A.B.C-Z、最新EPが初日2.6万で苦戦の一方……脱退控えた河合郁人に橋本良亮が苦言
A.B.C-Zの1st EP『5 STARS』が、11月28日付の「オリコンデイリーアルバムランキング」で、初登場2位にランクイン。メンバーの河合郁人が12月21日をもってグループを脱退するため、5人体制では最後の楽曲リリースになるが、売り上げはあまり芳しくないようだ。
今作は、初回限定盤A・B(CD+DVD)、通常盤(CD)の3形態で発売。所属レコード会社・ポニーキャニオンによるA.B.C-Zの公式サイトで「彼等の代表曲を作り上げた作家陣と新たに作り上げた1枚」(原文ママ、以下同)とPRしている通り、堂島孝平、西寺郷太(NONA REEVES)ら、縁あるアーティストが楽曲を提供している。
また、シンガーソングライター・大黒摩季が手掛けた「オリジナルストーリー」のレコーディングには、THE ALFEEのギタリスト・坂崎幸之助、ピアニストでYouTuberのハラミちゃんらも参加。豪華な面々が携わった意欲作かつ、河合が参加する最後の作品とあって、A.B.C-Zファンならば3形態セットでそろえたいところだろう。
「今作のEPという形態は、シングルやアルバムとも異なるのですが、チャートではアルバム扱いとなります。発売初日の『オリコンランキング』では、ロックバンド・King Gnuのアルバム『THE GREATEST UNKNOWN』が首位を獲得。初日に14万7,502枚を売り上げ、堂々の1位スタートを切りました。一方、A.B.C-Zの『5 STARS』は2位に入るも、売り上げは2万5,949枚と苦戦。1位のKing Gnuとは12万枚以上もの差がついていますから、週間ランキングでA.B.C-Zが1位を奪取できる可能性は、残念ながら極めて低いと言えるでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
なお、前作アルバムの初日データを振り返ってみると、2020年9月発売のオリジナルアルバム『CONTINUE?』は、初回限定盤A・B、通常盤の3形態展開で2万1,921枚をマーク。今作『5 STARS』は初日2万5,949枚のため記録を更新した。
「ただ、河合の脱退を控えた現状を考えれば、物足りない数字でしょう。好セールスを記録を出して花を持たせたいと考えているファンも少なくないはずですから、初日の売り上げを受けて、追加購入に励むファンも出てくるかもしれません」(同)
A.B.C-Z・橋本良亮、脱退の河合郁人に「男じゃねえな」
そんなA.B.C-Zメンバー・河合、塚田僚一、橋本良亮は、11月27日にバラエティ『ぽかぽか』(フジテレビ系)の生放送に出演。橋本が河合の脱退に関して、驚きの裏側を暴露する一幕があった。
今年9月21日、河合は12月21日付でグループを脱退すると発表。「MCとしてのポジションを確立する」との目標を達成するべく、個人で活動することを決断したという。
これについて、『ぽかぽか』MCのハライチ・澤部佑から話を振られると、橋本は「僕はすぐ受け止めましたね」と一言。「まあでも、グループメールで、去年の12月にその(脱退の)相談受けたんですけども。いやいや、せめて電話してこいよ(と思った)」と、本音をぶっちゃけた。
澤部が「本来、直接会って(伝えるべき)だよね」と同調すると、橋本はさらに「ちょっと嫌でしたね。『男じゃねえな』って思いました」と苦言を呈す場面も。
ここで河合が、「違うんですよ。仕事場に行くと(メンバーの)5人以外もいるじゃないですか。で、電話するってなったら、一人ひとり電話するのもちょっとアレだなと思って」と言い訳するも、橋本は「いや、そこはもう……おかしい」と、あきれた表情を浮かべた。
その後、河合は「(電話に)出なかった時に、1日ズレで言ってたら、そこでまたなんかギスギスしそうだなと思って。まずはグループメールで“こういう気持ちです”って言うのを……」「その後はみんなで集まって、話し合いは何回かしたんですけど」と経緯を説明。少なくとも橋本は当初の河合の対応に疑問を抱いたようだが、最終的に双方が納得してたどり着いた結論なのだろう。
河合を含む5人での記念すべき作品となった『5 STARS』。週間ランキングにおいて有終の美を飾ることはできるのだろうか?