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ついに全貌明らかに!

【ブリトニー・スピアーズ自伝本】衝撃的な10の告白! 『The Woman In Me』ファン騒然の内容とは?

2023/11/04 11:00
堀川樹里(ライター)

2020年のジャスティン(C)Getty Images

 発売前にメディアが報じた、「ジャスティン・ティンバーレイクとの子どもを19歳で中絶した過去」は世間に大きなショックを与えたが、本にはジャスティンが浮気を繰り返したことも書かれている。

 ニコール・アップルトンとジャスティンがロンドンでパパラッチされたのは、「交際してまだ1年しかたっていない時だった」と回想。グルーピーやダンサーにも手を出しまくり、「今も人気がある結婚して子どもがいるセレブ」とも寝たと吹聴していたと暴露。ジャスティンを運命の人だと信じていたブリトニーは問い詰めることはしなかったそうだが、深く傷ついたと明かしている。

 ジャスティンとの子どもを妊娠した時には「まだ若すぎるから」と中絶するよう説得されたこと、「妊娠を誰にも知られてはならない」と病院ではなく自宅で中絶薬を飲むように言われたこと、薬で苦しむ彼女のそばでギターを弾いていたこともブリトニーは暴露。

 しかし、2文字のテキストメッセージでブリトニーを振ったジャスティンは、「愛していた恋人に裏切られた傷心ボーイ」をアピールすることで、ソロアーティストとして大成功を収めた。そんな彼とブリトニーは07年の『MTV:VMA』バックステージで鉢合わせることに。人生を謳歌しているジャスティンと遭遇したのは「人生で最悪の日だった」と回想している。

 なおジャスティンについては、ソロ活動前に所属していたボーイズバンド「イン・シンク」がヒップホップのイメージで売っていたことからか、日常からスラングでしゃべることがあったとも暴露。ネット上では「そんな男いるんだ。ダサっ」「最高にカッコ悪い男」と失笑されている。

ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白6
【クリスティーナ・アギレラについての記述】

2017年、子どもたちとクリスティーナ(C)Getty Images

 『ミッキーマウス・クラブ』の同期で、デビュー後はライバルとして比較されることが多かったクリスティーナ・アギレラの名前がところどころで登場している。

 『ミッキーマウス・クラブ』時代に「最年少キャストとして、控室をシェアした」ことなど無難な思い出話もあるが、ジャスティン・ティンバーレイクと破局後に「メディアはジャスティンやクリスティーナのことはポジティブに書くのに、私のことは売春婦かのように書くようになった」と名前を挙げたり、クリスティーナは(米音楽誌)「Blender」の表紙を、「(開拓時代のアメリカ西部の)ワイルド・ワイルド・ウエストの(売春宿)マダムのような服装で飾っていた(のに)」とさりげなくディス。酒を飲んでベロベロになった彼女の姿を見たこともあると明かしている。

 また、クリスティーナがジャスティンと一緒に表紙を飾った米音楽雑誌「ローリリーング・ストーン」のインタビューで、「(ブリトニーと)復縁すればいいなと思う」と言っていたことについて、「ものすごく混乱した。だってほかではネガティブなことしか言ってなかったから」と、自身への言及に衝撃を受けたとも回顧。

 マドンナやマライア・キャリー、パリス・ヒルトン、ナタリー・ポートマン、ドナテラ・ヴェルサーチェら、女性セレブに関してはポジティブな記述が多かったが、クリスティーナについてはあまりよくない記述があることから、ネット上では「ジャスティンが浮気した“今も人気がある既婚で子持ちのセレブ”は彼女なのでは?」と邪推されている。

ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白7
【超常現象を体験した】

 ジャスティンとの破局と中絶で負った心の傷を癒やすために、似たような境遇の友人と一緒に車を走らせ、アリゾナに“エスケープ旅行”したというブリトニー。

 オープンカーで風を感じながら、はるか遠くまで続くまっすぐな道を走行中、突然、頭上に不気味な何かがいる感覚がしたとのこと。思わず、横にいる友人に「エイリアンはいるって信じてる?」と聞きそうになったが、ぐっとこらえ、しばらく静かにその感覚を味わっていると、横にいる友人が「ねぇ、あなたも感じる? 何なんだろう」と聞いてきたと明かしている。

 ブリトニーは怖いとは感じなかったようで、「あの時の私たちにとって必要だったから、感じることができたのだと思う」「スピリ チュアル的にオープンだったし」「だから、目に見えるものが全てではない、それ以上のものがあるんだって、私たちに見せてくれたんだと思う」とつづっている。

