橋本環奈『トクメイ!』第2話で5%台下落――Tverお気に入り数も「下位」の不調
橋本環奈が主演を務める『トクメイ!警視庁特別会計係』(フジテレビ系)第2話が10月23日に放送され、世帯平均視聴率5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。橋本といえば、2024年後期のNHK連続テレビ小説『おむすび』のヒロイン役に決定しているだけに、『トクメイ!』も盛り上がるに越したことはないだろうが、「同ドラマの視聴率が伸び悩んでも、橋本のダメージは少なそう」(芸能ライター)だという。
フジテレビ系「月10」枠で放送中の『トクメイ!』は、警視庁の“お荷物所轄”と呼ばれる万町署に経費削減の“特別命令(トクメイ)”を背負って派遣されてきた特別会計係の警察官・一円(はじめまどか)が主人公。円は、捜査のためなら多額の出費もいとわない刑事・湯川哲郎(沢村一樹)らと時にぶつかり合い、時に協力して、さまざまな事件を解決していくというストーリーだ。
「第2話は、円が経費削減のために刑事課の残業時間を減らそうと考えていた中、何者かがショッピングモールに爆弾を仕掛けたという犯行予告の電話を受け、湯川班の残業が確定。しかし、現場を捜索しても何も見つからず、円は余計な残業をさせまいと撤収を促すが……といった内容でした。今月16日放送の第1話も6.3%と心許ないスタートを切っていたものの、今回はさらに視聴率がダウン。現状、数字が跳ね上がるような気配はありません」(同)
橋本環奈主演『トクメイ!』、Tverのお気に入り数は「下位」
一方で、動画配信サービス・TVerでの反響はどうだろう。橋本は、今年4月期に地上波連ドラ初主演を務めた『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)でも、1ケタ視聴率を連発して全話平均7.0%でフィニッシュしたものの、最終回(6月20日)の翌日、同作のTverお気に入り数は133.9万人を記録する大健闘を見せていたが……。
「『トクメイ!』のお気に入り数は、10月25日午後2時半時点で49.0万人。今期の民放ゴールデンプライム帯に放送中の連続ドラマでは下位に位置しています。Tver上で『王様に捧ぐ薬指』と並ぶ、もしくは上回る反響を呼ぶのは厳しいでしょう」(同)
『トクメイ!』が不発に終わった場合、『おむすび』への悪影響はないか心配になるが……。
「19年に“連続テレビ小説第100作目の記念作品”として放送された『なつぞら』のヒロインを務めた広瀬すずも、前年に主演した連ドラ『anone』(日本テレビ系)は全話平均6.1%と大コケ。しかし、そのせいで『なつぞら』が盛り下がったということもないですし、広瀬は“売れっ子”のイメージをキープしています。橋本も同じタイプなのかもしれません」(同)
フジテレビは『トクメイ!』より『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』に頭を抱えている?
なお、フジテレビは、『トクメイ!』より、月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(嵐・二宮和也、中谷美紀、大沢たかおのトリプル主演)の絶不調に頭を抱えていそうだという。
「『ONE DAY』の視聴率推移は、第1話7.8%、第2話5.5%、第3話5.3%。第2話、第3話を見ると、『トクメイ!』のほうが数字がいいんですよ。二宮、中谷、大沢という主演級を3人そろえ、しかも同局の看板枠『月9』で放送しているのに、これは衝撃的な結果といえるでしょう。ちなみに『ONE DAY』はTVerのお気に入り数が72.8万人ですが、豪華キャストをそろえている割にはイマイチな印象です。そんな危険な状況の『ONE DAY』と比べると『トクメイ!』は“頑張っている”といえるのでは」(同)
橋本は今年の大みそか、2年連続となる『NHK紅白歌合戦』司会にも抜てきされている。昨年の司会ぶりが好評だったことを踏まえ、現在放送中の『トクメイ!』が振るわなかった場合でも、好感度を維持したまま来年の朝ドラ主演に挑めそうだ。