【プウ美ねえさんのお悩み相談】皿洗いがどうしてもできない、とにかく家事が嫌いです
家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。
<今回のお悩み>
「掃除機に溜まったごみを捨てられません」
とにかく家事が嫌いです。嫌だ嫌だと思いながら家事をしているので、例えばシンクの三角コーナーのごみを捨てるところまではやれるんですが、新しいネットをつけなかったり、洗濯物をたたむところまではやれても、それを棚にしまうことができません。料理を作っても皿洗いがどうしてもできず、そのまま放置しています。掃除機をかけても、掃除機に溜まったごみを捨てられません。
結局、見かねた家人がやってくれます。家人にはもう十年ほど、家事を中途半端にする癖を直せと激怒されているのですが、どうにもできません。この悪癖の直し方を教えていただきたいです。
(長ネギ夫人、37歳)
【プウ美ねえさんの回答】
誰にでも苦手はあるのに、怒られるなんてつらいですね。手抜き・時短テクを取り入れて作業をラクに、好きになる方法もありますが、あなたがひとりで解決する問題ではないと思います。衣類も食器もおうちも家族が使うのですから、全員を巻き込むべきです。思い切ってゴールを変えて「仕事は料理を並べるまで」「洗濯物をたたむまで」と宣言し、あとは分担制にしてはいかが。文句をいわれたら家事の大変さを屁理屈で説いて、応戦しましょう。
「皿洗いもせず社会人ぶってはいけない。和食器には角皿、お手塩、割山椒などさまざまの形がありそれを扱うことは自国の文化を知ること。陶器と漆器では洗い方も違う。漆器は英語で小文字はじまりのjapanである。河川を守るため水や洗剤の使用量にも留意しなくてはいけない」「清潔な下着をつけ、見苦しくない装いで外出するのは最低限のマナーである。気候に応じた服装ができるよう衣類は各自で管理し、健康に気をくばるべし」「人は自然の恵みを享受し生かされているものである。木材や紙資源をムダづかいしたり、石油製品・化学繊維の糸くずを出すことが環境にどんな影響を与えるか、掃除機にたまったゴミを見て想像してはどうか」「家族の別れはいつくるかわからない。独りになっても困らないよう基本的な家事は全員が身につけるべきである」
これぐらいゴネれば大丈夫かと思います。それでも手を動かして手伝ってくれない場合は、せめて言葉の応援がほしいものです。衣類収納や皿洗いのたびに「よくやった!」と褒めてもらうのはどうでしょう。「きょうは最後まで完璧に家事をやったから、ありがとうを言って!」と頼んでごらんなさい。
【今月のエプロンメモ】
三角コーナーはネット交換や、それ自体を洗う手間が増えるので、おねえさんは持っていません。生ゴミ処理機も便利ですが掃除機と同じく定期的な内容処分が必要です。少量の野菜クズや茶ガラは、水気をよく切ってから不要な紙に包んだり、牛乳パックに入れたりして冷凍するとゴミ出しが簡単ですよ。
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