしたSNSユーザーは、福田氏に対して、「なぜ記者の問いかけをあからさまに無視できるのか。性加害問題やその被害者たちを軽視しているととられてもおかしくない」「被害者や亡くなった方、誹謗中傷について言及していれば、評価はかなり違うものになったと思う」「メディアやテレビ局との癒着問題とかが散々言われていたのに、『サンジャポ』の記者に『ファンです』ってヤバすぎる」「不用意な発言じゃない!?」と、厳しい意見をぶつけている。
一方で、「STARTO ENTERTAINMENTは補償を行うSMILE-UP.とは別の会社。被害者や補償についてはSMILE-UP.に聞けばいい」「SMILE-UP.社がやらなければいけないことに対して、無関係だった福田さんに回答を求めるのはちょっと違う」「亡くなった方にお悔やみの言葉は言ってほしかったけど……。今、福田さんがファンに何か言ったら逆効果だと思う」と、福田氏を擁護するような意見も見受けられ、賛否を呼んでいる。
福田淳氏、インタビューで嵐・大野智の“プライベート情報”明かしファン怒り
しかし、それだけではなく、福田氏は嵐・大野智に関する発言でも物議を醸している。
就任発表当日の12月8日、「週刊文春」(文藝春秋)の電子版は、有料会員向けに、福田社長のインタビュー記事を公開。その中で大野と会ったのかどうかを聞かれた際、彼が沖縄にいるため、まだ対面できていないと明かしているのだ。
「さらに、ソーシャル経済メディア『NewsPicks』(同9日公開)の独占インタビュー動画内では、『宮古島』と所在地まで言及しています。現在、芸能活動休止中の大野が沖縄に滞在していることは、複数の週刊誌で報じられていましたが、タレントのプライベート情報を口にした福田社長に、ファンは不快感を抱いたのでしょう」(同)
ネット上には、「大野くんの居場所をペラペラしゃべるのは怖すぎる」「活動休止中の所属タレントに関する情報を話すのは言語道断」「大野くんのことをしゃべった福田、許さない。本人に何かあったら守ってくれるの?」と、怒りの声が寄せられている。
社長就任早々、メディアへの対応で多くのファンの反感を買ってしまった福田氏。まずは、タレントや社員と真摯に向き合い、会社運営に取り組んでいってほしいものだ。