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ついに全貌明らかに!

【ブリトニー・スピアーズ自伝本】衝撃的な10の告白! 『The Woman In Me』ファン騒然の内容とは?

2023/11/04 11:00
堀川樹里(ライター)
1999年、フロリダ・ポンパノビーチでのブリトニー (C)Getty Images

 10月24日に発売されたブリトニー・スピアーズの自伝本『The Woman In Me』。

 90年代を代表する世界的アイドルだったブリトニーは、今でも出す曲全てがヒットする人気アーティスト。成功した超一流アーティストにしかオファーされないラスベガスの定期公演も、大成功に収めた。

 しかし一方で、私生活では家族や男関係に苦労し、連日大勢のパパラッチに追いかけ回され、精神的にメルトダウンしたことも一度や二度ではない。さらに、 成年後見制度による父親の支配下に置かれ、監視カメラをつけられた部屋で生活。避妊リング装着を強制され、ハードスケジュールで馬車馬のように働かされ、稼いだ多額のお金を詐取されるなど、壮絶な人生を歩んできた。

 「人は信用しない」と心に誓ったブリトニーだが、精神医療センターに入院中、ファンによる「フリー・ブリトニー」ムーブメント(ブリトニーを成年後見制度から解放させる運動)が起きていることを知り、「何も言わなくても、ファンには伝わっている」と感動。ムーブメントのおかげで13年間続いた悪夢のような成年後見制度から解放されることになったと、ファンに感謝している。

 そんなファンに自分の言葉で真実を伝えたいと執筆した今回の自伝本は、ショッキングな内容が多く、ファンは騒然。なかでも衝撃的な10つの告白をご紹介しよう。

目次:ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白

(1)スピアーズ家の過去
(2)溺愛していた妹に無視された
(3)13歳で飲酒、喫煙、無免許運転
(4)初体験は14歳、「永遠の処女」路線は嫌でたまらなかった
(5)20年の時を経て、ジャスティン・ティンバーレイクを猛批判
(6)クリスティーナ・アギレラについての記述
(7)超常現象を体験した
(8)ドラッグのチョイスは アデロール
(9)成年後見制度に同意したのは「子どもたちと会うため」
(10)2年間、チキンと缶詰の野菜しか食べさせてもらえなかった

ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白1
【スピアーズ家の過去】

 壮絶な人生を歩んできたブリトニーだが、「悲劇はスピアーズ一族に繰り返されているものだ」と分析。

 父方の祖父ジューンは、3人の妻との間に10人の子どもをもうけた警察官だったが、「陰気」で「実の娘を11歳から彼女が家出する16歳まで性虐待した」とんでもない男だったとつづっている。

 ブリトニーのミドルネーム「ジーン」は、生き写しだった父方の祖母エマ・ジーンにちなんでつけられたのだが、エマは産んだばかりの息子を生後3日で亡くし、打ちひしがれていたところを夫ジューンにより精神科病棟に入院させられた。そこで躁うつ病の治療薬として知られるリチウム漬けにされ、8年後、亡くした息子の墓の前で拳銃自殺したのだった。

 ジーンの悲劇的な死から52年後の2018年、成年後見制度下に置かれていたブリトニーは父親ジェイミーに命じられ、3カ月間精神医療センターに入院。そこでエマも飲まされていたリチウムを服用するよう強要されたと明かしている。

 ブリトニーは幼少期の記憶をかなり細かく書いているが、父ジェイミーのことを「仕事がうまくいかず、父親に虐待された過去の苦しみから逃げるように酒を浴びるほど飲み、ぶつぶつ言いながら飲酒運転する人だった」、母リンのことは「夜、酩酊し気を失った父に怒鳴りまくるヒステリックな人。母の怒鳴り声のせいで眠ることができず、父よりも母にイライラした」と振り返っている。

ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白2
【溺愛していた妹に無視された】

2005年、カリフォルニアで妹のジェイミー・リン・スピアーズとプリトニー。(C)Getty Images

 9歳半ほど年が離れている妹ジェイミー・リンのことを、ブリトニーは溺愛してきた。妹のためにと家や車を買ったが、甘やかされたジェイミーはわがままに成長。

 ブリトニーへの憧れもあり、ジェイミーは若くして芸能界に飛び込み、05年にニコロディオンのコメディ『Zoey 101』の主役に抜てきされた。しかし、わがままな性格は変わらず、番組の共演女優が自分の悪口を言っていると泣きつかれたブリトニーは、妊娠中の大きなおなかを抱えて撮影現場に怒鳴り込みに行ったこともあるという。しかし後に 事実無根だったとわかったそうで、その女優に「あの時はごめんなさい」と謝罪の言葉をつづっている。

