芸能
2023年10月期ドラマ、視聴率&本当の評判

『相棒22』第1話、18年ぶり15%以下で自己最低! 「VIVANTを意識」の指摘にファン心外?

2023/10/23 08:30
仲宗根由紀子(エンタメライター)
『相棒』の壮大さは今に始まったことじゃないから!(C)サイゾーウーマン

 水谷豊が主人公・杉下右京を演じる連続ドラマ『相棒season22』(テレビ朝日系)の第1話が10月18日に放送され、平均世帯視聴率12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人7.0%を記録。初回の数字としては、同シリーズ史上最低となった。

 前シーズンで“初代相棒”の亀山薫(寺脇康文)が14年ぶりにレギュラー復帰した同作。前シーズンの初回の平均世帯視聴率は17.3%であり、今シーズンはこれを4.8ポイントも下回ってしまった。

「初回が15%を下回ったのは、2005年10月~06年3月に放送されたseason4(初回13.3%)以来、18年ぶり。前シーズンは亀山の復活が話題となりましたが、今シーズンでも第1話に過去のレギュラーキャストである捜査官・青木年男役の浅利陽介が出演。放送前には『青木くんと右京さんの久々の絡みが楽しみ!』『青木と亀山の初対面シーン、面白そう』と多くのファンが沸いていたのですが……」(テレビ誌記者)

『相棒season22』第1話のあらすじは?

※以下、『相棒season22』第1話のネタバレを含みます。

 「無敵の人~特命係VS公安…失踪に潜む罠」と題した第1話では、上原阿佐子(栗山千明)が杉下と亀山に“行方不明になっている婚約者・牧村克実(市川知宏)を探してほしい”と依頼。

 その頃、伊丹憲一(川原和久)ら捜査一課は、男性が自宅のベランダから転落死した事件を捜査。男性が宗教団体「微笑みの楽園」の信者であり、何者かに突き落とされた可能性が浮上していた。

 翌日、杉下、亀山、上原は“フリーの記者”であった牧村の仕事先を訪れるも、関係者は口裏を合わせたかのように「そんな人は知らない」と証言。不審に思った杉下たちが、彼の出入りしていたレストランを訪問すると、この店は1年前に「微笑みの楽園」の信者による爆弾テロの被害に遭っていたことがわかる。

 その後、暴力団が同宗教団体に拳銃を売っていたことが判明。さらに、牧村が記者のほかにも、さまざまな身分を名乗って組織に潜入していたことが発覚し、杉下は彼の正体を「公安部の捜査員」だと推測する――。

『相棒22』第1話、『VIVANT』を「意識してるよね?」の声

 警視庁刑事部長・内村完爾(片桐竜次)と、警視庁公安部部長・御法川誠太郎(田中美央)が怪しげな会話を繰り広げるシーンが印象的だった第1話。

 公安部の登場や、身分を偽り組織に潜入する牧村の存在などから、ネット上では、7月期に放送され、大ヒットとなった日曜劇場『VIVANT』(TBS系)を「意識してるよね?」という指摘が相次ぐことに。

 こうした声に対し、『相棒』ファンからは「VIVANTのことまったく意識してないと思うよ。相棒はいたって通常営業」「組対×公安×刑事部はむしろ相棒っぽいといえる」という反論も散見される。

「『相棒22』初回の脚本は、同シリーズ生みの親である輿水泰弘氏が手掛けることがほとんど。しかし、今シーズンは『相棒』ファンから信頼の厚い神森万里江氏が初めて初回を執筆。これには多くの『相棒』ファンが歓喜していたため、『VIVANTっぽい』と言われてしまうのは、神森氏のファンにとっては心外でしょう」(同)

 視聴率は前シーズンほどではなかったものの、壮大なストーリーが好評を得ている第1話。事件の真相が描かれると思しき第2話の予告映像は、「すべては公安部が描いたシナリオなのか。正義はどこにあるのか」とのナレーションが印象的だったが、事件はどんな結末を迎えるのだろうか。

『相棒』歴代シーズン「初回視聴率」(世帯)ランキング

1位:season11(12年10月~13年3月)19.9%

2位:season13(14年10月~15年3月)19.8%

3位:season10(11年10月~12年3月)19.7%

  season12(13年10月~14年3月)19.7%

5位:season8(09年10月~10年3月)19.4%

6位:season14(15年10月~16年3月)18.4%

7位:season7(08年10月~09年3月)17.9%

  season19(20年10月~21年3月)17.9%

9位:season9(10年10月~11年3月)17.7%

10位:season21(22年10月~23年3月)17.3%

11位:season17(18年10月~19年3月)17.1%

12位:season2(03年10月~04年3月)17.0%

13位:season18(19年10月~20年3月)16.7%

14位:season1(02年10月9日~12月25日)16.3%

15位:season16(17年10月~18年3月)15.9%

   season6(07年10月~08年3月)15.9%

17位:season5(06年10月~07年3月)15.5%

   season15(16年10月~17年3月)15.5%

19位:season20(21年10月~22年3月)15.2%

20位:season3(04年10月~05年3月)14.5%

21位:season4(05年10月~06年3月)13.3%

22位:season22(23年10月~)12.5%


仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/10/23 08:30
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