KinKi Kids・堂本剛は不自然な編集、美 少年らJr.にも……! “ジャニーズトークNG”がテレビに与える影響
現在、テレビ業界で“ジャニーズ秘話”がNG扱いされるようになっているという。9月9日の『人生最高レストラン』(TBS系)にゲスト出演したKinKi Kids・堂本剛は、番組中にデビュー当時の話をしたが、育ての親であるジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の名前はおろか、「ジャニーズ」「ジャニーズ事務所」という言葉すら出なかった。
「最初のジャニーズ事務所による会見が9月7日に行われたことを受け、急きょジャニー氏の名前を冠した社名を消去したのでしょう。オンエアを見る限り、不自然な編集が行われていました。突貫作業でなんとかしのいだ感じですが、本当に大変なのはこれから。テレビ業界ではさまざまな変化が起こるとみられます」(テレビ業界関係者)
“ジャニーズトークNG”が業界に与える影響
ジャニーズタレントの鉄板トークといえば、「YOU、やっちゃいなよ」というキラーフレーズをはじめとしたジャニー氏の個性的な人柄が伝わる話や、デビューにまつわるエピソードだ。例えば元King & Princeの平野紫耀が、同氏にCDデビューを直談判したという話は、メンバーたちがさまざまな番組で話していたこともあり、お茶の間にも浸透した。
「ほかにも、かつてジャニー氏がつけたKinKi Kidsの“幻のユニット名”が『KANZAI BOYA』だったというエピソードや、『オーディション会場にいたおじさんが実はジャニーさんで……』といった同氏の秘話など、かつてタレントたちによって“ほのぼの”と語られていた話も、テレビ番組では永遠に封印されるでしょう」(同)
デビュー組だけでなく、これからが期待されるジャニーズJr.にも影響を与えるという。
「ジャニーズJr.内ユニット・美 少年は、ジャニー氏が『顔が良いから美 少年』と命名したもの。また7 MEN 侍、HiHi Jetsも同氏が名付け親です。グループ名の由来は、彼らがトーク番組に出た際に必ず聞かれる質問ですが、今後はそれがまったく話せなくなります。これまでは知名度がないグループでも、“ジャニーズアイドル”であることを押し出すことで、視聴者の関心を引けましたが、これからは本物のトーク力が必要となってくるでしょう」(同)
また、キャスティングする側や共演タレントにも負担がかかるとのこと。
「トークのネタが制限されるため、テレビ局側がジャニーズの起用を見送るということにもなりかねない。共演する他事務所のタレントにもストレスがかかるでしょう。9月24日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演したフットボールアワー・岩尾望は、ロケ番組でジャニーズタレントと一緒に入浴した際、『肌、キレイやな』『俺らオッサンと全然ちゃうな』と何気なくコメントしたが、性加害問題に結びつかないかと頭をよぎってしまうと話していました」(同)
ジャニーズ事務所は10月17日付で「SMILE-UP.」に社名変更するが、ジャニーズとしての記憶は残る。ジャニーズトークが使えなくなったテレビ業界で、タレントたちはどのように戦っていくのだろうか。