KinKi Kids・堂本光一、「自身は被害に遭ったのか?」単独会見で事前却下された質問を明かす
KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ番組『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)。10月16日深夜放送回に堂本光一が出演し、自身が8日に行った単独会見についてあらためて説明し、一部の報道を否定した。
自身の主演ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の開幕記念会見に単独会見を行い、ジャニーズ事務所創設者のジャニー喜多川氏による性加害問題についてコメントした光一。この会見について、一部メディアは、主催側が報道陣に対し質問の規制をしていたこと、時間制限を設けていたことなどを批判的に報じていた。
番組の最後に会見について言及した光一は、『チャーリーとチョコレート工場』には多くの子役が出演しているため、「質問される内容によっては、その子どもたちの前でその質問はちょっと厳しいかな、と思うようなこともあるのかな、と思って別でも会見をさせていただきました」と、開幕記念会見とは別個で単独会見を行った真意を説明。
そして、「そこでも切り取られた放送になったりとかするところもちょっとあったりとか、と思うんですよね」と苦言を呈した。
光一は「なんとなく自分がちょっと疑問に思うのは……」と切り出し、「被害に遭われた方がまずは救済されることっていうのがね、本当に前提としてあるとは思っている」と前置き。その上で、あの会見について、通し稽古を行った後に衣装を脱いだりなどの準備があるため、報道陣を待たせることは了承の元でやっていたとのこと。
それを「30分も遅れて会見が始まった」と報じられたといい、「ちょっとこれ話が違うんじゃないですか? っていう、僕的にはちょっと思う部分があった」と明かした。
また、光一はジャニー喜多川氏を「彼」と呼び続けていたが、その真意は「被害者の方にとってはその名称自体がフラッシュバックがあったりする」ためだったそう。一方、テレビでは字幕でジャニー氏の名前が出ていたため、「なんか矛盾してんなーっていうふうに思ったりするんですよね」と、報道側の姿勢について疑問を抱いたという。
また、会見時は直後にゲネプロを控えていたこともあり、「本当に時間がなかった」そうで、光一が聞いたところによると、はじめに主催者側から報道陣に、質問を3問にまとめてほしいという話し合いが行われていたとのこと。しかし、それが「口裏合わせ」として報じられてしまったといい、光一は「いやそれはちょっと違うんじゃないかな」と苦言。「自分も本当にどんな質問があるかわからない中でやらせていただきましたけども」と強調した。
なお、報道陣からは「光一自身は被害に遭ったのか」との質問もあったといい、事前にそれは却下されたとのことだった。
また、会見では光一がKinKi Kids改名の可能性についても触れたが、「それも切り取られるとちょっとまた違った」そう。「やはり改名をしないといけないグループもいるということで、その話は(堂本)剛くんもいる場で話し合って。彼らが改名するのであれば、年長グループとして僕らも一緒にそうすることが、彼らの荷が下りるのであればそういうことも考えられるよねっていう。本当に全然決定事項ではなくて打ち合わせの場ですから、そういった話も出たりとかした」と、あくまで提案のひとつに過ぎなかったことを説明。
そして、「これはファンの皆さんをですね、決して心配させようと思って言ったことではないですし、これから先またね、剛くんと一緒に話さないといけないこともたくさんあると思うし、決めていかないといけないこともたくさんあると思うので」とリスナーに呼びかけ、最後には、「やっぱりKinKi Kidsっていうものはね、剛くんもすごく、私もですけど、大事にしている、共に歩んできたファンの皆さんがいるグループですから。その辺は大事にまた剛くんと一緒に話し合って、2人でね、2人のコメントとしてまた発表できることがあればそのタイミングでさせていただければ、と思っております」と伝えたのだった。
この日の放送にネット上からは、「諦めずに言葉を伝えようとしてくれるところ大好きです」「光一さん、怒ってもいいのに怒らない。聖人なの? なんなの?」「光ちゃんもかなり切り取られたり納得いかない報道されてたんだね」という声が集まっていた。