木村拓哉の退所報道をジャニーズ否定も――妻・工藤静香の意向に「左右された」これまで
10月5日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所(10月17日付で社名をSMILE-UP.に変更)内部の現状を報じている。誌面では、事務所のトップタレント・木村拓哉の退所・独立の可能性なども伝えており、「木村の妻・工藤静香が“芸能界のドン”を頼ろうとしているといった記述もあり、夫婦の動きが今まで以上にマスコミの注目を集めそう」(スポーツ紙記者)だという。
「現在、ジャニーズ事務所は、ジャニー氏から性加害を受けた人たちに対する補償の準備、また組織改編を進めています。今月2日に開催した2度目の会見では、今後の方針を説明しつつ、“ジャニーズ”という看板を下ろす旨も発表。一方で『文春』最新号によると、木村は社名変更に納得しておらず、『なんで変えるんだ!』と抵抗しているそうで、ジャニーズからの退所も考えているといいます」(同)
しかし、ジャニーズ事務所は同誌発売日、公式サイトに、同報道はすべて「事実無根」と断言する文書を掲載。木村は後輩たちの相談に積極的に応じるとともに、「被害を受けた方々の心情に配慮して率先して社名変更を弊社に促す等、常に、被害を受けた方々や不安なタレント・アーティスト達の心に寄り添っておりました」(原文ママ)とのこと。また、新たに設立する会社とのエージェント契約も、準備ができ次第、締結する予定でいたと説明している。
一方で現在、マスコミ関係者の間では、妻の工藤が大手芸能事務所・バーニングプロダクションの周防郁雄社長に、独立の相談をしているという同誌の記述が耳目を集めているようだ。
「周防社長は、言わずと知れた“芸能界のドン”。工藤は彼を頼れば、滞りなくジャニーズからバーニングに移籍でき、芸能界での地位も安泰と画策したのかもしれません。ただ、事務所が木村の独立を否定したことから、この話は立ち消えになったのでしょう。そもそも木村のバーニング移籍説に関しては、一昔前だったらあり得たでしょうが、現実味はありません。世間は現在、芸能界の権力構造に不信感を抱いている状況ですし、周防社長もこうした世論に鑑みて、そう簡単には動かないと思います」(同)
SMAP独立計画を翻意、新しい地図との共演キャンセルは「工藤静香の助言」によるもの?
一方、木村のこれまでの芸能人生は、「工藤の意向に左右されてきた面がある」と語るのは、テレビ局関係者だ。木村はかつて、SMAPチーフマネジャーだった飯島三智氏主導のもと、SMAPの他メンバーとともにジャニーズからの独立を計画。しかしそれを翻意して残留を選んだといわれているが、当時、各スポーツ紙は、その選択は工藤の助言によるものだったと伝えていた。
また、工藤が口出ししたことで、木村の仕事が“キャンセル”になったケースもあるようだ。SMAP解散後の17年9月にジャニーズを退所して「新しい地図」名義での活動を始めた稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は、19年末に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の特番『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』にゲスト出演。ファンを喜ばせたが、実はそのウラでは……。
「この時、同じく元SMAPの中居正広、そして木村も同番組に出演予定だったそうですが、工藤がNGを出したため、木村がキャンセルしたと聞きました。中居は、ここで自分が出演すると、世間に『木村を除け者にしている』と受け取られてしまうことを懸念してオファーを断り、結果的に『新しい地図』メンバーだけが出演する運びとなったといいます。今回の木村の独立話は立ち消えになったようですが、工藤がまだあきらめていない可能性もある。夫婦間でどのような話がされているのか気になるところです」(同)
果たして木村は、今後どのような道をたどるのか。その動向を注視したい。