『紅白』2023年出場者の目玉はB’zと……? 「NHKは初事好き」音楽関係者が予想
11月も近づき、芸能界では、この時期恒例となる大みそかの音楽特番『NHK紅白歌合戦』の出場歌手予想が飛び交うようになった。今年は、旧ジャニーズ事務所の出場枠が消滅危機とあって、特に白組歌手には大きな変化が生じるとみられるため、「レコード会社はチャンスが回って来るかもしれないと色めき立っている」(スポーツ紙記者)という。
各メディアから、今年は『紅白』に旧ジャニーズグループの出場に関する予想記事が多数出ているが、「現状どうなるかは不透明」(同)とのこと。
「NHK関係者の弁では、性加害被害者へのきちんとした措置が取られるまでは『紅白』のみならず、NHKの全番組への新規の出演オファーは見送るそうですが、出場歌手決定までに、同局がその条件を『クリアした』とみなせば、即返上されるものと考えられる。しかし、世論や情勢に鑑みて、旧ジャニーズの出場枠数は『激減する』というのが大方の見方です」(同)
2020年は、白組全21組中7組、実に3分の1が旧ジャニーズグループという状況だった(のちにメンバーの新型コロナ感染によりSnow Manが辞退したため、実質6組)。『紅白』と旧ジャニーズの蜜月関係を、同社に関わっていない音楽関係者はどう見ていたのか。
「近年、旧ジャニーズ枠が増加の一途をたどる中、本来なら白組として出場していてもおかしくないアーティストが、涙を飲むケースはしばしばありました。今年はこの混戦が少しでも解消されるとあって、どこのレーベルも『紅白』の営業に力を入れているようです」(レコード会社関係者)
B’zの『紅白』初出場、YOASOBIの「アイドル」歌唱に期待
旧ジャニーズ枠の行方以外に、業界内で注目を集める『紅白』のトピックは何なのか――。現時点での内定報道は、Mrs. GREEN APPLEくらいだが、“目玉”として報じられた大物アーティスト・B’zの初出場には、各方面から期待が高まっているようだ。
「90年代から、B’zは『「紅白」には出場しないアーティスト』と言われていたものの、NHKサイドがオファーしているという情報は、ここ数年、何度も流れていた。しかし35周年の今年、B’zが同局報道番組『クローズアップ現代』に出演した7月頃から、業界内では『いよいよ初出場となるようだ』というムードが高まってきた。そんな中、『女性自身』(光文社)で、24年度後期の橋本環奈主演連続テレビ小説『おむすび』の主題歌もB’zが担当すると報じられ、ここまで材料がそろっていれば、もはや『初出場は間違いない』と考えられます」(音楽関係者)
また、どの関係者も「間違いなく出場するだろう」と見ているのは、もはや常連となっているYOASOBIだ。
「今年リリースの『アイドル』は、6月に米ビルボード・グローバル・チャート『Global Excl. U.S.』で日本語楽曲史上初の1位を獲得し、まさに23年を代表する1曲といえる。YOASOBIは9月、韓国の音楽番組『M COUNTDOWN』(Mnet)で同曲をテレビ初歌唱しましたが、国内の番組ではいまだ歌っておらず、ファンの間でも『紅白』での生披露が期待されている。“初事”や“サプライズ”が大好きな同番組だけに、今年は、YOASOBIの『アイドル』が目玉になると考えているはずです」(同)
ここ10年、出場歌手の発表は例年11月中旬~下旬だが、旧ジャニーズ枠の行く末を含め、注目していきたい。