[ジャニーズメディアの裏側]

『ザ少年倶楽部』打ち切り検討報道――どのジャニーズ番組より早く消滅しそうなワケ

2023/09/22 12:00
サイゾーウーマン編集部
ジャニー喜多川氏の後ろ姿の画像
ジャニー氏の色が最も強い番組だった『ザ少年倶楽部』(写真:サイゾーウーマン)

 ジャニーズ事務所の若手アイドルが多数出演するNHK BSプレミアムの音楽バラエティ『ザ少年倶楽部』の存続危機を、9月21日付の「サンケイスポーツ」が報道している。局内で打ち切りの検討中だというが、業界関係者からは「どのジャニーズ番組より早く消滅するのでは」(スポーツ紙記者)との声も聞こえてくる。

 同事務所は今月7日の記者会見で、創業者であるジャニー喜多川氏(2019年に死去)による未成年タレントへの性加害を正式に認め、謝罪。この日以降、ジャニーズタレントをCM起用していた企業が次々と契約解除などを発表している。

「今後はCMに限らず、テレビ番組などにも影響が出てくるとみられている中、『サンスポ』が『ザ少年倶楽部』について、打ち切り危機を報道。同番組はジャニーズJr.がメインで出演していますが、存続させるか否か、局内で協議されているとのことです」(同)

ジャニー氏が力を入れていた『ザ少年俱楽部』

 ジャニーズタレントが多数出演する番組はほかにも放送されているが、『ザ少年倶楽部』はジャニーズJr.の育成色が強い特徴を持つ。始まりは1993年開始の『アイドルオンステージ』という番組で、その後『ミュージック・ジャンプ』に改題、2000年から『ザ少年倶楽部』となった。

「生前のジャニー氏は、ジャニーズJr.の舞台、アイドル誌と並び、この30年続くJr.番組枠にかなり力を入れており、一部業界内では『ジャニー氏が好き勝手やっている番組』といわれていました。ジャニー氏の差配で、それまで無名だったJr.がいい位置で踊れるようになったり、マイクを持たせてもらったりといったことがあったんです。その背景には、性行為を受け入れたJr.に好待遇を用意していた……という疑惑もささやかれていました」(芸能プロ関係者)

 現在、CM消滅などの流れを受け、業界内からも「タレントに罪はないのに」という同情の声が多数出ているが、『ザ少年倶楽部』の打ち切りにはどんな反応が上がっているのだろうか。

「ジャニー氏の性加害の温床となっていた可能性が強いだけに、業界関係者の間では打ち切りに反対する意見はほぼなく、むしろ『当然』と見る向きも。一方、ジャニーズJr.のファンからすると、まだ世に出ていないアイドルが出演できる貴重な番組としてありがたがられているため、かなり複雑な思いでしょう。NHK内部でも意見は割れているというものの、基本的に上層部は“ジャニーズタレントの出演は一旦すべてストップ”という意向のようです。そういう状況ですから、今年は『NHK紅白歌合戦』でもジャニーズの出場枠が激減するとみられています」(同)

 『紅白』の出場者発表にも注目が集まりそうだが、まずは『ザ少年倶楽部』の継続可否の決定が優先事項となるだろう。



サイゾーウーマン編集部

サイゾーウーマン編集部

芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

Twitter:@CyzowomanC

Instagram:@cyzowoman

オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン]

最終更新:2023/09/22 12:00

タレント112人の最新動向、CM契約社数、退所者一覧など随時更新

本当にジャニーさん、なんてことをしてくれたんだよ……
アクセスランキング