 ネット上では2人は、おそらく目に見えないUFOに短時間マークされていたのではないかとネット上で話題になっている。

ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白8
【ドラッグのチョイスはアデロール】

 産後、家に引きこもっていた頃、「気分転換する?」とパリス・ヒルトンに声をかけてもらい夜遊びをするようになったというブリトニー。

 タブロイド紙には「コカインをやっている」「酒を浴びるように飲んでいる」などと書き立てられていたが、ブリトニーいわく「そんなに羽目を外していたわけではなかった」と回想。とはいえ、朝の4時まで遊ぶブリトニーに、子どもたちの子守りをしていた母親リンは激怒。思いっきりビンタされたことは「絶対に忘れない」と吐露している。

 ブリトニーは現在にいたるまでアルコールによる問題行為は一切ないとし、「たくさんの歌手や有名人が手を出す」ハードドラッグにはまったく興味がなかったと前置きした上で、「マイチョイス・ドラッグ」はADHD(注意欠陥・多動性障害)の治療薬として知られる「 アデロール」だと告白。その理由は「数時間、落ち込まずにいられる」からだと明かした。

 08年に叔父のウィリアム・スピアーズが英紙「ザ・サン」に、「ブリトニーは14歳でドラッグに手を出すようになり、18歳までにコカイン、覚醒剤、エクスタシーを経験。18歳の誕生日に、コカインを吸っていたのを見た。その時、マリファナを一緒に吸った」と暴露していた。

 ちなみに アデロールはアメリカでは、“集中できる”“眠気が覚める”という理由で学生が手を出すドラッグとして知られるが、日本では覚醒剤取締法において規制薬物に指定されている未承認の薬物である。

ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白9
【成年後見制度に同意したのは「子どもたちと会うため」】

ケヴィンとブリトニー(C)Getty Images

 売れないラッパーのケヴィン・フェダーラインとスピード結婚してからのブリトニーは、年子の息子たちの育児で産後うつが悪化。

 さらに外ではパパラッチに追いかけ回され、結局はケヴィンと離婚したものの、親権をめぐって大きく揉めることになり、精神的にギリギリな状態に追い込まれた。そんな状態の中、パパラッチはバリカンで自分の頭を丸坊主にしたブリトニーや、傘でパパラッチの車を叩く姿を報じ続けた。

 このままだと孫にも危険が及ぶのではないかと懸念したという父ジェイミミニーは、ブリトニー に精神鑑定を受けさせるため強制的に入院させたり、08年には成年後見制度の適用を申請。制度に従わないと子どもには会わせないとの言葉を信じたブリトニーは、「2人の息子たちに会うため」成年後見制度を受け入れ、自分の自由を手放した。

 父ジェイミーは、自分と懇意にする弁護士と共に、ブリトニーの財産を全て管理。莫大な金を吸い上げた。父から「今は俺が、ブリトニー・スピアーズなんだぞ!」と言われたブリトニーは感情をなくし、人間ではなく「ただただショーをするロボットになった」と回想している。

ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白10
【2年間、チキンと缶詰の野菜しか食べさせてもらえなかった】

 大のジャンクフード好きとして知られるブリトニー。しかし、成年後見制度下に置かれていた時、父親から「お前はデブに見えるから」と厳しい食事制限を強いられていた。13年間のうちの2年間は「チキンと缶詰の野菜しか食べさせてもらえなかった」と告白しており、ショーで踊りまくって相当なカロリーを消費しているのに、「ハンバーガーを食べさせて!」と 懇願しても無視され続けたことには、かなりの恨みを感じているようだ。

 ブリトニーは、「メディアが自分の体について批判するのはつらいことだったけど、実の父親からデブに見えると言われるのは心がすごく痛むことだった」「子どもの頃から、私は十分な存在ではないのだと感じながら育たったけれど、たくさんのことを成し遂げた後も、父は 私にそういう意識を感じさせ続けた」とも吐露している。

 タブロイドに「ベッドの下にジャンクフードを置いているほどの、ジャンクフード依存症」と書かれていたブリトニーだが、父親に隠れてこっそり買ってきてもらい食べていた可能性もあるりそうだとネット上でささやかれている。

**********

 今回の自伝本では、ジェイミーが成年後見制度を申請するきっかけとなり、裁判沙汰にもなった元マネジャーで恋人のサム・ラフティのことについては一切触れられていない。また、子どもたちへの思いをつづる一方で、彼らから避けられていたり、昨年挙式したサム・アスガリとの結婚式にも子どもたちは欠席するなど、ここ数年のその仲は最悪なものになっているとされる。

 本書では、 そうした事柄についても触れておらず、それらは引き続き執筆中だという第2弾に書かれるのではないかと注目されている。

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2023/11/06 14:54
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