 このようにジェイミーを溺愛していたにもかかわらず、肝心なことは何ひとつ打ち明けてくれなかったそうで、彼女が16歳で妊娠したことをブリトニーはメディアの報道で知ったと告白。また、18年に父ジェイミーから精神医療センターに入院させられたブリトニーが、妹に「助けてほしい」とSOSを出したものの「闘おうとしないで。できることは何もないんだから、反発するのはやめたら?」と突き放されたと明かしており、「私の味方をすべき妹が、私を無視した」と怒りをあらわにしている。

 そのジェイミーは、昨年、自伝本を出版。成年後見制度下に置かれる前のブリトニーの行動について「不安定」「妄想がすごかった」「テンションが高かった」と回想していたが、ブリトニーはSNSで「あの頃、私のそばにいなかったのに」「私をダシにしないでくれる?」と批判していた。

ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白3
【13歳で飲酒、喫煙、無免許運転】

 ブリトニーが13歳の頃から飲酒していたことは、母親や叔父により暴露されていたが、今回ブリトニーは「(ミシシッピ州の海辺の町)ビロクシに母と妹と旅行した8年生(13歳)の時に、母と一緒に飲んだダイキリが最初のお酒」だと明かした。

 アル中の父は酒が入ると気分が落ち込むタイプだったが、母とブリトニーは「ハッピー・ドリンカー」になるタイプで、母娘でお酒を飲むことは「楽しみだった」とも回顧。

 飲酒には寛大だった母親リンだが、13歳で喫煙することには猛反対。13歳で車も無免許運転していたブリトニーは、ある日、助手席に座った母親に「手からタバコの匂いがする! まさか吸ってるの!」と手を掴まれ、事故を起こした。「回転する車の中で、後部座席の妹を見た。シートベルトはしていたけど(チャイルド)シートには座ってなくて。全てがスローモーションのように見えて、『死ぬ! みんな死ぬんだわ!』って思った」と回想している。

 奇跡的に誰もケガはしなかったが、「柱にぶつかって車が止まった直後、母は飛び降り、私に罵声を浴びせまくった。母のせいで事故を起こしたのに」とヒステリックな母にうんざりしたと書いている。ちなみに母は喫煙者で、バージニア・スリム(現:バージニア・エス)を吸っていたとのこと。ブリトニーも同じ銘柄のタバコを吸う愛煙家だと明かしている。

ブリトニー・スピアーズ衝撃的な告白4
【初体験は14歳、「永遠の処女」路線は嫌でたまらなかった】

2019年、ラスベガス公演でのブリトニー(C)Getty Images

 14歳の時に交際を始めた兄の親友と初体験をしたと告白したブリトニー。17歳のボーイフレンドと過ごすため昼食後に学校を抜け出すなど背伸びをしていたが、それをよく思わなかった兄が両親に告げ口。激怒した両親から、「一日中近所のゴミ拾いをするという罰」を与えられてしまった。

 早熟だったブリトニーだが、デビュー当時は「結婚するまで処女を守る」と発言。10代のファンがとても多かったことから、マネジャーや広報担当者が「処女路線でいこう」と提案したもので、「『永遠の処女』のイメージを世間に植え付け、それを維持しようと(周囲は)躍起になっていた」とのこと。ブリトニーは「ジャスティン(・ティンバーレイク)と同棲し、14歳からセックスしていたのだけどね」と皮肉っている。

 破局後にジャスティンがブリトニーとセックスしたとバラしたことについては、「なんとも思っていない。逆に感謝している」「20代になるのにバージンって変な話でしょ。私がセックスしているか、していないかなんて、誰にも関係ないことだし」とも回想。

 また、映画のプロモーションで出演したオプラ・ウィンフリーのトーク番組で、オプラから「セクシュアリティは他人には関係ないことなんですよ(だから話題にすべきではない)」と言われたことに感謝しているともつづっている。

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