サイゾーウーマン芸能テレビ『VIVANT』がここまでヒットした背景 芸能 ここまでヒットするとは 『VIVANT』がここまで注目された背景と、堺雅人の“ヒットの法則”を関係者が考察 2023/09/20 17:36 村上春虎(ライター) 芸能ウラ情報 新たな代表作が生まれた堺雅人(C)サイゾーウーマン 9月17日に最終回を迎えた日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。9話までの平均個人視聴率は8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、最終回も12.9%(世帯19.6%)と有終の美を飾った。 最終回が終わったばかりだが、すでに続編が決まっているとの情報もあり、注目を集める同作。 「15日放送の『ひるおび!』(同)に出演した主演の堺雅人は『(伏線を回収)しきる』と断言しつつも、『しきるけど……余韻というのかな。終わらない感じもするんですよ。序章だったのかもっていうくらい……』と、含みを持たせた言い方をしていました。実際に一部週刊誌によると、2年後の2025年7月期に続編の放送が早くも内定しているといいます」(芸能ライター) 『VIVANT』ヒットの秘密は「大スペクタクルドラマへの渇望」か 放送開始前から注目作だった『VIVANT』だが、ここまでヒットした背景には何があったのだろうか。 「1話1億円という莫大な制作費をつぎ込んだ壮大なスケールのドラマに、視聴者が圧倒されたのが1つ。しかもモンゴルの大草原を舞台にした“抜け”の良さが心地よく、毎週、映画を見ているような感覚になりました。また、乃木(堺)が誤送金事件の損失130億円を回収するため、バルカ共和国へ渡り紆余曲折を経て、広大な砂漠を、薫(二階堂ふみ)、野崎(阿部寛)と共に進む姿は、経典を求めて遠く天竺(インド)を目指して旅する往年の人気ドラマ『西遊記』(日本テレビ系)を彷彿とさせた。堺が孫悟空、二階堂が三蔵法師、阿部が沙悟浄といったところでしょう」(テレビ業界関係者) また、コロナ禍を抜けて人々の関心が再び海外へ向き始めたことで、「世界を股にかける大スペクタクルドラマへの渇望も、潜在的にあったのだろう」(同)とのこと。 さらに、キーとなったのはやはり堺の存在だという。 「堺がこれまで演じてきた作品でいうと、必ずしも『良い人』ではないことが“ヒットの法則”になっています。『半沢直樹』(TBS系)シリーズも、主人公の半沢は『オレは基本的に性善説だ。相手が善意であり、好意を見せるのであれば、誠心誠意それにこたえる。だが、やられたらやり返す』と、時には非情な手段も厭わない、ある種、ダークヒーローなわけです」(同) また、『リーガルハイ』(フジテレビ系)シリーズでは、訴訟で一度も負けたことがない弁護士・古美門研介を演じたが、彼は「金さえ払えばわたしが無罪にしてあげよう」と言っているように、金のためなら手段を選ばない人間だった。 「今回の乃木も、真の目的を遂行するためには、幼い頃に生き別れた父に、銃口を向けて引き金を引ける。堺は、あの天真爛漫な笑顔とは裏腹に、屈折した役柄がよく似合います」(同) さらに『VIVANT』は、表向き愛憎渦巻く親子の断絶と再生だが、ぞの実、父と子の“愛の物語”といった、これまでの堺の作品にはなかった要素も含まれており、その点も視聴者を魅了したようだ。続編の正式発表を心待ちにしたい。 嵐・二宮和也、「どうせ誰も聞いてない」『VIVANT』最終回と裏被りラジオで悪ノリ 嵐の二宮和也がパーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)。9月17日放送回は、リスナーに「聞かれていない」と自虐する一幕があった。 ...サイゾーウーマン2023.09.20 2023年夏ドラマ“脱落率”ランキング! 『この素晴らしき世界』は4割減、『VIVANT』は唯一アップ 話題沸騰の7月期連続ドラマ。今期は堺雅人主演の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)が、視聴率面でトップを独走中だが、一方で右肩下がりという作品もチラホラ。 気...サイゾーウーマン2023.08.15 堺雅人、『VIVANT』好調! TBSに「生涯頭が上がらない」と言われるワケ TBS系「日曜劇場」枠で堺雅人が主演中の連続ドラマ『VIVANT』が、7月30日に第3話を迎え、世帯平均視聴率13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を...サイゾーウーマン2023.08.01 村上春虎(ライター) 1976年生まれ。バラエティ番組や情報番組などテレビ番組の制作に携わる傍ら、現場で見聞きした情報やリサーチしたネタをネット記事で放出する。 最終更新:2023/09/20 17:38 ドラムのファンが続出している模様 関連記事 嵐・二宮和也、「どうせ誰も聞いてない」『VIVANT』最終回と裏被りラジオで悪ノリ嵐・二宮和也、『VIVANT』に「キャリアをすべてぶつけてます」――“激ストイック”な撮影秘話を告白【2023年夏ドラマ12作品】視聴率・情報まとめーVIVANT・ハヤブサ消防団・シッコウ!!など嵐・二宮和也、『VIVANT』滞在のモンゴルで「あれは驚いたな」! 夜9時に感じた日本との違いとは?『VIVANT』で「黄色の意味」めぐる考察続出! 『最高の教師』は芦田愛菜を悲しむ声集まる 次の記事 なにわ・西畑に大西もガッカリ >