芸能界のドンの差し金? &TEAM、『レコ大』新人賞から外され「審査員もあぜん」
年末の風物詩『第65回 輝く!日本レコード大賞』の各賞受賞者と楽曲が発表された。例年、出場歌手の決定時には世間から大きな反響が寄せられる『NHK紅白歌合戦』とは違い、『レコ大』の注目度は年々低下。今回も「各メディアは大々的に取り上げていない印象」(スポーツ紙記者)だそうだが、業界内では受賞者の顔ぶれを見た関係者から「なぜ?」という驚きの声が上がっているという。
SNS上でもさして話題になっていない『レコ大』。しかし、大賞候補となる優秀作品賞にYOASOBIの「アイドル」が選ばれてない点には、疑問の声が散見される。
「同曲は6月に米ビルボード・グローバル・チャート『Global Excl. U.S.』で日本語楽曲史上初の1位を獲得するなど、今年を代表する一曲といえることから、エントリーされていないのはかなり違和感があります。とはいえ『レコ大』は以前から、各レコード会社の影響力、所属事務所のパワーバランスなどに結果が左右されるといわれている。それだけに、受賞者や受賞楽曲のラインナップが、世間から見ると不可解なものになっていることは珍しくありません」(同)
&TEAM、「新人賞でほぼ全員一致の得票だった」のに受賞ならず
そんな中、今年の新人賞の選出をめぐっては、『レコ大』の“身内”である審査員でさえあきれ返るような事態が発生していたという。
「各賞とも審査員が事前に投票を行い、その数値を元に受賞者を選定するのですが、新人賞でほぼ満場一致の得票だったのはBTSの後輩グローバルグループ・&TEAMでした。今年3月、彼らは『日本ゴールドディスク大賞』で、新人賞にあたる『ベスト5ニュー・アーティスト』を受賞、さらに音楽番組だけでなくバラエティでの露出も増えており、名実ともに“人気新人アーティスト”なのですが……」(同)
しかしふたを開けてみると、今回の新人賞の受賞者は、鳥羽一郎の次男・木村徹二、7人組女性アイドルグループ・FRUITS ZIPPER、乃木坂46の公式ライバルグループ・僕が見たかった青空、LDHの6人組ダンス&ボーカルグループ・LIL LEAGUEの4組。“大本命”だったはずの&TEAMは落選した。
「どうも直前になって、『レコ大』に大きな影響力を持つ“芸能界のドン”ことバーニングプロダクション総帥・周防郁雄氏が“調整”を行ったらしく、同社の息がかかったアーティストに取って代わられたそう。かつては『紅白』でも、こうしたドンの“ゴリ押し”がまかり通っていたのですが、最近ではとんと聞かなくなった一方、『レコ大』ではいまだ健在なのかと驚いてしまいました」(同)
この結果には、「各審査員もあぜんとし、苦笑するしかなかったそう」(同)とのこと。こうした業界の大物の差し金が、受賞結果に大きな影響を及ぼしていることこそが、『レコ大』の衰退を招いているのかもしれない。