『徹子の部屋』最大の危機? 現在90歳の黒柳徹子、収録中に「息も絶え絶え」
放送48年目に突入した黒柳徹子の冠番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)が、長い歴史の中で最大の危機を迎えているという。
「11月2日放送の同番組では、黒柳が収録中、息も絶え絶えな様子が見て取れました。呼吸をするのが精一杯で、しゃべりも途切れがちだったのです。X(旧Twitter)上でも、『徹子さん体調悪いのかな?』など、彼女の体調を心配する声がちらほら出ていました。全盛期に見られたゲストとの軽妙なやりとりはありませんが、それでも矢継ぎ早に質問するのが、最近の彼女の“味”なのですが……」(芸能ライター)
『徹子の部屋』は月曜・火曜に計6本分を収録し、編集いらずの、いわば完パケ状態で出すという非常に効率的な方法を取っている。その分、黒柳やゲストが一度話し始めたらなかなか止めることが難しく、それがこのスタイルの難点だ。
「2日放送回は明らかに体調が良くない様子でしたが、それでも番組スタッフが止めなかったのは、今のありのままの彼女を見せたいという思いがあったからかもしれません」(同)
翌3日の放送からは特に異変もなく番組を進めていた黒柳。「死ぬまで続ける」ライフワークの一つとなっている同番組だが、業界内では“そろそろ限界”という声も出ているようだ。
一時期は『アメトーーク!』の「徹子の部屋芸人」も話題になったが……
「ここ数年の視聴率は世帯5%、個人2%程度で特に上がり目はなく、これが限界なのでしょう。一時期は『徹子の部屋芸人』という名称で、『アメトーーク!』(同)にフューチャーされましたが、あれはテレ朝側からの要望で、特集してほしいというリクエストがあったから。これにより、芸人のギャグや漫才を黒柳が鉄仮面のごとく冷淡な表情で見つめるさまが面白いと話題になったものの、現在は落ち着いています」(テレビ業界関係者)
また、ゲストも初登場の著名人が少なくなり、何度も来るケースが多くなっている。そのたびに初登場回や印象的な過去回などのアーカイブを流すのが定番化しており、目新しさがなくなりつつある。
「通常のトーク番組は、なんとか手を替え品を替えして新しいネタを探すもの。アーカイブを再放送のように堂々と流せるのはこの番組くらいでしょう。とはいえ、ゲスト本人も、若かりし頃の映像を見られるのはうれしいと思いますし、新しいスタイルといえばそうなのですが」(同)
現在90歳の黒柳。『徹子の部屋』の最終回には、歌手の松任谷由実をゲストに迎えると公言しているが、その日が来るのはまだまだ先であってほしいと願わずにはいられない。